第一話
空には多くの機体と"何か"が飛び回っている。
"何か"はそんなに多くいるわけでわない。
6体、いや、一体減って5体。
それに対して機体の数は20機。
しかし1体撃墜するために機体はすでに10機減っている。
そしてその一体も偶然が重なったものだ。
戦況は絶望的である。
そしてまた一つの機体が"何か"の標的となった。
「はあ、はあ、はあ、、、、」
「くっ、、、、 くそったれめっ」
操縦桿をきる。
きる
きる
きる
きる
きる
しかし、それを振り切ることは叶わない。
「こんな性能差でどうしろっていうんだっ!勝てるわけないだろクソッタレめっ!」
幾ら機体を操作しようとも振り切ることが出来ない。
熟練の操縦士でも偶然に、多くの犠牲をだした上でやっと倒せるような相手である。
更に性能差は相手の方が上。
操縦法が頭に入っているだけ、操縦訓練も終わったばかりの見習いが振り切ることが出来るような相手ではない。
機体側面に"何か"迫る。
「くそっ……………………… 」
また1機 機体の数が減った。
人の死は平等だ。
生き返ることはない。
多くの仲間が死んでいった。
俺もいずれはその仲間入りをするのだろうと思っていた。
恐ろしかった。
戦線にでることは死と同義だ。
戦争は義務だ、逃れられない。
俺は空が好きだった。
だから戦うのなら、空の近くで、と思った。
少しでも生き残れるれる様にと努力した。
とある生物が空から現れた。
いや、降ってきた。
それは大陸のど真ん中に落ちてきた。
始めはみな、隕石が降ってきたのだと思われた。それだけでも大きな騒ぎである。
余波で少しだけ被害も出た。
隕石は一つではなかった。
合計4つ
7つある大陸に落ちてきた。人が住めるのは5つ。
一番大きな大陸に2つ。二番目、三番目の大陸に一つづつ。
それぞれの大陸では文明が発達していた。
軍事力があった。
隕石だと思われていたものは移動し始めた。
”何か"が現れた。
一つの隕石から5体。
はじめは合計20体だった。
初めに"何か"を見つけたのは合衆国とよばれる国だった。衛星に観測された。
"何か"は現れた当初一種類しかいなかった。
このことを知っているものはほとんどいない。しいていえば"何か"が落ちてきた近くに住んでいた者ぐらいだろう。誰一人として生きてはいないだろうが。
"何か"は初め、白い球体だった。