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トイレにいってなぜ異世界  作者: ラード
勉強編
1/5

1話 異世界にやってきました!

初投稿です。

表現力や語彙力などまだまだ足りない部分が多いのでこれから頑張っていきたいと思います!


主人公が異世界に飛ばされる前の描写を加筆、その他おかしい表現の修正をしました。

異世界と聞いて君は何を思い浮かべる?

魔法、剣術、ハーレム、チート……

うん、まぁ色々ある。


今俺の目の前には、メイドが呪文を唱えるだけで、この部屋のシャンデリアに火を灯したり、俺の足元には魔法陣があったりと現実とは大きくかけ離れていた。

どうやら俺は異世界にきてしまったようだ。













俺は毎朝6時に起き、8時半から始まる授業に間に合うように登校する。


俺の母は俺が子供の時に自殺。子育ての疲労で鬱になったのが原因らしいが、詳しいことは分からない。俺の父は子育てを面倒臭くなって途中で家を出て行った。まったくどうしようもないやつだ。ということで、俺は今一人暮らしで、祖母祖父の仕送りによってアパートを借りて生活している。


学校に着くと俺は友達と喋る。俺はどちらかというと社交的な方で、顔も自分で言うのは少し躊躇いがあるが、中の上、上の下ぐらいだ。だから友達もそこそこいるほうだ。


「よっ!悠斗!」


「お、亮平じゃん!おはよ!」


「いきなりだけど、昨日の宿題見せてくんね!?」


「おまえ、またやってないのかよー!しかたねぇーな、見せてやるよ、ほら!」


「へへ、ありがとよ!親友!」


そう言って亮平は自分の席に戻って行った。


「あ、悠斗くん!」


こいつは美雪だ。同クラスなだけでそれ以上でもそれ以下でもない。


「美雪どうしたんだよ?」


彼女は俺の席まできて机に手を着き言った。


「昨日のドラマみた!?すごかったよね!?特にあのキスシーン!濃厚すぎてやばかったよ〜」


お、おう、息が荒いぞ美雪…


「なー悠斗!」


男子5人組が俺のとこに来た。


「今度の日曜日にみんなで映画を観にいくんだけどお前も来いよ!みんなお前も一緒がいいって言ってるしさ!」


まぁ日曜日は暇だし


「いいぜ!行ってやるぜ!」


こんな感じで俺は皆に好かれている方なのだと思う。でも誰にでも好かれているわけでもない。


「おやおや、悠斗くんじゃないか!、親も居なくて大変そうだね?しかも金を祖母、祖父からもらっているらしいじゃないか!

まったくだらしない お前みたいに寄生して金だけを吸い取る奴は死んだ方がマシなんじゃないかい? だよね、みんな?」


「「そーよそーよ!」」


今俺を罵ったのは、鬼山龍成と言う奴だ。髪は黒色で少し長め。鼻筋が通っていて、目が切れ長。要するに正統派イケメンというやつ。そしてこいつの周りには何時も取り巻きの女子がいる。

ちなみに、こいつの親は大企業の社長で、かつて俺の両親もこの企業に就いていた。

まぁ俺はこいつに何言われようとどうこうしないんだがな。

ただ、小、中、高とずっと同じで何かと突っかかってる。運動神経も学力も似たり寄ったりだから勝手にライバル視しているんだろう。


俺はうるさい奴らを無視し授業を適当に聞いて学校での一日を終える。


夜になり宿題を終えた俺は不意にトイレに行きたくなった。

まぁ、恐らく下痢だろうと。俺はそう思いながらトイレに向かった。


「ふースッキリした!」


案の定、下痢だった。

トイレペーパーで尻を吹き、便を流している時に…


「ぐっっなんだ!?」


周りの風景が歪み始めた。

そして俺が気がついた時には異世界にいたのだ。










ということで今、俺は異世界にいる。

俺は召喚された時に仰向けに倒れてしまっていたようだ。俺は立ち上がって周りを見た。


王の間だろうか。俺の20m先ぐらいに王様?だと思う人物がイスに座っている。また部屋の横も5mほどありかなり広い。

壁は全体的に白で統一されていて、下にはレッドカーペットが王のいるところまで敷かれている。この部屋の明かりはシャンデリアのロウソクに灯されている火なので、少し幻想的だ。



そもそもだ、異世界に来る時って死んで転生したり、魔法陣で召喚されたりするはずだよね?

俺のあっちでの記憶だと大便し終わったら急にめまいがきて世界が変わったんだけど、どういうことだ!

まぁここは色々聞いてみるしかないな!

こんな時にコミュ症じゃなくてラッキーだわ!



「勇者よ」



ん?今、王様、何て言った?

聞き間違いかなー?

というか聞き間違いであってくれ!


「あのー、今何とぉ……」



まじ、こんな時に備えて敬語の勉強しておくべきだった!

つか、こんな時って誰が異世界に召喚されたことを想定するんだよ。

普通しないわな!



「勇者よ!」



あ、聞き間違いじゃないのね。残念。

どうやら俺が勇者らしい。


「はい、何でしょう?」


今は流れに任せるか…


「そうだな、ごほん、まずはズボンを履いたらどうだ?」


は?

一瞬の静寂。

俺は気づいた。自分のパオ〜んが出ていることに。

慌てて俺はズボンを上げて言ってやった。



「いや、おい、異世界に召喚するってのもタイミングがあるだろ!?それも大便してた時って、ありえんだろ!?、あと少し早かったら、拭かずに来てるとこだったんだぞ!?

言っておくが俺のアレはすんげぇー臭ぇーから覚悟しておけよ!」



やべ、敬語、完全に忘れてた。



「そ、それはすまんことをした…これからは善処しよう…」


「おう!よろしく頼むぜ!」



まっ言葉使いはこのままでいっか!

細かいこと気にしてたら生きていけないしね。


「よし、本題に入ろう!お主は、魔王からこの人間界を救うために我が娘、イスカによって召喚されたのだ!」


「俺が勇者として、呼ばれたのは分かった でもなんで俺なんだ?他のやつでもよかったんじゃないか?」


「ふむ、そのことじゃが、こちらに勇者として呼ばれる条件というものがあっての、'大切な人がいないこと' 'あっちの世界に絶望していること' '勇者としての身体ができていること'この3つじゃな。無理やり呼ぶこともできるのじゃが勇者として召喚される者のことも考え、しないようにしておる。お主がどうして召喚されたのかということについてじゃが、条件を満たしたということもあるんじゃが、たまたまお主の所に転送魔法な繋がったというのもある。要はたまたま条件を満たしたお主が呼ばれたわけじゃな」


なるほどな、たまたまって少し可笑しい気がするな。まぁ俺はあっちの世界に絶望していたわけじゃないけど、死んだように適当に過ごしてきたから召喚された方が案外いいかもしれない。


「そういうことじゃ、ではまず儂の名前はゴンザレス アルフテットじゃ。ついでに我が娘も紹介しよう」


そう言われて王様の隣にいた女がお辞儀をした。よく見ると顔が少し赤い。


そうか、そうか!俺のパオ〜んはそんなにすごかったんだな!

いや、ごめん!


「私はイスカ アルフテットです。どうぞお見知り置きを」


「お、おう…」


俺は瞬きを忘れた。

う、美しい…

この言葉以外、彼女を言い表すことができなぬ…

碧眼でぱっちりした目、柔らかそうな唇、光を反射して輝いている金色の髪。身長は160ぐらいだ。

そして、恐らくDの胸!


うーんこの、たまらん!


「そして儂の右にいるのがメイドのマリン、そして左が執事のジャックじゃ。」


「「よろしくお願いします。勇者様(殿)」」


執事の方は真白に染まった白髪をオールバックにしている。顔はシワが入っていて年齢を感じさせるが目に強い意志が宿っているようで、俺は少し緊張した。

メイドの方は茶色の髪をツインテールにしている。顔は童顔で執事よりかなり若く見える。

下手したら俺より若いんじゃないか?

これが俺の率直な感想だ。


「そして今、お主の後ろにいるのが城内警備隊長ゴルドじゃ」


「勇者殿、よろしく頼もう!」


簡単に言おう。

筋肉の塊だ、この人は。

髪も短髪だし、うちの野球部を思い出すなー!


「あと、イスカの隣にいるのが、儂の側近ミゾルテンじゃ」


「よろしくのぅ、勇者殿?」


小太りで背が低くチンチクリンだ。

また、首と顔との境がなくて、これがまた可笑しい。


「これで儂の城の者は皆説明したかのぅ?」


俺の後ろのドアがいきなり開く音がした。


「おー、リーヤもこっちに来てあいさつしなさい!」


王様の元に駆け寄っていき


「リーヤ アルフテット、9さいです、ゆーしゃさま、よろしくね!」


「!?!?!?」


きゅ、9歳だと…

俺は空いた口が塞がらなかった。

だってこの年齢にしてCカップぐらいあるのだもの。

それにさ、さすがイスカさんの妹だけあるよ! 髪は金髪にすごく可愛い顔をしてるしね!

白いワンピースもグッジョブ!


俺はもう一度リーヤを舐め回すようにみた。

ごほん、舐め回すとは少し言い方が悪いかな。じっくり見た、の方がいいよね!


頭、胸、足、頭、胸、足、頭、胸、足…


ビュー


どこからか風が吹いて……


頭、胸、足、頭、胸、… 足


「はっ履いてない、だと!?」


そう、この幼女履いてないのだ。

俺は慌てて目を手で塞いだ。


クッ、やばい、手が勝手に目から離れようとしやがる……

や、やめるんだ!

やめろ!

やめてくれ!


「うわぁぁぁーーーーーーーーーーーーーー ぶしゃーっ」


私、山下悠斗17歳、今日、幼女の未知の穴を見ました。



正直とても良かったですっ!キリッ




鼻から出た赤い液体と共に俺は気絶した。

こっちの世界にくる前から俺は童貞、それも一回も彼女ができたことがない、ハイスペック童貞だ。

いきなりあんなもの見たらそうなるわ!



こうして俺の異世界生活の一日目が終わった。













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