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光魔法は、勇者にしか使えない

異空間スペースに入ると、

転移させた建物がずらっと並んでいた。


そこを通り過ぎて、

ギルドの建物を置いた場所まで行くと、

たくさんの人が集まっていた。


リサは、集まった子供やお年寄りたちに飲み物を配っていた。

「お疲れ。」

声を掛けると、目を見開いて驚いた顔を見せ、ほっとした表情になった。

(よかった。がっかりした顔とかされなくて。)

そんなことを考えながら、

レティさんに話があるので、案内を頼んだ。


お呼びして来ますと言われ、しばらく待っていると

とリサがレティさんと、いかつい顔をした男を連れてきた。


ステータスを確認する。

職業は「町長」。

種族はやはり見た目通りの「ドワーフ」だった。

お互いに簡単な自己紹介をした後、

ギルドの部屋に案内され、

先ほどあったことを報告した。


俺が「瞬間移動」「異空間スペース」「マップ情報」の他に、

「鑑定」スキルを持っていて、相手のステータスを確認できること。


敵が、聖騎士と聖女だったこと。

そして、

瞬間移動の使い手によって、あっという間に町が囲まれ

聖女の闇魔法によって

町の人たちが眠らさせられ、町からも出れなくなり、

聖女に戦いを挑んだが、とちゅう、聖騎士に阻まれ、

町ごと闇の中に封印されてしまったことを伝えた。


「伝説級の瞬間移動スキルの持ち主が、何人もいるとはな。」


「この町は、種族に関係なく、人族も獣人も魔族もエルフも分け隔てなく生活している。そのことで、人族至上主義の聖キングダム王国の使者から、何度か脅しの文句はもらっていたが。ここまでしてくるとは、想定外だった。」

町長が、大きなため息をつきながらソファーに体を沈めた。


ショックを受けている町長に代わって、

レティさんが、町の状況を教えてくれた。


幸いにも、住民は全員、無事に目を覚ましたそうだ。


住民のほとんどは、

異空間スペースに転送されたタイミングで目が覚め、

外の景色を見て大騒ぎだったらしい。


朝起きて外を見たら

地面も空も壁もすべてが真っ白で、

しかも壁が後ろに下がって建物が出現し続けたら

驚くのも当然だ。


住民には、

漆黒の魔女と思われる相手から襲撃を受けたため、

魔法で作られたこの異空間スペースに

一時的に避難のため連れてきたと伝えたそうだ。


この異空間スペースが、

誰の魔法で作られているかは曖昧にしてくれているらしい。


町長とレティさんから

異空間スペースの外の様子を見せて欲しいと頼まれので

4人で異空間スペースの外に移動した。


すると、

3人が突然動かなくなったので、

あわてて光魔法とバリアを張ってあげた。


俺自身は、魔法をかけっぱなしだったので

忘れていた...


外の様子を見せた結果、

ここでの生活は無理そうなので、

一旦、このまま異空間スペースで

生活することになった。


なので、町の残りの建物も、

異空間スペースに転送するように頼まれた。

3人を異空間スペースのギルドの部屋に戻して

一人、瞬間移動をしながら、

建物をすべて異空間スペースに転移して、

3人が待つ部屋に戻った。


建物を全部移動したことを伝えると

お礼と一緒に、食料について相談された。

水や火は、魔法で何とかなるが

食料が、現在、建物にある分だけだと

1週間、もたないらしい。


町の外に、

モンスターの死体があったことを伝えると

持ってくるようにお願いされたので

モンスターの死体置き場だけ決めてもらった。


「ユウキさんは、勇者なのですか。」

話すことはもうないかなと思っていると

レティさんから不思議な質問をされた。


「いいえ、違います。どうしてですか」

俺は、ジョブを持っていない。


「光魔法は、勇者にしか使えない魔法だと聞いたことがあります。」

聖女は闇魔法を使うのに、勇者は光魔法なのか。

なんだか、ちぐはぐな話だな


「そのお話が間違っているのかもしれませんね。

 俺は女神様からジョブを授かってませんので。」

そのように返事をして、そのまま

町長達と別れて、宿屋の部屋に戻り

いつのまにかそのままベッドで眠ってしまった。


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