止まらないで心臓
掲載日:2026/10/22
あの人に会うまで この心臓よ止まらないで
真っ暗な夜、車の中で嵐を飲んだ
まだ、こんなにも激しく雨は降る
助けてと口から吐き出していた
先が見えない夜 弾かれた雨を見ている
流れた涙に光をみているみたいね
星ってそうなの?
きっとどこまでもなにも届かないままだとしても
全てを許しているからただ歌うだけを許されたい
あの涙に照らされながら 眠り
上を向いて歩いてゆきたい
何光年の時が流れてゆくだろう
時間や温度差で光だって重力で歪みながら
わたしの目に届くのだから
あの人に会うまで この心臓よ止まらないで
苦しいと泣かないで
涙を星に変えて
流れてゆく あなたへ手を延ばしていた頃のように
もゆる もゆる 紅い星
追い掛けて 追い掛けて
振り向くあなたの声
応えることが出来ないほど壊れかけている
浮いては沈み込み また浮き上がり
いま、わたし 確かに回って
あなたへと手を延ばして
隣り合えるほんのひととき笑う為の夢をみていた
きっともう 目には見えない 流星だとしても




