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神も悪魔も倒す孤独な魔神の物語  作者: ロクライオン
プロローグ
4/36

001話 始まり~ある男の一日①~

ズドドドドドド


スラスターをふかして『機体』はどんどん上へと上がっていく。


「ぐううう。ちょっときつい」


当然、星の重力を振り切らなければならないので、乗っている男は加速のGを受けている。


とはいえ、スペースシャトルとかでは、3G程度とも言われているので精々その程度だろう。


如何せん、機体のコクピットにはそれが判る計器が無かったため、細かい数値を知ることができなかった。


そして、耐えること数分・・・。



視界の蒼が徐々に黒くなり、オートで動いていた機体の加速も収まっていき、慣性運動に変わろうとしていた。


「ふう。ようやくキツい時間が終わったな。これが宇宙か。映像とかでは観たことあるが、自力で来るとやはり感慨深い部分もあるな」


男は一人でそう呟いた。


「さてと、それで次の目的は・・・」


続けてそうつぶやき、思い出そうとした、まさにその時。


ピカッと視界が光ったと同時に、『機体』がガクッと揺れた。


「うお。何だ?」


状況を確認する暇もなく、『機体』は重力に引かれ落ちていった。


「うあああああぁ」


男は悲鳴をあげると同時に『機体』は体勢を崩し、段々と傾いていった。


そして・・・・。








ドタン。バタン。ガシャン。


なかなかに派手な音をして椅子が倒れた。


「アイテテ。あーくそ。寝落ちした」


その『男』、上坂 章悟(かみさか しょうご)はそう呟いた。


「しかも、変な体勢で寝てて首が痛いし」


どうやら彼は、パイプ椅子のような安い椅子で背にもたれかかって寝ていたらしい。


「はー。後残り五話だったのにな。まぁ帰ってきてから観よっと。んで、今何時だ?」


そう言って彼は、壁にかかった時計を見上げた。時計は8時少し前を指していた。


「フム。ちょっとまずいか。一限まで後一時間しかない。」


更に目線をずらし、その日の講義の内容を確認して「はー」とため息をつきながら、彼は目の前のPCをシャットダウンした。


「しゃーない。ちょっと眠いが単位には変えられないか。出席を取らない奴だったらもう少しゆっくり行けるのだが・・・」


ぶつくさ言いながら着替えた後に、朝飯を冷蔵庫からピックアップしに行った。


そして、しばらくして中から見つけた調理パンと鞄を掴んで彼はアパートの部屋を出て行った。




初投稿かつ思いつきを文章にしてます。

使い方も手探り状態なので状況により消したりするかも知れません。

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