表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/181

第一章 【32】 雷鳴①

〈ロメオ視点〉


「だって私は……貴方の、ママですから」


 教会の、大聖堂に飾られた。


 聖母の絵画と、見間違えるほどに。


 穏やかに形作られた、聖人……マリアンの。


 凄絶なる、微笑みであるが。


(……っ!)


 あどけない容姿の少女から。


 こぼれ落ちた。


 信じがたい言葉を、耳にして。


(な、なんというっ……)


 その場に居合わせた、浄火軍の兵士は勿論。


 勇聖教会から派遣された神官……ロメオは。


 殊更に。


 筆舌に尽くし難い衝撃を、受けていた。


 何故ならば。


(聖人様が……あのようなけがれを、産み落とした……?)


 自分たち。


 勇者に選ばれた、真人エリスの民とは。


 無能な亜人デミどもを従え、導く。


 上位の存在であり。


 彼らに価値を、与えるため。


 種を授ける、ことはあっても。


 その逆など、絶対に。


 あり得ない。


 真人の胎は、同胞はらからを育むためにあるべし、というのが。


 勇聖国エリクシスの、常識である。


 それなのに。


「……くっ……ひゃっ」


 凍りついた、空気の中で。


「くひゃひゃひゃひゃっ! ほ、ホントにい!? ホントのホントに、オマエ、亜人デミなんかを、孕んじゃってたのお!?」


 ただ一人。


 哄笑する聖浄騎士クルセイダー……ダリアだけは。


 聖人の言葉を、有りのままに。


 受けて入れているようだった。


「ど、どういうことですか、ダリアさん!?」


「……いやね、ボクもこればっかりは、半信半疑だったんだけどさあ! 白豚の実験中に、不具合トラブルが、起きちゃったみたいでね! 胎のなかで勇者様を宿していたはずの人工生命体ホムンクルスが、真人エリスから亜人デミに、存在変異シフトチェンジしちゃったってウワサが、あったんだよお!」


「……っ!?」


 おそらく、それは。


 聖人に固執していた、ダリアだからこそ。


 嗅ぎつけることができた。


 禁忌として、封印されて然るべき。


 浄火軍の、機密情報である。


「で、でも、まさかさあ! それをわざわざ、産み落として、ここまで育ててるなんて……誰が、想像できるってハナシだよねえ!? 有り得なさすぎでしょおっ!? きゃははははっ!」


 当たり前だ。


 神聖なる聖人が、亜人の仔を。


 胎に宿しただけで、大問題なのに。


 それを処分することなく。


 あまつさえ、産み落として。


 ここまで育てているなどと……


(せ、聖人様は……お気が、触れてしまわれたのですか……っ!?)


 正気ではない。


 狂気の沙汰だ。


 ここにきて、ロミオは。


 目の前の、泥だらけの聖人が。


 得体の知れない、怪物のように見えてしまう。


「た、たしかにさあ! あのブタを、壊しているときに、体内魔力オドの感じからいやまさかって、思ってたんだけどさあ……本当にあれが、失敗作の末路だなんて、そんなの、面白過ぎない!? きゃははははっ!」


 兵士たちによって、拘束された。


 血塗れの豚鬼オークを。


 呪詛魔法で、侵食する際に。


 ダリアが覚えていたという、違和感が。


 事前情報と、組み合わさることで。


 聖人の、信じ難い発言を。


 肯定するに、十分な。


 判断材料となったらしい。


「……え? え? ということは、もしかしてさあ? オマエって、アレを産むために、わざわざ浄火軍うちを、脱走したのお? 命令通りにアレを廃棄さえしていれば、少なくともオマエ『だけ』は、そのまま聖人の地位に、何食わぬ顔で居座っていられたっていうのにい……?」


「……」

 

「きゃははははっ! ね、ねえ、それっって流石に、お馬鹿過ぎない!? 亜人デミを孕んだショックで、脳みそが、パーになっちゃったのかな!? あきゃきゃきゃきゃっ!」


 片手で腹を、抱えながら。


 哄笑する、ダリアの言葉に。


(え、ええ……そうですよ! そうでなければ、有り得ません!)


 このときばかりは、ロメオも。


 心から、同意してしまう。


 なにせ、勇聖国の民ならば。


 誰もが羨むような、地位を捨てて。


 軍命に背き。


 教義に反してまで。


 穢れを、産み落としたのだ。


 挙句に、今日こんにちまでこうして。


 亜人どもと、手を組んでまで。


 育てていたなどと……


(……なんと、おぞましい!)


 ロメオの価値観では、到底。


 受け入れられる、ものではない。


「そんな……ことが……」


「なんという……冒涜っ!」


「い、如何に聖人様とて、許されることではありませんぞ!」


 周囲の兵士たちも、一様に。


 嫌悪の表情を、浮かべていた。


「い、いひひひっ!」


 そんな中で、ただ一人。


 口元を裂いて、破顔するのは。


 聖人の堕落を、心から歓迎する。


 聖浄騎士である。


「いいよ! いいねえ! いいじゃん、オマエえっ! サイっコーだよっ!」


「……」

 

「おいおい、なんだよ、その目え? 痛いところをつかれて、ムッときちゃったのお? きゃはっ、なんだよオマエにも、そんな、人間みたいな感情が、あったんだねえっ! 酷いその負け犬ヅラ……とおっても、ステキだよおっ! きゃはははっ!」


「……いいから、早く」


 ゲラゲラ、と。


 品なく嘲る、聖浄騎士や。


「「「 …… 」」」


 ロメオを含む、周囲からの。


 嫌悪の視線を、全て無視して。


「彼を、解放してください」

 

 聖人は、ただひたすらに。


 人質の解放を、訴える。

  

「ぶあ〜かっ! そんなの駄目に、決まってるだろうがあっ!」


 決定権を握る、ダリアは。


 聖人の紅瞳を、覗き込みながら。


 これみよがしに、赤い舌をちらつかせていた。


「うん、決めたよ! 決めた、決めちゃった! オマエとブタは、まとめて、ソラさまに献上して差し上げるんだ! そうやってオマエの罪を、白日のもとに、晒してやるからな! 覚悟しろよ!?」


「……」


「そうだよ……そうすれば、きっと、ソラさまも……目を、覚ましてくださる……っ! こんな……穢らわしい、売女なんて見限って、お役に立ったボクのことを、また、褒めてくださるよねえ……っ!」


「……ああ」


 ふと、そこに至って。


 泥だらけの、聖人は。


 陶然とするダリアに。


 はじめて、自分から。


 視線を向けて……


「……成程。ようやく、思い出しました」


 薄笑いとともに。


 鈴を転がすような声音で。


「そういえば……貴方。とっくに飽きられていたのに、いつまでも未練がましく、あの変態に媚び諂っていた、行き遅れの年増ですか」


 猛毒の棘を、あらわとした。


「……あ゛?」


 ダリアが表情を、凍りかせて。


 空気が、一変する。


(えっ!? ちょっ、聖人様!? 急に何を、仰られているのですかっ!?)

 

 思わずロメオが、後ずさるほどの。


 背筋が泡立つ、緊迫感の中で。


 淡々と。


 美しき華が、毒を撒く。


「そうですか……あの変態は、未だに私に、ご執心なのですね……まったく、気持ちが悪い……」


「……」

 

「昔は聖令として、やむなく受け入れていましたが……今更あのような、下卑た性癖に、付き合って差し上げるつもりなど毛頭ありません。というかはっきり申し上げて、不快ですので、どうか貴方、私に興味が向かないように、アレの面倒を、ちゃんと見てやっていただけませんか? その様子ですと、まだ、好意を寄せていらっしゃるのでしょう?」


「……」


「まあ、その見た目ですと……アレの嗜好を満たすことは、難しそうですが……」


「……っ! は、はああ!? おっ、オマエ、急に何言ってんだよ!? 自分の立場、わかってるのか!?」


「それに……なんですか、その髪型? 全然似合っていませんよ?」


「う、うるさい! そんなの、オマエに関係ないだろッ!」


「ああ、そうですか。もしかして、貴方――」


 そして、聖人ホンモノは。


 聖浄騎士ニセモノを。

 

「――私が昔、アレにせがまれたものを、真似してらっしゃいます?」


 あまりに容易く。


 踏み躙る。


「そ、そんなこと――」


「――つまるところ貴方は、私に、なりたかったのですか?」


「……ッ!!」


 抵抗など、許さず。

 

 徹底的に、踏み潰す。


「……あっ……いや、ちがっ……」


「……ふふっ、それは、なんとも……滑稽、ですね」


 誰もが羨む、永久花マリアンは。


 その輝きに、憧れ、焦がれて。


 やがて憎むしか、なくなった。


 造花ダリアの努力を。


「あの変態のために、魔力改造のような献身まで、捧げておいて……結局やっていることは、私の、真似事とは……ええ……なんというか、本当に……ご苦労様、ですね?」


 残酷なまでに、否定した。


(……うわあ)


 第三者である、ロメオから見ても。


 殺意が高すぎる、過剰蹂躙オーバーキルである。


「……」


 そんなものを。


 真正面から、叩きつけられて。


 しばし絶句した、ダリアは。


「……くひゅっ」


 破損した、空気球ボールのように。


 間抜けな音を漏らした……直後に。


「ふ、ふじゃけっ、ふじゃけるなアアアアアッ!」

 

 限界まで。


 目を見開いて……ズンッ!


 聖人の、無防備な腹部に。


 刺突剣レイピアを、突き刺した。


「うあああああアアアアアあああッ!!!!!」


「ちょっ!? ダリアさん!」


 喉が張り裂けんばかりに。


 口を開いて、絶叫するダリアを。


 ロメオが慌てて、諌めるものの。


「うるさい黙れえッ!」


「……ひっ」


 振り向いた、狂人の眼光は。


 邪魔すれば殺す、と。


 物語っている。

 

「大丈夫ッ! 殺しはッ、しないからッ! ああ、絶対に、殺してなんか、やるもんか! ――〈聖浄覚醒クルセイド〉おおおおおッ!」


 認識に刷り込まれた、言霊ワードを用いることで。


 魔力改造の際に、組み込まれた。


 聖浄騎士クルセイダー専用の強化魔法ブーストが、発動。


「あっ……あアあああアア……ッ!」


 己の魂を、代償として。


 爆発的に膨れ上がった魔力が……ブオオオン!


 覚醒した聖浄騎士の、右手首に。


 光輪ハイロウと、呼ばれる。


 勇者や聖人が、勇聖因子由来の魔法を使用したときに、発生する。


 環状力場リングを、形成した。

 

「呪って……やる……この、命を捧げて……オマエを、呪って、やるからなああアアア……ッ!」

 

 ズッ……


 ズズズッ……と。


 刺突剣を伝って。


 命を削る、聖浄騎士から。


 聖人の身体に、悍ましい魔力が。


 ドクンドクンと、注ぎ込まれていく。


「……ッ、かはあっ……くっ、ううううううっ!」


 比例して。


 ダリアの頭髪から、薄紫バイオレットが抜け落ちて。


 燃え尽きたような、灰色グレーが。


 全体を侵食していた。


「うううううううううっ!」


 生命力を振り絞る、代償として。


 急速に萎びていく、女の顔で。


 ただ、狂気に染まった瞳だけが。


 爛々と、輝いている。


「オ……マエ、なんて、魔力の使えない、不能にしてやる! それだけじゃないぞッ! 息をするだけで、死ぬほど苦しくて! 自分では二度と立ち上がれない、子どもも産めない、人から憐れまれるだけの、惨めな木偶人形にしてやるんだ! 絶対に、生まれてきたことを、後悔させてやる――っ!?」


 憎悪の赴くままに。


 己の魂を削った、呪詛を。


 無抵抗な聖人に、刻み込んでいた。


 聖浄騎士であるが……


「……ぷっ」


 またしても。


 気味が悪いほど、唐突に。


 怒りに塗れていたはずの形相に。


 嘲笑が、混じっている。


「だ、ダリアさん……?」


「……ぷっ……くくっ、くきゃきゃきゃきゃっ!」


 はたから見ていて。


 不安を、覚えるほどに。


 怒りと喜びが、激しく入り乱れていた。


(と、とうとう本格的に、壊れてしまいましたか……?)


 その手綱を、強制的とはいえ。


 握っている、ロメオとしては。


 背筋に冷や汗が、滲むものの。


「お、おいおい! おいおいおい、アンタ、マジで!? マジでそんなこと、しちゃったのかよお!?」


 どうやら、底知れぬ憤怒を。


 上書きする、狂喜の理由は。


「た、たしかにさあ! オマエが、そんなナリで、いったいどうやって、あのブタを産んだのか、ちょっと不思議だったんだけど……まさかそんな、自分の『子宮』ごと、あれを『転移』させったっていうのお!?」


 刺突剣が、突き刺さった。


 聖人の胎に、あるようだった。


(んなっ!? そ、そのような……っ!)


 おそらくは。


 出産に適さない条件や、環境下で。


 それにのぞまざるを得なかった、小さな聖人が。


 自らの魔法で。


 自らの一部を。


 内から外へ、転移させるなど。


 男性の身では、想像すら及ばない。


 狂気の発想である。


(……ッ!)


 無意識のうちに。


 理解の及ばない、怪物から。


 ロメオは数歩、後退していた。


「なるほど……なるほどねえっ!」


 一方で。


 体内への魔力干渉によって。


 対象の状態を、看破したダリアは。


 さらに、笑みを深めている。 


「その髪が、白くなっちゃったのも、そのときの後遺症だよねえ! っていうかなんだよ、これ!? 体内の魔力経路が、メチャクチャじゃないか! そりゃ内臓を、無理やりにぶっこ抜けば、魔力経路だってズタズタになるか! しかもそれを当分、放置していたみたいだし……これじゃあご自慢の魔法だって、今じゃ全盛期の半分も、使えないんじゃないのおっ!?」


「……っ」


「図星っ!? ねえ、図星でしょ!? きゃははははっ! 馬っ鹿だねえ、白豚あっ! ガキのために、女を捨てるだなんて!」


「……ッ! お黙り、なさいッ!」


 何かが、琴線に触れたのか。


 聖浄騎士の、今更な挑発に。


 珍しく、聖人が反応する。

 

「貴方、にっ……なにが、わかるものですかっ! 我が子を……宿したことも、ないくせにっ!」


 ようやく、噛み付いてきた。


 聖人の、剣幕に。


「えー? ああ、はいはい、いるよね、そういう、ガキを産んだ女の方が偉いって考えの、馬鹿女あ」


 ニチャア……と。


 愉悦を、曝け出す。


「でもさあ、その結果がコレなんだけど、そのことについては、どう考えてるのお? ブタを孕んでえ、国を裏切ってえ、そのうえ自分で自分の身体を、こんなふうに、壊しちゃってさあ……今だって、本当なら格下のボクなんかにい、好き勝手されてるんですけどお? それでもオマエは、自分の行いを、正しかったって、本気で思ってるワケえ?」


「当然、です! あの子は私の……全てです!」


「きゃははははっ! 痩せ我慢もそこまでいくと、大したもんだねえっ!」


 女性として。


 重大な損失を負った、聖人に対して。


 このうえなく、優越感が満たされたのか。


 先ほどよりも、正気を取り戻した様子の聖浄騎士が。


 勝ち誇った笑みを、浮かべていると……


「……ぶっ、ぎイいいいいいいっ!」


 それを、否定するかのように。


 ロメオたちの背後で。


 獣が、咆哮した。


(……っ!?)


 驚きに、振り返れば。


 ロメオの視線の先では……


「な、なんだこの豚野郎!?」


「急に息を、吹き返して――」


 兵士たちによって、両脇から。


 拘束されていたはずの豚鬼オークが。


「――ぶぎイいいいいいッ!」


 更なる雄叫びを、撒き散らして。


 左右からの拘束を、力づくで。


 振り解くと……


「おぶフッ!?」


「そんなっ――グハあッ!」」

 

 兵士たちの身体に。


 次々と魔技アーツを、叩き込んでいく。


「はあっ!? う、うそっ!? なんでボクの呪詛が、無効化レジストされているのっ!?」


 突如として。


 息を吹き返した、豚鬼の姿に。


 ダリアもまた、目を剥いていた。


「テメエ……俺の、オフクロから、その薄汚い手を離しやがれえええええッ!」


 一方で、気炎を吐く亜人は。


 聖浄騎士に、一直線。


 突撃している。


「んみゅっ!?」


 何故か。

 

 その光景を目にした、聖人が。


 本日一番の驚愕を、浮かべているものの。


「……クッ!」


 背後から迫る脅威を。


 ダリアとて、無視はできない。

 

 呪詛魔法を一時、中断して。


 刺突剣を、引き抜きながら。


「しつ、こいんだよおっ! ブタあああああッ!」


「ブギいイイイイイッ!」


 肉薄した豚鬼に。


 対応を、余儀なくされると


 ギギキキキイイイッン……ッ!


 重なる金属音が、木霊した。


(だ、大丈夫! 状況は何も、変わっていません!)


 ロメオとて、予想外の事態に。


 動揺を、覚えてはいたものの。


 だからといって、形勢が。


 不利になった、という。


 わけでもない。


(落ち着いて……慎重に、対処するのです!)


 護身用の戦棍メイスを、構えながら。


 念の為、両者との距離をとって。


 冷静に状況を、俯瞰する。


(いったいどうやって、あの亜人デミが、呪詛魔法を解呪したのかは不明ですが……だとしても、個の力量はいまだに、ダリアさんが優っているはずです!)


 たとえ、どれだけ大量の魔力を。


 消費していたとしても。


 擬似聖人とも呼べる、聖浄騎士が。


 手負いの亜人デミに、劣るなどとは。


 考えられない。


「お、おい!」


「俺たちもいくぞ!」


「え、ええ、聖浄騎士クルセイダー様を、援護しましょう!」


 さらに周囲の兵士たちや、魔術士も。


 ダリアの援護に、回ろうとしていた。


(……念の為、私は障壁魔法でも、張っておきましょうかね)


 ただ一人。


 戦いの場から、距離を置くロメオが。


 詠唱とともに、魔術スペルを展開していると……


 ズガアアアンッ!


 一際大きな、音を立てて。


「マリアンから離れろ、クソ女ッ!」


 豚鬼が繰り出した、渾身の一撃が。


「……チッ、なんだよクソブタっ!? そんなのママのおっぱいが、恋しいのかあっ!?」


 刺突剣で防御した、聖浄騎士を。


 反動で大きく、後退させていた。


「――でかした、ヒビキっ!」


 直後である。


 森の奥から、雷鳴の如き。


 男の大声が、轟いたのは。



【作者の呟き】


 主人公の頭に響いた『声』の正体は、しばらく伏せさせていただきますので、ご了承くださいませ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ