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初めての作品です。

2015年 10月31日 P.M22:00 渋谷ハロウィン


渋谷ハロウィン(渋ハロ)にて大勢の人が集まっている。

大勢の群衆がはしゃいでいる中、3人の若者たちは誰も居ないような空き地でタバコを吸っている。

3人でたわいもない話をしているとあるものを見つけた。


「おい、なんか変な岩あるぞ」


「あ?なんだそれ」


そこには高さ約50cm程でしめ縄が巻いてあり御札が着いている岩があった。


「面白そうだし倒してみようぜ」


「はははっお前呪われるんじゃね!」


若者たちはその岩を倒そうと蹴ったり押したりするが、ビクともしない。


「ふんっ!!」


「ダメだ全然動かねぇ…こんな小さい岩なのになんでだろうな…」


そんなことを言っていると、着いていた御札が剥がれた。

その瞬間岩に亀裂が入り地面が大きく揺れる。


「はっ!?なんだ!いきなり!!」


若者たちが突然の出来事に驚き、狼狽えているとその岩が完全に割れ紫色の煙がで出した。

腰を抜かしているとその煙の中から3人の人が現れ、周りを見渡している。


「は…?なんだお前ら!」


若者がそういうと青い髪の男が目線を若者たちに送り、こう言った。


「久方ぶりに外に出れたと思えば、人間風情がお前呼ばわりか…少々気分が悪い。」


その男には人間とは思えないほどの威圧感があり、鋭い目で若者を睨みつける。


「だが、私たちの封印を解いたことは褒めてやる。褒美にお前らの魂を死霊の魂と融合させる。」


「は、は?死霊…?融合…?ふざけるのもいい加減に…..」


『異能力 〇〇〇〇』


若者たちの胸にブラックホールのような穴があく。


「は!?な、なんだこれ!」


突然の出来事に戸惑い焦り散らしていると、白色の長い髪の女が右手を突き出し、謎の呪文のようなものを唱える。

徐々にその右手には黒のオーラのようなものが巻き付くように集約しオーラは形を変形させうねうねと動く。


「混霊...」


そうつぶやくとうねうねうと動くオーラが若者の胸めがけて入り込んでいった。


「あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝ぁ˝ぁ˝ぁ˝ぁ˝」


若者たちは叫び声をあげ、床に這いつくばり苦しそうにしている。

当然だ、死霊の魂を人間の魂に結び付けるなんて、蟻の体に人間の心臓を入れるようなものだ。

普通体が耐え切れずに死に至る...だが今回はハロウィンによる興奮状態に加え、微量の霊気を持っていたことにより、死霊の魂を融合させることに成功した。


「成功したか」


「次はここら一体の人間に死霊を融合させろ。」


男がそういうと、もう一人の男が無言で地面に手をつき、異能を使う。


『異能力 〇〇〇』


その瞬間渋谷区周辺を飲み込むほどの巨大な魔法陣を出現させた。

この能力により、渋谷区近辺の人間に死霊を融合させ、あっという間に渋谷区周辺を混霊獣で支配した。

だが、一部の人間は融合を拒絶し『生霊混』として、人間のまま異能力を扱えるものとして生き残った。



2040年 10月31日


パチッ


【本日のニュースです。】


ある家でテレビが流れ始めた。


【混霊獣襲撃事件から今日でちょうど25年が経ちました。】


【25年がたった今でも、混霊獣は増え続ける一方で毎日一般人がおびえる状況にあります。】


【混霊獣特別殲滅部隊の人員は減り続ける一方で、混霊獣を殲滅できる見込みは今のところありません...】


パチッ...

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