表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/13

夢のはなし

街の落下が止まった。


あたりは深い闇に包まれていて

とても静かだった。


聖女の「封印」という言葉を思い出す。

街ごと闇魔法で、どこかに封じこめられたのだろうか。


闇の中では、

空間魔法と光魔法で体を包んでいないと

指先ひとつ動かせなかった。


門に近づき、光魔法で街の外を照らす。

地面がある。

鑑定魔法で罠が無いことを確認して

街の外に出た。


歩きながら、周囲をマップで表示する。

広い。

イクアリティー連邦共和国よりも広そうだ。


マップに、反応があった。

なんだろう。

近づいて光魔法で照らして見る。

巨大な三つ首のオオカミだった。

死んでいるようだ。

でも、腐敗しておらず、今にも動き出しそうな綺麗な死体だった。


マップを調べるが、

生きている生物が見つからない。


空を全速力で飛びながら探し続けた。


その間、

人間、獣人、モンスターの死体は、何体も見つかった。


さらに、マップの範囲を広げて、生き物の反応を探し続けると

異常に大きなサイズだったが、生きているモンスターの反応があった。


反応のあった場所には、

巨大なドラゴンがいた。


眠っているようだ。

寝息が、離れた場所まで聞こえる。


話せないだろうか。

いや。攻撃されるかもしれない。

その時、逃げれるだろうか。


先ほどのことを思い出す。。

聖女を倒すことに固執せず、隠れて門から出ようとすべきだった。

そうしたら、こんな状況にはならなかったはずだ。

もっと慎重に行動するべきだ。


ドラゴンについては、またあとで考えよう。

リサとレティさん、そして街の人達と話すのが先だ。

一旦、そのまま瞬間魔法で街に戻ることにした。


街に戻りながら、今朝見た夢のことを思い出す


あいつらがこの街を襲ったのは

俺が原因だったのだろうか。

でも、なんで街ごと封印したんだろう


夢か。


こんな話を他の人に言っても

笑われるだけのような気がする。


この件は、しばらく誰にも相談しない方がいい気がする


そんなことを考えながら

街の人たちが避難している

異空間スペースに俺も移動した

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ