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光said
「行く…か?」
雄太が言う。この中で最年少だが、一番度胸がある。
ガチャ、そこには社長と同世代位の髪の長い、小柄な女の子の姿。
女の子の横には大きなトランクが2つ。さらにボストンバッグが3つある。
帰国子女?
俺ら6人と女の子は互いを見てフリーズする。
「こいつらが今日からお前の仲間だ。」
「仲間?」
「こつらとデビューを目指せ。」
「「「「「「「はぁ?」」」」」」」
俺らと女の子の声が重なった。
「本気?」と女の子が尋ねると
「お前をわざわざハリウッドから呼び戻したんだ。本気に決まっているだろ。」
「だっだぁって、私女よ?」
「jaraps唯一の女性タレントとして売り出す。」
「はぁ?何言って…「彼女にはそれなりのものがあるということですか?」
一が女の子の言葉を遮って社長に聞いた。
「さすが一。そうだよ。美紀歌いなさい。」
「いいきなり言われても…」
「あーこの子は桜川美紀。私の一人娘だ。…美紀、早く」
「わわかったよ。」
というと美紀さん?はスーッと息を吸い込むと歌いだした。
♪Though I have heard that there is not the immortality, I want to believe it.
I spend days loving, and stop time forever.
Do it forever…
Samの「forever」凄い。こんな娘入れて俺ら大丈夫か…?