ムカつくアイツ
初投稿です。
百花繚乱と読みます。
文脈がおかしかったり、ストーリーが変だったら教えていただくと嬉しいです!
コメントなどは、励みになります。どんなことでもいいので、していただくととても嬉しいです!
どうか読んでください。
突然ですが、私はとあるブラック会社に勤めるOL•仲野 鈴です。平凡も平凡、顔も普通、性格も聖人君子には程遠い、普通の.......ではありませんでした。
私にはハイスペックな幼なじみがいました。
勉強も運動も優秀で、みんなからの人気も高い幼なじみが!
ですが、そんな幼なじみにはみんなに秘密なことが一つだけありました--
これは平凡な私とハイスペックな幼なじみのちょっと変わったストーリーです。
***
「仲野さ〜ん、悪いんだけど3時からの会議で使う資料を今から作ってもらえない?」
ただいまの時刻2時30分。このふざけた…すばらしいことを言っているのは私のいる課の課長だ。
しかも、ムダにいい笑顔で言っています。
「えっ…今からですか⁉︎」なんて言ってみるが、断ることができず了承してしまった。
こんな時あの幼なじみなら軽くあしらうだろうな。
「羽沢くんも頼むよ〜」
「いえ〜俺じゃ役不足ですよ〜」
そう、あんな風に軽くあしらって…って本人じゃん!
「仲野さん、大丈夫ですか?よかったらお手伝いしますよ?」
訳(は?お前分かってんの?お前がちゃんとしなかったら、俺に被害がくんだよ。)
…今のはムカつきますね。笑顔で言いやがって!
「大丈夫ですよ。羽沢さんのお手を煩わせるほどでは…」
訳(こっちから願い下げですよ!)
…こちらも笑顔で返しましたよ?
***
「ほんっとありえない!何あのエセ王子⁉︎」
「えー、でも羽沢さん紳士的で優しくて、本当の王子様みたいじゃん。」
こんなことを言っているのは、同期同格の仲のいい雪ちゃん。目を輝かせて楽しそうに話しています。
そうです。彼の秘密は、俺様ということです。そんなこと、と思われがちですが、裏表が激しすぎです!
彼は小さい頃から、女子には優しく、男子にはノリがいいみんなの人気ものでした。
ですが!みんなは彼の裏の顔を知らないから王子様とか言えるんです!実際のところ、裏の顔はドSの俺様の最低ヤローです!
「あー!私もあんなイケメンな幼なじみが欲しいよー!」
ああ、またここに一人騙されている人を見つけてしまいました…。
冷のイケメンフィルターに騙されています。
「あのー、雪ちゃん?あれは表の顔だって前から…」
いつものように、小さな声で言ってみましたが…。
あっ、また聞いてません。メンクイもここまできたら病気ですね。