78.寝坊
お久しぶりです。二年ぶりの投稿ですがまだ読んでくれる方はいらっしゃるのでしょうか。
さて、アリス達に連れられてやってきたのはなんの変哲もない普通の宿。外見も華美でなければボロボロでもない、"庶民の"中で一般的な宿である。いくら冒険者を装っているとはいっても、王女や公爵令嬢の泊まるような場所ではない。
……何か裏があるんだろうなぁ。ま、それが何か分かるわけでもないし普通の宿と同じようにいこう。
「そういえば、部屋はどうするんだ?」
中にいた受付の人曰く、大部屋はなくてほとんど二人部屋らしい。あとは一人部屋が少し。
「とりあえず海斗は一人部屋だとして、私達はどうしましょうか」
「確かに俺が一人になれば綺麗に部屋を分けられそうだな」
愛花、サーシャ、ミーシャ、リル、アリス、ルーシャの六人だから、二人部屋が三つだ。あとは、皆を分けるだけ。
「私はリルと一緒がいいわ。色々聞かなきゃいけないことがあるし」
なんとなく察しはついた。たぶんこの前話してた借金関係だろう。
「リルはアリスと一緒で大丈夫?」
「…………ん…………問題ない…………」
「なら私はミーシャさんと同室がいいです」
「ふぇ?私がルーシャさんと同じ!?」
「ダメ、ですか?」
うわ……ルーシャの上目遣いの威力が凄い。初めて見たが、あれは男なら確実に堕ちるな。
「い、いえ、ダメじゃないです!」
ミーシャ、陥落。
「決まりね。じゃあサーシャちゃん、よろしく」
「はい、こちらこそ」
無事に部屋も決まったことだし、さっさと籠ろう。とりあえず少し寝るか。あと数時間で夜になりそうだし、もはやただの睡眠だけど昼寝~。
・~・~・~・
俺が気持ちよく夢の中という海に浸っていると、どこからか足音が聞こえてきた。その足音は俺のすぐそばまで近寄ってきたかと思えば、突然音がしなくなった。幻聴だとおもってもう少し夢の中に浸ろうとすると。
ドン!!
「起きろ寝坊助!」
「ぅぐおぉぉぉ……!いったぁぁ……」
がふっ……いったぁ……ちょ、ちょっと愛花さんや……鳩尾入ったってぇぇ……。
なんか前にもこんなことがあったような……いや、気のせいだ。うん。
「何呻いてるのよ。もう晩御飯の時間なんだけど?」
「ぅえ?もうそんな経ってた?」
「私たちが出てから五時間は過ぎてるわ。サーシャちゃんが困ってたわよ。起きてくれません~って」
「うわマジか。全く気付かなかった」
いつ来たんだろう。本当に分からなかった。とりあえずサーシャよ、ごめん。
「まぁいいわ。皆に迷惑をかける前に、早く食べに行きましょう」
「了解」
さて、今日のご飯は一体何が出てくるのかな?
更新しなさすぎて設定忘れてしまった……。二年前の自分はこの後の展開をどうしようと考えていたのか一時間くらい問い詰めたい。




