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2.こんなパーティーで大丈夫ですかね?

「ぎぇぇぇぇ!」

「おいバカっ!こっちにカムんじゃない!!」

意気揚々とジャイアントバッファローの討伐に乗り出した俺とスラックだったのだが。

予想していたより遥か数倍のデカさの牛との遭遇にビビり散らかし、一目散に逃げたところ、敵対視され、絶賛追いかけ回されてる最中だ。

「ヌッハッハッハ!滑稽な姿だな!バッファローとチェイスしてても何も変わらんぞ?」

「お前は敵なのか味方なのかわからん!それにお前、アークマージだろ?なんか、こう魔法使うとかでさ、俺の事助けろよ!」

「しょうがナッシングだな。よし、では我が魔法をみせてやろう。」

「大地よ唸れ、広大なる地を穿て!〖グレート・メイク・クレイ!〗

スラックがそう唱えると、どこからともなく大量の土が発生し、バッファローは土にうもれてしまった。

「……」

「……」

「どういうことだ」

「そのまんまです。殺傷能力もクソもないけどこれ、一応上級土魔法です。」

いや、使えな。

まあ、埋葬には使えそう。

「はぁーー!?お前ふざけんな!おまえそんな雑魚魔法でどうしろってんだよ!それに俺をバカにしてたり『我が魔法を見せてやろう!』とか言ってたときお前どんな気持ちだったの?サイコパスなんすか?やべえぞこれ!」

「しょうがナッシングだろ!上級魔法習得の日が4月1日だったんだから!土属性魔法が最強だって嘘つかれたんだから!!」

かわいそう

そんなやりとりをしてると埋もれてた牛が土から出てきてこちらに向かってまた走り出してきた!

「どうすんだこれー!!頼りの綱のお前も役にたたんし!」

「大丈夫だ、俺に考えがある。まずは俺が前に出……グエっ?!ドテンッ」

「ス、スラックーーーー!!!俺、お前の分まで強く生きるからー!!」

「勝手にキルすな!!ええい、こうなっては仕方がない!〖ウォーターボール!〗」

割と大きな水の玉に打たれた牛は、対応できず、ひっくり返っていた。

ここしかねぇ!!

「うおおお!いっけええ!!」

俺は転生したときに既に持っていた短剣で牛に斬りかかった。


クエスト達成。


「なんとか討伐出来て良かったな。」

牛を討伐し、帰路についていたときにスラックが言った。

「お前、あんな魔法があるなら最初からあれ打てよな。本気で終わったと思ったんだぞ」

「いやー、中級魔法ではロマンにかけるのでな。」

死んだら元も子もないと思うんだが。

「それにしても、なんで戦闘のときだけあんなわけわからん口調になるんだ?」

ずっと気になっていたことを尋ねてみた。

「うーん。なんとなく?」

よくわかんねえやこいつ

もう今日はさっさと飯食って寝よう。

そう思ってギルドの扉をあけた。

「あー!やっと来たわね!どんだけ待たせんのよ。」

いや、誰?……あっ!この緑色の髪、全体的に悪い顔色、見た事あるぞ。なかなかやばいやつだった気がするんだが

「パーティーメンバー募集の張り紙、見せてもらったわ。」

あー、なるほど。

「あ、メンバーになってくれるんですか?ありがとうございます!」

「私の名前はエルノ。女アンデットよ。職業はグール。よろしくね」

え、アンデットとかもいるの?この世界

「おい、こいつのステータス以上に高いぞ。知能以外はな。グールという職業は高いステータスに、豊富な魔法。アンデット職の中でも最上位に位置するぞ。」

へぇー、そんな強いのか。ならば

「採用!!」


クエスト達成報告して、報酬を貰い、1度帰って次の日の朝。俺たちはギルドで集合していた。

「メンバーは集まったけど、これからどうする?とりあえず……」

「クエストに行きましょう!」

「飯にしよう」

「ナンパしてきていいっすか?」

おうおう、協調性なさすぎやろ、0じゃん。

はあーー、俺本当にこんなパーティーでやっていけっかな。


これからも定期的に更新していくので、是非読んでってください!!

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