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俺は知った肝試しはドジっ娘で好奇心旺盛の女子と組まない方がいい

作者: 海辺

中学2年の夏の夜、ある森に12人の若者が集まった。

そう今から始まるゲームは恐怖で怯える者もでる悪魔のゲーム。

まぁかっこよく言ったが要するに肝試しである。

8月24日の夜肝試しをやる予定を夏休み前から計画していた。

そしてくじを引き同じ番号の人とペアを組む。

俺の番号は3番。

「おい3番の奴誰だ」

「はーい、あっ黒林君じゃん‼︎よろしくね‼︎」

神よありがとう

俺と組むペアのお方は学校で一番人気女子桜崎愛。ロングヘアーの茶髪、容姿は美少女アイドルで食っていけるんじゃねと思うほど可愛いつまり俺とは無縁。

俺は黒林雪斗、スクールカースト3軍にいる底辺の極みである。

スクールカースト底辺なのになぜリア充がやりそうな肝試しに誘われたというと11人じゃペアが1人余るので暇そうな奴を誘うという事になり、俺が選ばれた。何それ悲しい…

そう考えてるうちに俺らの番がまわってきた。

「行こうか黒林君!」

「お、おう」

この森の奥に神社があるそこでお賽銭を入れ拝んできて帰ってくるというシンプルイズベストである。

ルールを確認してると桜崎さんが

「ねぇ」

「なっ何かな(汗)」

「ライトなんかつかないんだけど…」

「・・・」

忘れてた、桜崎さんはすごくドジっ娘だった。

噂によると貸した物は生きて返ってこないと言う。

先日、俺の友達が桜崎さんに貸した鉛筆はモザイクかけた方がいいんじゃねというような姿でエンピツくんは返ってきたらしい。

「携帯のライトがあるからそれ使うよ」

と俺は携帯を取り出す。

俺の携帯の機種は最近発売されたフォンアイ8。

まぁそんな事はどうでもいい。

「ありがとね‼︎」

桜崎さんからありがとうと言われた。もう思い残す事はない。

そう考えてるとザザッ‼︎鳥が飛ぶで木々が揺れる音がした。アニメとかでよくある奴じゃん。

「きぁ」

と桜崎さんは俺に抱きついてきた。

心臓がドクドクしている。

「大丈夫だよ、ただ鳥が飛んだだけ」

「なんだぁビックリした〜‼︎」

「先に進もう‼︎」

と言い進もうとするとある事に気づく。

「あれっ⁉︎俺の携帯は⁉︎」

「あそこに落ちてるよ」

そう言って桜崎さんは指を指す。

それを見た俺は立ち尽くした。

水たまりに浸かっている。

どうやら俺より先に携帯はあの世に行ってしまった。

あの時抱きついてきて時落としたんだ‼︎抱きついた代償に携帯が壊れる。

最悪だ‼︎ギャルゲーアプリがたくさん入れてたのに‼︎

「あの……ごめんね」

「はは、いいよこんぐらい(泣)」

「本当!ありがとう」

「それより先に進もう」




いろいろあったがやっと神社までついた。

いや〜途中怪我したり財布の中の金がちょっと消えたりしたけど、無事神社までついた。

そして帰ろうとしたその時

「ねぇ黒林君…さっき人見かけたの…ここら辺人通り少ないどころか人っ子一人も見当たらないところなのに…まさか幽霊⁉︎」

「マサカネ…」

「見に行こうよ‼︎」

「ウンソウダネ…」

「ってなんでそんなに固まってんの⁉︎怖いの⁉︎」

「ユウレイナンテイルハズナイ…」

「じゃあ幽霊の後を追おうよ‼︎」

「ハハハソウダネサガシニイコウカ…」

「うん行こう‼︎…ってそっち側じゃない‼︎」

そう言われるがままついて行くと人らしきものが見えてきた。

俺は気絶しかけた

「あの〜」

と桜崎さんが話しかける。

やめてくれそいつにかかわるな‼︎ってまてまてまてなんで腕掴むのすんげぇ心臓ドクドクするんだけど、それ幽霊のせいじゃねぇか‼︎

「いや俺ら脅かし役なんだけど…」

「「ええっ」」

俺と桜崎さんの声が重なった。

「脅かそうと思うと桜崎がトラブルを起こすから脅かそうとしても脅かせなかったんだけどな」

どおりで脅かし役がいないわけだ‼︎

「なっもういいだろ帰ろうぜ」

「いやまだ謎が解決してないよ〜。だって脅かし役と私が見た幽霊の服装が違うし半透明だったし…」

「えっ‼︎」

俺は寒気がした。

「うっうっうぁーーーーーーぎぁーーーーーーーーー☆♪→:7」:××8〆々〜「・÷÷255」〆(×p」

俺は走った。

「おっ黒林遅えなお前ーてお前待てっておい

どうしたんだおい‼︎」

「ぎあああぁぁーーーー☆°:「々〆8×」々÷:々×>\°¥7…\×¥×+÷||「「:×」

気付いたら家についたその後俺は何もかも忘れるように自分のベッドに飛び込んで寝た。

全部夢だ携帯が壊れたこと幽霊のこと金が少しどころか千円単位消えたこととか…

それから俺は肝試しなんて一生行くものか!と心に刻み込んだ。




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