表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Fake school  作者: 暁凪
1/1

第1章 1話 約束

か__ず。必ず______一緒_卒業__。_______。



か___________ず__。



必ず、__か__________。



______必ず。________2人で卒業___。し_____よう______。



_______________。










生徒の皆が学校へと集まって行く。


ここは暁学園高等部。


俺は去年1年G組だった暁凪(あかつき なぎ)だ。


今日から2年生になった俺だが、去年は陰キャムーブをかましていたせいで特に何も話すことがない。


友達と呼べる人は手で数えられる程しかいないほどの陰キャだ。


おはよー


後ろから聞き馴染みのある声がした。


振り返ると去年同じクラスだった大賀としき(おおが としき)と風磨新他(ふうましんた)だ。


1年の頃はクラスにこの2人しか友達ができず、めちゃくちゃ陰キャだった。


としき、しんた、おはよう。


おはようなぎー


今日クラス替えなのは流石に知ってるよな?笑


俺の事バカにしてんのか?


冗談だってw 俺ら陰キャだしクラス別になったら結構やばいよね__。


そんな他愛もない話をしている間にクラス替え発表の時間へとなった。


この学校は日本政府が特例で作った試練学校という類のものらしい。


自分でも正直よく分からない。


というか、何故自分がこの学校にいるのかすら覚えていない。


自分__。ではなくこの学校の生徒皆この学校になぜ入ったか。という記憶がない。


ただここ1年で学習したことがいくつかある。


まずこの学校は特例ってだけあり普通ではない。


まず学校の敷地から出ることが禁止されている。


禁止__。というより、


直径1000mの特殊な透明ガラスに四方八方塞がれていて出れないのだ。


なんと大砲を100発同時に打っても壊れないそうだ。


そして閉じ込められているだけあり、この学校は生徒用マンションがあり、ショッピングモールがあり、電車があり__と学校の周りは小さな町になっている。


まあよくある学校系漫画の設定みたいなものだ。


しかも他学年は誰もいなく、生徒はこの世代だけだそうだ。学校なのかここはほんとに,,,と思ってしまう。


で、今のは学校の敷地内の話だが、今からこの学校の学習方針の異様さについて話す。


まず学習をし、学問を学ぶことで成績が上がる学校ではないというのが分かった。


1年最初のテスト。皆バラバラの点数だったのに順位が全員同じ1位だった。


この学校は一応授業もありテストもあるがそれは特に成績には何も関係なさそうだ。


点数が何に関係しているのかさっぱり改名されてない。


現在も皆学年順位1位だ。


そしてこの学校は卒業出来る生徒は上位5名のみだそうだ。


何が点数を影響させていて何故こんな学校に入れられているのか。1年過ごしても謎ばかりだった。


__お__い。______お_い__。


おい。


ハッと目を覚ました。


今の内容を頭の中でまとめているうちにクラス替えの結果が発表されていたそうだ。


残念ながら俺もとしきも凪も別クラスだ。


またぼっち生活か_。


と、思い自分のクラス。2年F組の名簿を見ていると。


__鈴木悠(すずき ゆう)


という名前があった。


こいつは俺の幼馴染で幼稚園から同じだ。


しかしどんな幼稚園にいて、どんな小学校に行って、どのようにしてここ来たのかは全く分からない。


まあ昼はいつもの3人で食おうぜ。


そうだね。


新他がそう言うととしきも同意した。


もちろん断る理由もないので俺もうなずいた。


じゃあまた後で!


新他ととしきと別れクラスに入ると、見覚えのある男。鈴木悠が座っていた。


凪じゃん!久しぶり!


悠が元気よく声を上げる。


よお。久しぶりだな。


この学校意味わからなくない?なんでテストとかしてるの。意味ないじゃん。


そもそもなんで俺らがこんな学校にいるんだろうな。


ほんとだよ。まあ1年間よろしくね!


おう。







____これは。暁凪がこの学校の仕組みを考察し、卒業に向けて努力する物語__。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ