表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/41

模擬戦

このたびは『クラス召喚されたけど、俺だけ性別変わってんだが』を読んでいただき、誠にありがとうございます。

さて、いきなりですがこの物語の≪ステータス≫についての設定を変更いたします。

理由ですが、アルファベット表記ですとレベルアップの際にどれだけ強くなったか作者が分かりにくかったからです。

これからはステータスの、筋力・器用さ・素早さ、を数字で表記したいと思います。

作者が分かりにくかったからという、何とも間抜けな理由にあきれた方もいらっしゃるかと思いますが、どうかこれからも『クラス召喚されたけど、俺だけ性別変わってんだが』と『作者まひるな』をよろしくお願いします。

訓練初日から2ヶ月たった。


 初日の後、俺は光魔法を覚えていたので、本格的にヒーラーとして訓練を始めた。


 今のステータスはこんな感じだ。

______________________________________


name.真宙・逢沢 (あいざわまひろ)

 種族 人族


 Level.26

 HP 620/620

 MP 790/790

 状態異常・なし

 

 天職.聖女


 筋力  32

 器用さ 60

 素早さ 41


 賢さ  B

 運   B+


 パッシブスキル

  経験値UP・聖なる光


 アクティブスキル

  光魔法Lv.5・空間魔法Lv.2・念動魔法Lv.3・魔力操作Lv.3・身体強化Lv.2New


 称号

  勇者・聖女

______________________________________


 光魔法は、訓練中にでたけが人を治療していたらLv.1からLv.5まであがった。

 光魔法の詳細は、こんな感じ。


 光魔法

  Lv.1 ヒール/HPを30回復[MP消費10]

  Lv.2 ヒーリング/一分間の間毎秒HPを5回復[MP消費30]

     リフレッシュ/状態異常の一つを解除する(自身の光魔法と同レベルまでの状態異常までしか解除できない)[[MP消費50]

Lv.3 ハイヒール/HPを100回復[MP消費40]

Lv.4 ハイヒーリング/一分間の間毎秒HPを15回復[MP消費60]

Lv.5 グレートヒール/HPを200回復[MP消費70]


 空間魔法は、毎月もらえる給料や衣類などを亜空間倉庫から出し入れしていたらLv.1からLv.2にあがった。

 念動魔法は、暇な時に風を起こして遊んでいたら上がってた。

 念動魔法の範囲については、レベルが一つ上がるたび、半径が1m広がるようだ。

 魔力操作については、どうやら魔法を使っていくと少しずつ上がっていくようだ。

 身体強化は広に教えてもらった。身体強化も一応、魔法のようで魔力操作がないと使えない。

 身体強化の詳細は、こんな感じ。


 身体強化(魔法)

  Lv.1 筋力と素早さが1.1倍になる

  Lv.2 筋力と素早さが1.2倍になる

  一秒にMP1消費する


 これを見る感じ、最終的には2倍になるだろう。


 そして今日から、本格的に戦闘訓練が始まる。といっても、外で魔物と戦うわけではなく二人でペアを組んで、ペア同士で模擬戦をやるのだ。

 この訓練の目的は、様々なタイプの相手と戦い戦闘慣れするのと、二人組で戦う事で、仲間がいる事と複数の相手との戦闘になれるのがある。


 朝。


 「今日から模擬戦だな」


 広が話しかけてくる。


 「そうだな~」


 あれから広も強くなっている。広のステータスはこんな感じ

______________________________________


name.広・大石おおいしひろ親友

 種族 人族


 Level.26

 HP 900/900

 MP 510/510

 状態異常・なし

 

 天職.剣士


 筋力  65

 器用さ 32

 素早さ 36


 賢さ  B

 運   B


 パッシブスキル

  経験値UP・剣士の構え


 アクティブスキル

  片手剣技Lv.3・両手剣技Lv.4・直感Lv.3・魔力操作Lv.1・身体強化Lv.4


 称号

  勇者

______________________________________


 片手剣技と両手剣技がどちらも上がっているのは、片手半剣を使っているからだ。

 片手半剣は片手でも両手でも使える剣で、バスタードソードとも言われる。ちなみに、バスタードソードのバスタードは「雑種」または「私生児」という意味で、よく似た発音の「破壊者」と思っている人もいるようだが、それは誤りである。


 「基本的な動きはどうする?」


 「広が突撃して俺がヒールかな?」


 「単純だけど、やっぱそれが一番安定するよな~」


 「だよなぁー。・・・いや、面白いこと思いついたぞ!」


 「面白いこと?」


 「あぁ、まず・・・・・・


 そして、訓練所。


 「では、これより二対二の模擬戦を始める」


 エオルンドさんが話始める。


 「戦う相手は自分たちで決めていい。相手が決まったら俺の所に来い、決まった奴から模擬戦開始だ。順番待ちの奴は誰かの模擬戦を見学してもいいぞ」


 自分たちで決めていいのか・・・周りも悩んでるようだ。


 「二人ともおはよう」「おはよー♪」


 後ろから声をかけられる。

 安田さんと井村さんだ。


 「あぁ、おはよう」「おはよう、二人とも」


 俺と広もそれに答える。


 「二人はもう模擬戦の相手きまった?」


 井村さんが聞いてくる。


 「いや、まだだよ」


 俺がこたえる。


 「だったらあたしたちと模擬戦しない?」


 「え?二人と?」


 広が声をだす。


 「うん。どうかな?」


 安田さんが聞いてくる。


 「あぁ~俺はいいと思うが、真宙はどうだ?」


 「いいと思うよ」


 俺がそう言うと、


 「やったー♪じゃあ決まりだね♪」


 と、井村さんが言ってエオルンドさんの所にいってしまった。

 そして・・・


 「それでは、模擬戦を始める。両者、準備はいいか?」


 エオルンドさんが聞いてくる。

 どうやら俺たちが、最初だったようですぐに始める事になった。

 周りには、見学しているものが大勢いる。


 俺と広、安田さんと井村さんはそれぞれ頷き、合図を待つ。

 朝の作戦がうまくいけばいいのだが・・


 「それでは・・・始め!!」


 合図と共に安田さんが突っ込んでくる。後ろでは、井村さんが詠唱を始めている。


 それと同時に身体強化を使い、広と俺が”二人で”突っ込む。


 「え?」


 それを見た安田さんが驚く。


 そんな安田さんを無視して広は井村さんに突撃する。

 俺は困惑して動きが鈍っている安田さんに向かって、”制御できるようになった”衝撃波を至近距離で放つ。


 直撃した安田さんは気絶してしまったようで、その場に倒れる。


 前衛を失った井村さんが広を相手に何かできるわけもなく、広に剣を突き付けられてそのまま両手をあげて降参のポーズをとる。


 「そこまで!!」


 エオルンドさんから声がかかる。


 俺は、気絶した安田さんにグレートヒールをかける。

 安田さんが目を覚ました。


 「あ~あぁ、負けちゃったか~」


 そう言いながら安田さんは起き上がろうとする。

 俺は「お疲れ様」と声をかけながら手を貸す。


 「勝てると思ったんだけどな~。まさか真宙くんまで前に出てくるなんて」


 「まぁ、最初の試合にしか使えない作戦だけどね」


 「それにあの衝撃波って魔法なの?詠唱してなかったと思うけど」


 「あれも魔法だよ。詠唱いらないから使い勝手がすごくいいんだよね」


 そこで、広も合流してくる。


 「いや~、うまくいったな!」


 「アハハ、そうだね。でももう、使えないけどね」


 「おーーい、お前たち。いつまでも喋ってないで場所を開けろ~」


 エオルンドさんに注意されてしまったので場所を開ける。


 すると、吉田が話しかけてきた。


 「なあなあ、次俺たちとやんないか?」


 「ん?お前と?お前は誰と組んでるんだ?」


 俺は聞いてみる。


 「あぁ俺、今遠藤と組んでるんだ。ほら、いまこっちに歩いてきてる」


 まさかの遠藤えんどうか。

 遠藤、名前は大輝だいき

 いつも定期テストで一位を取っている真面目くん。眼鏡をかけている。

 いつもうるさい吉田とは真逆の性格のやつである。


 「二人とも戦士系なんだな」


 広が言った。


 「おう!俺が剣と盾で遠藤が槍だ」


 「吉田はいいとしても遠藤はいいのか?」


 広が遠藤に聞いている。


 「はい。二人で決めたことなので。僕からもお願いします」


 二人とも近接なのか。

 これ絶対どっちかが広を抑えて片方が俺んとこ来るだろ。まぁ、やってみるか。


 「いいんじゃないか、広」


 広に声をかける。


 「大丈夫なのか?」


 「あぁ、別に負けても何かあるわけじゃないんだし、いい経験になるだろ」


 「ん~、そうか。じゃ、やるかぁ」


 「おっ、まじで!?じゃあ俺、模擬戦申請してくるわ!」


 といって、走って行ってしまった。


 結局、順番が来るまで結構かかった。


 「それでは、模擬戦を始める。両者、準備はいいか?」


 皆が頷く。


 「よし・・・始め!!」


 エオルンドさんの合図で一斉に動き出す。


 吉田が迷いなく広に突っ込み、


 「遠藤いけーー!!」


 「任された!」


 といって遠藤が俺の方に突っ込んでくる。

 俺はそんな遠藤に対して”無詠唱で火炎魔法を乱射する”。


 「「え?」」


 「は?」


 これに対して前にいた広と吉田、こちらに来ていた遠藤が驚きのあまり声をあげる。


 仕組みは簡単だ。


 これには、亜空間倉庫を使っている。

 そもそも亜空間倉庫には、空気や水をそのままなどの”個数として数えられないものは入らない”。

 だが、水は容器に入れれば入れることができる。つまり、一つ、二つと数えられるものなら”そのままの状態で”なんでも入る。

 だから、放射型は入れることができないが単発型の魔法限定で入れることができる。


 俺は亜空間倉庫の中にかなりの数の魔法をストックしている。

 どうやってストックしたかというと、メアリーさんに「私に魔法を当てる事が出来たら一つなんでも言うことを聞きましょう。ですが、私が勝ったら一つなんでも言うことを聞いてください。この勝負、受けてくれますか?」と言ったのだ。


 メアリーさんがこの勝負に受けるかは賭けだったが、快く引き受けてくれた。

 勝負をした場所は魔法使い用の訓練場。あくまで城の敷地内なので大規模な魔法は撃てない。

 なので、必然的に単発系の魔法を撃ってくる。

 後は、亜空間倉庫を展開して飛んでくる魔法をキャッチするだけ。


 結局、その勝負はメアリーさんが魔力切れになるまで続いた。

 負けるとは思っていなかったのか、何をお願いされるのかと絶望した顔でこちらを見ていたが、そんなものは無視してこう言った。


 「明日もまた、勝負を受けてください」と、


 そのまま、「もうやりたくない!お願いだから別のにして!」と泣きそうな顔をしながら懇願こんがんしてくるまで続いた。


 ちなみに別のお願いは、お金をもらった。

 お金は、白金貨、大金貨、金貨、大銀貨、銀貨、大銅貨、銅貨、である。

 今回は、上から二番目の大金貨を四枚もらった。


 「今月のおこずかいが・・・」

 とか、涙目になっていたが仮にも魔法師団長だから金はあるだろう。


 まぁ、そんなこんなあって、数えるのがめんどくさいほどストックがあるのだ。


 場面は戻って、遠藤に魔法を乱射する。


 「くっ、なんだこの数は・・どんな魔力量しているんだ・・・」


 いい感じに勘違いしている。

 だが以外にも、避けたり槍で弾きながらなんとかこらえている。


 というわけで、もう一つ亜空間倉庫を開きそちらからも乱射する。


 「くぅっ、・・・グハ!!」


 さばききれなくなり、魔法が直撃する。

 そのまま連続でくらって、戦闘不能。

 

 まず、一人。


 身体強化を使って広の援護に行く。

 そして、


 「くらえ」


 ギリギリまで近づいて、吉田の足元に突風を起こす。


 「うわ!!」


 「せや!!」


 バランスを崩した吉田に広が一撃をいれる。


 「そこまで!!」


 エオルンドから声がかかり、模擬戦は終わった。

ちょっと長くなったかも知れません。

感想、評価、お待ちしてます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ