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幼馴染を起点とする異世界ハーレム   作者: 深夜二時
第二章 王女と公爵令嬢とエルフからの救援要請

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75.精霊

明けましておめでとうございます!




「闇雲に探すのは面倒だし効率が悪いから、とりあえず気配察知で……」



 んー、見つけられたらいいなー。少なくともここからは遠いところにいるはずだし、気配を消されていたら見つけるのは困難。


 上手くいくといいけど……。



「おっ!…………おぉう?」



 一瞬それらしき気配を見つけたかと思ったが、にしては数も大きさもおかしい。いくら固まっているとはいえ、感じられる気配が一つというのは変だし、大きさだってあまり大きくはない。


 いや、この言い方だと語弊があるな。正確には、人が集まっているには小さいが、単体で見るとかなり大きい気配だ。


 場所はここから近いわけではないが、決して遠くもない。



 ……どうしよう。愛花達を探すか、この気配の方へ行くか。



 あーうーむーぬーうーん。





 決めた!今見つけた気配の方へ行く!

 ん?理由?直感だよ?いやー、こういう時の勘って当たるんだよね俺。というわけでダッシュ!

 あ、決して自棄にはなっていませんので悪しからず。



・~・~・~・



 さあさあやって参りました例の気配がする場所に。



「来たのはいいけど、誰も居なくね?」



 気配は確かにここにある。なのに姿形が見えない。ということは認識阻害系の魔法がかけられているか、そもそも俺の気配に対する認識が違うか。


 前者だったらどうすればいいか分からないし、後者なら後者でどれが目的の気配を持っているのか判別不可能だからどうしようもない。


 うーん、困った。



「ほーう、君が今代の……」



「ッ!」



 なんだ、誰だ?さっきまで誰もいなかったはず。



「おっと、驚かせちゃったね。失敬失敬」



「…………誰?」



 外見情報は身長かなり小さめ、武器を含め手持ちはなし、そして魔法を発動する様子もなし。無詠唱なら判断できないが。ただ、声からして男みたいだ。



「僕かい?僕はここに住む精霊さ!」



「精霊?」



 今までただの人、獣人、エルフとその他にもいくつかの種族を見てきたが精霊は初めてだ。


 というか、やっぱり精霊って小さいんだな。



「あ、なんか不躾なこと考えてるな?僕は小さいけど、僕以外の皆は大きいからな!」



「……ふーん、そうなのか。ところで、あなたは思考が読めちゃうタイプ?」



 うん、普通に驚いた。問題なく対応できて良かったよ。



「なんとなくね。ま、そんなことはどうでもいいや」



「いや、全然良くないんだが」



 なんとなくで思考を読まれたらたまったもんじゃない。



「いーのいーの。それよりさ、とっとと今回の問題を片付けちゃお?」



 精霊からしたらこの話題は本当にどうでもいいらしいです……。仕方ない、後でまた問い詰めよう。



「……世界樹か」



「そう!君達はラッキーだよ。今回はそんなに焦らなくてもなんとかなっちゃう。僕のお陰でね!」



 少し癪に障る話し方をするなコイツ。


 まあ、いちいち気にしていたら進まないからスルーするが。



「焦らなくても?お前のお陰ってどういうことだ?」



「それより先に、君達のお仲間さんと族長さんたちをここに呼んじゃおうか」



「は、いや、え?どうやって?」



 呼んでくれるのなら願ったり叶ったりだが。何せ皆を見つけられなくて四苦八苦していたところだからな。


 でも自分自身が転移する、もしくは一緒に転移するとかなら分かるが、呼ぶことなんて出来るのか?



「こうするんだよ」



 そう言ったあと、精霊は辺りを漂い始め、かと思えばいきなりブツブツ言い始めたり。


 そうすること約五分。



「…………くるよ」



 その次の瞬間、目の前が真っ白になったかと思えば、いつの間にか愛花やサーシャ達にウッドまで現れた。


 だが、現れたのはそれだけで他のエルフたちはいないようだ。

 なんならアリスとルーシャもいない。



「あれ、え?ここは?なんで海斗がいるの?」



「さっきまで他の皆様と一緒に居たはずなんですが……」



「あぁ?どうなってんだこりゃ?」





「ね?出来たでしょ?」



「まじか……まじかぁ」



 出来ちゃうのかぁ。



 

今年もよろしくお願いします!


ふぅ、なんとか元旦投稿間に合ったぜぇ……。

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