プロローグ
ノリで書き始めました。(´・ω・`)
めっちゃ楽しかったです!
説明多いし短いけど、序盤なのとプロローグだからということで
許して下さい。(´・ω・`)
処女作です。下書きもなしに勢いで書いたので誤字 脱字 句読点などのミス
この部分が読みにくいなどの指摘や、こうした方がいいんじゃない?などのアドバイス
随時募集しております。
いつもどおりの朝が始まる。
顔を洗い、髪を整え、朝食食べ、歯を磨き、鏡の前で制服を着ながら細かい身だしなみをチェックして前日のうちに準備しておいた鞄を持って家をでる。
いつもの電車に乗り、いつもの駅で降りて友人を待つ。
「よ!真宙はいつも早いなぁ」
真宙は俺の名前である。
裏表のなさそうな笑みを浮かべた180センチくらいの背丈の男が歩いてくる。
「んなことないよ」
「でもよ、俺がいつ来たって先にいるじゃん?」
「広がいつもギリギリに来てるだけだろ?」
「言うほど程ギリギリでもないと思うぞ?学校には余裕で間に合うしなw」
あいさつ代わりの軽口を言いながら学校に向かって歩き始める。
俺たちは二人とも高校2年生で同じクラスである。広とは小学生のころから一緒で、中学1年の時以外同じクラスである。
まぁ、小学生の時は1クラスしかなかったのでそのせいもあるが。
教室に入って一番後ろの窓際席に座り、その前の席に広が座る。
広は後ろにいる俺の方に向き、一緒によくやるネトゲや趣味のあうラノベの話しをしながらホームルームまでの時間をつぶす。
広は身長も高く、筋肉もそれなりについているのでいかにも運動ができそうな外見をしているが結構なオタクである。俺をオタクに調教した張本人である。そしてイケメン。ファック
誰にでも話しかけられるコミュ力をもち、性格もよくクラス委員長も務めるハイスペックの持ち主。ファック
「なんか凄い睨まれてる気がするんだ。主に真宙の方から」
「気のせいだよ(チッ、感のいいやつめ)」
「んー、そっかー」
もちろん、広に対して本気で何か思うところがあるわけではない。
同年代の中では最も信用しているし、お互いを親友と呼び合うくらいにはなかがいい。
社会人になってもこいつとの関係は大事にしていきたいと真宙も思っている。
真宙は、一度信用したら自分から裏切るようなことは決してしないし、広のように身内とくくった奴にたいしてはとことんあまくなる。だが、基本的に口数が少なく表情もあまり動かない真宙は誤解されやすいため友達ができにくい。
小学生の頃は運動が嫌いでぽっちゃり体形だったため活発な小学生たちの遊びについていくことができず、そんな時に広だけが唯一の遊び相手として付き合ってくれていたおかげで小学生時代を乗り越えたといっても過言ではない。
中学に進学して、広に「テニス部はいろーぜ!」と誘われて「広が言うなら、」とテニスを始め、運動をするようになり中3の頃にはあのぽっちゃりとした肉は無くなり、筋肉がつき始めていた。
その頃から真宙の顔が上の中ぐらいまでランクアップし、段々とモテ始めていた。
真宙は部活を引退したあともその体形を維持するために密かに努力をつづけて、高校に上がるころには広と同じくらいモテるようになっていた。
入学早々、広と真宙は話題となり白王(広)と黒王(真宙)などという異名がつき派閥ができたほどである。
ちなみに広は派閥については知っており、真宙は存在自体知らない。顔はそれなりにいいはずなのになぜモテないんだろう?やはり性格だろうか?などと悩んでいるが本人が気ずいてないだけである。
「なぁ、真宙」
「んー?どうした?」
「なんか光ってないか?足元」
「足元だけじゃなくて教室の床全部光ってるな」
ガラガラッ
「誰だー!!教室でいたずらしてんのはー!!」
入ってきて早々、声を上げた担任の山崎先生と共に青白い光に包まれたのを最後に教室内全員の意識が途絶えた。
ぉ・・・ぃ・ぉ・ぃ・・ぃ
声が聞こえた気がする。
おぉ・・い・・か・・し・・さぃ・・だ・・・じょ・か
段々声が大きく聞こえるようになってきた。
ゆっくりと目を開ける。そこには広がいた。背中が冷たい、どうやら床に倒れていたようだ。
「おぉ、よかった。目が覚めましたか。体調はどうですか?この指何本に見えますか?」
「・・・2本・・」
「よし、大丈夫そうですね、立てますか?」
「あ、あぁ、ていうかどうしたんだ広、お前こそ頭だいじょうぶか?自分の名前わかるか?」
「え?あぁ、俺の名前は大石広、えっと君は?」
「いや君は?って、真宙だよ逢沢真宙。広お前だいじょぶか?」
何だか違和感を感じる。嫌な予感がする。
「真宙ってあの真宙か?」
「あのって、お前の親友の真宙以外どの真宙がいるんだよ」
あぁ、予感が確信に変わった。変わってしまった。
「だって、お前・・体が・・」
頼むよ、やめてくれ、誰か冗談だと言ってくれ、
「体って・・」
現実から目を背けるように、声をしぼる。
だがもう手遅れだ。
あるはずのない”胸”の重み、何年も悩まされてきたクセのある髪が綺麗なストレートになり肩あたりまで伸びてるおまけつき。体に触れてみればまだ一度も使ったことのない股にいるべき”息子”はいない。
「あぁ、まじかよ・・」
俺は、
女になっていた。
山崎先生の名前は智哉です。