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幼馴染を起点とする異世界ハーレム   作者: 深夜二時
第二章 王女と公爵令嬢とエルフからの救援要請

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77.移動と不安

いつの間にか四ヶ月……。




 国王との謁見も終わり、アリスとルーシャの支度が終わるのを待つ間、俺たちは正式にリルを受け取った。



「すごい今更な感じだが、よろしくな」



「よろしくね」



「…………ん…………よろしく…………」



 形式的ではあるが俺と愛花は一応挨拶をしておく。親しき仲にも礼儀ありってな。

 親しき仲なのかは、まあ……うん。そういうことで。



「これで合計五人ですね、ご主人様」



「そうだな。実際はあの二人もくるから七人だけど」



「結構多い気がするけど大丈夫なの?お兄ちゃん?」



「……愛花、パス」



「答えないってことが答えよ、ミーシャちゃん」



 その言葉で何かを察した顔になるミーシャ。明確に言葉にしなくても分かるようになって偉いぞ!


 いや、ね?仕方ないじゃん。どう考えても逃げるには適さない人数だけどそれを言っちゃうと色々あれだし。かといって変な嘘も言いたくないし。俺のなかではこれが最善だと思いました、はい。



 さあそんなことを話していたらアリス達が戻ってきたぞ。



「お待たせ致しました」



「こっちも丁度話が終わったところだ」



「それでは早速移動を開始しましょう。一旦国境付近まで行って、そこでまた状況に応じて動きましょうか」



「分かった」



 最近は本当に動きっぱなしだな。ま、それもなんだかんだで楽しいからいっか。



・~・~・~・



 さあ問題なく国境付近の街までやって来ました!国境付近なだけあって人通りはかなり多い印象。行商人から冒険者、旅人といろんな人がいる。



 と、いうよりも。



「なんでここまでなんの問題もなく来れたんだ?」



「なんだか不気味よね」



 王都からここまで三週間近くの時間がかかった。こんな状況なら誰かが俺達を襲ってきても何も不思議じゃない。

 にも関わらず特に問題なくここまで来れてしまった。


 それが不気味だし怖い。何か裏でとんでもないことが起きているのではないかと思ってしまう。



「今はまだ、大丈夫です」



「ん?何が大丈夫なんだ?」



 何故かルーシャが断言しているが、どうして言いきれるのだろうか。



「強い人はたくさんいる。今のところ言えることはこれくらいね」



 今度はアリスが言う。どうやら二人しか知らない事情があるようだ。たぶん裏のボディガード的な何かが。こういう時は引く方が賢明だろう。やぶ蛇やぶ蛇。



「さすがに、最低限の情報は必要に応じて教えてね。それよりもこの後はどうするのかしら?」



「とりあえず、何処か泊まれる場所を探しましょう」



「その後に、この周辺の調査ね。直近で起きた事件とかを、怪しまれない程度に」



 そうアリスが言うが、一般ピーポーの俺からしたらなかなか難しい……。ま、出来る限りでいっか!



「全員だと計七人で多いため、何人かは宿に残ってください」



「ああ、分かった」



 前言撤回。俺が宿に残れば解決じゃん。やったね。



「……引きずりだしたいけど結構いいメンバーだから何も言えないのが悔しいわね」



「……」



 何も言わないぞ俺は。



「サーシャちゃん達はどうする?一緒に来る?」



「私はご遠慮しま「私も行きたい!」もう、遮らないでよ

!」



 とは言いつつも優しい目でミーシャを見ているサーシャ。仲が良さそうで何より。



「じゃあサーシャちゃんは海斗と、ミーシャちゃんは私たちと一緒ね。リルちゃんはどうする?」



「…………待ってる…………」



「ってことは、俺とサーシャとリルは宿で待機。その他で情報収集だな」



「そうね。じゃあ、早速宿を探しましょうか」



 そして俺達が歩きだそうとした時、アリスから声がかかった。



「実は、私とルーシャで少し興味のある宿があるからそちらでもいい?」



「ええ、まともに泊まれるなら何処でも大丈夫よ」



 "まともに"といれる辺りちゃっかりしている愛花である。



 

スランプかな?完全に手が動かない……。

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