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太陽の哀しみ
北の街
朝
ホテルの部屋でテレビを点ける
女優が死んだ
若くして
俺は顔を洗い
帰り支度
チェックアウト
駅前
皆
女優の死を口にする
人生に
太陽の哀しみが
女優の笑顔
懐かしく
俺は切符を買い
改札口を潜り
帰りの特急電車を待つ
人生
車窓
若くして
去る理由
人
孤独
孤立
産まれてきた理由
ただ
生きればいい
そうすると
全てが見える気がして
だけど
ただ
哀しくて
二十歳で逝ったアイツ
俺は
アイツの亡骸には何も言えなかった
家に帰れば
愛し
愛され
人間は
太陽の哀しみに捧ぐ




