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幼馴染を起点とする異世界ハーレム   作者: 深夜二時
第二章 王女と公爵令嬢とエルフからの救援要請

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74.行動開始……尚、ソロの模様




「うわうわうわ、まずいまずいまずい!」



「そっち来てるよ!」



「早く移動しないと……!きゃ!」



 まずいな……ゆっくりしすぎたか。

 とりあえず一回安全な場所に避難してから考えよう。安全な場所があればだけど。



「海斗!」



「なんだ、愛花!」



「あんたがあの神様に言われたことを全部やりなさい!私たちは避難、誘導をしてくるから!海斗なら出来るって信じているから!!」



「は?え?ちょ、本気!?」



「本気!」



「いやいやいや、いきなりすぎでしょ!というか、それ皆には確認したのか!?」



「した!皆快諾してくれたわ!」



「嘘でしょ!?本当か!!??」



 ねぇ嘘でしょって!!本当に一人でやるの?



「海斗さん!私は海斗さんなら出来ると思っています!頑張ってください!」



「いや、頑張れって……」



「サーシャさんを始めとした皆さんはこちらで保護しておきますので、心置きなくどうぞ!」



「ご主人様、頑張ってください!」



 ええ……本当に一人でやるのか……。




 ふう、しょうがない。決まったことだ。皆が俺を信じて任せてくれるというのなら、やろうじゃないか。



「ありがとう!行ってくる!!」



・~・~・~・



 とりあえず最初にやることはこの辺りの場所を上から見ることだ。

 勿論直接見ることは出来ないので、記憶を頼りに脳内で地図を完成させる。


 アークの言っていたエックス軸っていうのは、普通に考えると座標平面のエックス軸になる。だが俺はそう思わない。


 いや、似たようなものではあるか。


 まあ言ってしまえばベクトルだ。つまりアークは一度全体を俯瞰して見ろと言いたかったんだと思う。


 なぜなら。



「なるほどね……」



 この辺りを上から見ると、魔方陣、里の入り口、そして妙に出っ張っている木がある部分の二ヶ所。つまり計五ヶ所の部分を結ぶと、良い感じに五芒星が出来上がる。


 五芒星は魔方陣の一つ。アリスとルーシャが持っていたあの本にも魔方陣の文字はあったから何かしらの関係はありそうだ。


 あとは樹の鍵だが……。



「迷う暇があったら行動するか」



 まずは魔方陣から。もしかしたら変化があったかもしれない。


 そう思って急ぎ足で向かってみると……ビンゴ。

 

 魔方陣の中心に描かれている模様と色が変わっている。

 先程は紫色で勾玉の模様だったが、今は赤色で鍵の様な模様に変わっている。

 あまりにも都合が良いと思うが、それについては自分のなかである程度の仮説が出来ているから放置。また問題が起きたときに考えればいい。



 あとは、入り口と木の出っ張っている部分の三ヶ所。

 俺の予想が正しければ……。



「はぁ……はぁ……結構疲れるなこれ……でも、やっぱりあった」



 里の入り口付近。気を付けて探さないと分からないような位置に台座があった。というか、本来は魔法か何かで隠されていたのだろう。でなければ好奇心旺盛な子供が見つけないわけがない。


 エルフの子供が好奇心旺盛かは知らないが。



 それはさておき。見つけた台座にはやはりというべきか、鍵穴があった。十中八九、ここに樹の鍵を差し込むのだろう。


 ならばあとは残る二地点を確認するだけ。移動途中で愛花から樹の鍵も借りておこう。



「まぁ、予想通りだな」



 残っていた二地点を確認すると、こちらも台座があった。ただし、あったのは鍵穴ではなくちょうど手がおけるような窪みだったが。



「……置いてみるか」



 試しに手を置いてみると、一瞬体の中から何かが抜き取られたような気がしたあと手が弾かれた。



「俺じゃダメか」



 ならこの里の長とか、それに近い人たちならどうだ?


 と、ここで俺は重大なことに気づいた。



「あれ、みんなどこへ避難したんだろう?」


お久しぶりです皆様。二ヶ月ほど失踪していましたが、未だに読んでくれる方はいらっしゃるのでしょうか。

(居たら凄い嬉しい)

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