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到着

思ったよりも遅くなってしまった・・・(´・ω・`)

 「はぁ・・・」


 思わずため息が出る。


 現在、移動三日目。

 今のところ、強い魔物などには遭遇していない。が、とても地面がぬかるんでいる。

 おそらく、雨が通り過ぎた後だったのだろう。

 靴の裏に泥が付いて重くなってしまい、余計に歩きにくい。


 「・・・・今度から、馬車に乗ろう」


 広がつぶやく。


 「・・・そうだな」


 馬車に乗らなかったことを後悔しながら広に同意する。


 「この泥道を抜けないと野営もできないね」


 井村さんがそう言った。


 「そうだな・・何としても今夜中に、この泥道を突破しないと」


 広が返事をする。さすがにこんなところで野営はしたくないようだ。

 ・・・当たり前か。


 「せめて泥がないところが見つかればいいんだけど・・・」


 安田さんもつぶやいた。

 泥がない場所があったら、そこで野営の準備をしてしまおう。


 みんなの表情がいつもより暗い。

 精神的にも物理的にも足が重い。


 それからしばらく歩いた。

 日が傾いてきたころ、


 「お?地面が固くなってきてないか?」


 広が声を出す。

 周りを見てみると今まで歩いてきた道よりも草が多くなっている。


 「草が多いから、根っこでぬかるまなかったんじゃないかな?」


 安田さんが返した。


 この辺りの地面は湿ってはいるが、それだけだ。

 野営をするには十分だろう。


 その日は無事に野営をして、朝を迎えた。

 その後も何事もなく、二日後、街についた。


 その日は宿で疲れを癒し、次の日は馬車で移動した。


 馬車で移動してからは早かった。

 馬車は、一人銀貨二枚と場所によっては宿より高いが、歩いて移動するのが馬鹿に思えるほど楽だった。


 そして遂に、ダンジョンがある街”フロート”についた。


 「ようやくついたな」


 広が言った。


 「移動が思ったより大変だったね」


 「ていうか、馬車が楽すぎた」


 井村さんと安田さんも言っている。


 「まぁ、暫くはこの街を拠点にするから、当分移動はしないと思うよ」


 俺はそう言って周りを見渡す。

 王都ほどではないが人が沢山いる。


 俺たちは宿をとり、宿の人に冒険者ギルドの場所を教えてもらってギルドに向かった。


 ギルドでは、移動の最中に狩った魔物の素材を売った。

 結構な数の素材を売ったので受付の人に驚かれたが、その時、ランクがEからDに上がった。


 ついでにダンジョンについて聞いてみたが、どうやら街の中にあるようだ。

 冒険者はランク関係なく入ることが出来るらしい。

 それ以外の人は、この街の領主または国に許可をもらはなければならないらしい。

 許可を貰って入るのは騎士や衛兵などが主だとか。


 予定外のランクアップを果たしたが、お金は手に入ったので買い物に行く。


 防具を買い替えるためである。

 かなりの数の素材を一気に売ったのは、防具を買うためのお金を作るためだったりする。


 ギルドの人におすすめの防具屋を教えてもらったのでそこに行く。


 店に入って見たが誰もいない。

 周りを見た感じだと、武器も防具も扱っているようだ。

 

 広が声を出す。


 「すみませーん。ギルドの紹介できたんですけどー」


 「は~い」


 奥の方から声が聞こえた。

 奥から人が出てくる。


 出てきたのは女性だった。

 小柄な人だ。・・・猫耳が付いているが・・。

 コスプレでもしているのかと思ったが耳が動いているので本物だろう。


 まぁ、あまり見つめるのも失礼なので気にせず話を進めてしまおう。


 俺は店の人に話しかける。


 「Dランクの冒険者が着ていてもおかしくない防具を見繕ってもらいたいんですが」


 「わかりました~。それでは買う人の戦闘スタイルと大まかなサイズを教えてくださ~い」


 それぞれ、自分の好みを言ってそれに合った防具を出してもらった。


 着替える場所があるようなので、そこを借りて順番に着替えた。


 みんな見た目がかなり変わった。


 広は、古い方と比べて金属部分の面積が減った分、質を上げたようだ。

 動きやすさを重視して選んだようだ。


 安田さんは、全てを布防具にしたようだ。

 物理耐性のエンチャントが付いているらしい。

 タイツとまではいかないが、身体に張り付くような作りなので体のラインが少し目立つ。

 これで顔を隠したら完全に暗殺者である。

 この防具を選んだ理由は、動くときの布のこすれる音が極限まで抑えられるからだとか・・・。


 井村さんは安田さんとは逆に、所々に金属がついたローブにしたようだ。

 金属が付いているといっても、お腹や背中、太ももやすねといった部分にだけついているものだ。


 そして俺は、布製のローブと指の動きが阻害されないガントレットと、ハーフグリーブを買った。


 予算ギリギリではあったが、無事に買うことが出来た。


 ちなみに、もともとつけていた防具は売った。

 というか、売らないと買えなかった。それぐらいギリギリだった。


 もういい時間だったので、この日は宿に戻って休むことにした。

 明日はダンジョンだ。

今更ですが、会話がとても読みにくいですね(´・ω・`)

短くってごめんなさいm(__)m

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