第3話 AIくんは日本語が苦手
AI小説は使えないと私が判断する理由はまだまだありますよ!
早速続けて理由2つ目、
・AIくんは日本語が苦手
これも資料を通して見てみましょう。
第2話であげた100%完全版AI小説のプロローグ部分、こちらのルビ振り版をご覧ください。
ルビを振らせるにあたって私が出した指示は、
・漢字部分にのみ《ルビ》形式でルビを振って(例:好)。
この指示に従ってAIがルビを振った結果が以下の通りです。
読みやすくするため改行した以外、私は一切の修正をしていません。
そのことを踏まえてご確認ください。
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【以下、100%AI執筆ルビあり版】
あたしが告白されたのは今日だけで、五人目。
屋上で「ずっと前から好きでした!」って言われて、リボン握られて……え、古っ。
而且正座してたし。令和よ?そろそろそういうのやめようって思わん?
もちろん断ったけどね。「ごめん、タイプじゃないの」って微笑みつつ、ちゃんと傷つけないように。そういうとこは大事よ。
で、階段を下りながらスマホ開いて、裏垢の通知見て、インスタ用の自撮り確認して……ま、いつも通りあたしは可愛い。
でも、なんかモヤつくの。
みんなが“いい女”扱してくれるのに、本命は現れない感じ?
だってさ。あたし、“晴鏡”したんだよ?
晴れた日の夜0時、合わせ鏡で未来の最強のあたしを見るっていうおまじない。而且伴侶まで映るって話じゃん。
でも――その夜、いきなり通り雨が来て、雨鏡になっちゃった。最悪。
それで……見ちゃったんだよね、最悪の未来のあたしと“運命の回避相手”。そこにいたのが――
武藤清彦。
あたしの高校生活の中で一番“地味”で“意味不明”な存在。口数少ないし、どこ見てんのかよくわかんないし。顔はそこそこ整ってるけど、無言でやたら空気読んでくるとこがムリ。
そいつが雨鏡に映ってたの。あたしの“未来回避の鍵”ってことらしいけど……はあ?どゆこと?
てことで、今日の放課後、あたしは武藤に声かける。
「武藤ぉ~、ちょっと良い?」
階段下で立ってる背中に声かけたら、無言で振り返ってきた。いつも通り、感情の読めない目。ふわっとした空気だけまとってて、本人の意思とか全然わからん。
でも、あたしは負けない。
「ねえ、帰り一緒にしてくんない?」
「ああ……別に」
この男、ツッコミなし。無言のまま並んで歩きだす。
駅までの道を並んで歩きながら、あたしはマシンガントークする。もちろん、“あたしがいかにモテるか”って話。
「今日ね、五人に告白されちゃった。すごくない?」
「……そう」
「而且全員イケメン。バスケ部のエースに、文化祭でバンドしてた先輩、あとは生徒会の書記!」
「へえ」
……感情なっっっっ!!
でも話し続ける。あたしがどれだけ選ばれてるか、どれだけ求められてるか、ちゃんと伝えなきゃ。
だって、“あたしの価値”を証明するのって大事じゃん?
駅の改札前で立ち止まりながら、あたしは胸張って言う。
「だからさ――」
「?」
「武藤はあたしと付き合うべきだよ。ほら、未来の鏡にだって映ってたし? だいたい、あんたみたいな地味男、あたしみたいな女と付き合えるなんて超ラッキーじゃん」
……完璧。これがあたし流の告白。上からって言われても良い。だって、あたしは努力してここに立ってるんだから。
なのに――
「あ、俺こっちだから」
え、は?
え、ちょっと待って?今、何?なにそれ??
武藤は反対方向の階段をふらっと指差して、そのままスタスタ歩き出した。
雑すぎない?今あたし、告白したんだけど!鏡の儀式とか運命とか未来とか、なんかいろいろ絡んでるシーンなんだけど!?!?
「……はあ~~~~~~っ!?!?」
思わず叫んだ。階段に響くくらい。
振り返りもせず歩いてく背中に、あたしはギリギリまで叫びそうになるのをこらえて――でも、無理だった。
「ぜ~~~~ったいに堕としてやるんだからーーーっ!!!」
周囲がびっくりして振り返るのとか、どうでも良い。
あいつ、雨鏡に映ったでしょ? だったら、あたしの最悪未来はあいつが握ってる。じゃあ、攻略するしかないじゃん!
いつか絶対に「ごめんなさい琴乃さん!僕が悪かったです!」って言わせてやるんだから!
――この恋は、始まりじゃなくて、“反撃”から始まるのよッ
負けてたまるか、地味男ぉ!!
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はい、一目瞭然ですね。
AI小説が使えないと私が判断する理由その2。
・AI君は日本語がとても苦手
世界で現在使用されている言語において、日本語って習得レベルが最高難易度なんですよね。
私たちは日常で使っているから全く意識はしてないと思うのですが、日本語圏ではない海外の人から見るとフ〇ムゲーレベルで難しいと言われています。
身体がアニメを求める海外のニキ&ネキたちは、頭をフ〇ム脳にして勉強しまくって、ようやくアニメ内容を理解して視聴できるのです。
これはAIも同じらしく、現在使用されている主要生成AI3種、その全てが難しい言語に日本語を挙げています。しかもトップ3に。(うち2種はたしか1位)
ソースは検索すれば出てくると思いますので、興味のある方は調べてみると面白いかもしれません。
私はAIにルビ振りをさせるにおいて『漢字だけに振ってくれ』という内容を例文付きで指示を出しました。
その結果がこれです(笑)
・漢字が何かを理解していない
・知ってる漢字を使いたがる
・ルビ部分に正確に振れない
・正しい読み方がわからない
AIくん……バカなんだ。
しかも中二病ちょっと入ってる……
私がAI小説が使えないとする理由その2は以上となります。
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こんなの書いたりしています。
【ラノベ】
・逃奏劇リアクターズ 阿頼耶識冥清の非日常 (MF文庫J)
・突然ですが、お兄ちゃんと結婚しますっ! そうか、布団なら敷いてあるぞ。 (MF文庫J)
・この男子校には俺以外女子しかいない(MF文庫J)
【漫画原作】
・クラスの陰キャブス?...実は超美人コスプレイヤーだった。 みんな知らずに馬鹿にしてるけど。(シリウスKC)
【漫画動画脚本】(敬称略)
・漫画エンジェルネコオカ
・カノンの恋愛漫画
・結城アリス
・あかつき高校漫画部
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