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幼馴染を起点とする異世界ハーレム   作者: 深夜二時
第二章 王女と公爵令嬢とエルフからの救援要請

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68.式と魔方陣

お待たせしました。

後書きにてお知らせがあります。




 挨拶も早々に済ませ、話は世界樹に関することへ。

 エルフが数のほとんどを占めるので話の中心はウッドに。



 ウッドは見た目相応にカリスマのある男だった。



「今回の問題点は三個。世界樹へ魔力を送る場所、それに反応する世界樹への対処、それから魔力ポーションの運搬係をどうするか、だ」



「運搬係は戦闘に参加しない奴がやれば良いんじゃねぇのか?魔法で身体強化をかければ二時間で近くの街まで往復出来るだろ」



「他に案がなければこれで行くが……。皆は大丈夫か?」



「「「大丈夫(よ)」」」



 議題を説明すると、すぐに案が出てくる。そして他に案がなければそれで良いかを確認し、これまたすぐに答えが帰ってくる。

 

 これは皆の仲が深まっていないと出来ないことだと思う。仲が良くない人同士で話したところで会話は弾まないのと同じかな。


 ともかく、時間も押しているからスムーズなのは丁度いい。



 

 が、気になることはあるわけで。



「ちょっと待った。ポーションってこの場所に持ってくれば良いんじゃないのか?」



 いちいち運ばなくても最初から置いておけばいいと思うのだ。



「私も、最初はそう提案したのですが……」



 アリスが神妙な顔をして口を噤ぐ。



「一ヶ所に集めちまうとさ、これまた世界樹が反応するんだよ」



「ああ……」



 例え少し離れた地上であろうと大量の魔力を感じたら、そりゃ奪いにも来るか……。



「だから面倒だけど運ぼうってことになったんだ」



「なるほどな」



 納得のいった俺は大人しく下がった。



「じゃあ次は、魔力を送る場所だけど……。これは俺達が考えるより、担当の二人に考えて貰った方がいいかな」



「そうですね。とは言っても、もう決まってますが。私とアリスで南西の方に丁度良い場所を見つけましたので」



「あそこなら魔力も届いてかつ危険性が一番低そうだったものね」



「そうか。ならそこは二人に任せるよ」



 南西と言うと、ゲイルと会った場所の辺りか。これに関してはアリスとルーシャの二人がやりやすい場所にした方がいいので口は挟まない。



「それじゃあ、最後の世界樹への対処だ。これはまあ、ぶっちゃけた話、ローテーションを組んで物理攻撃で対応するしかないと思うんだが……」



「そもそも、魔力を送っている間に世界樹がどんな反応をするのか分からないんじゃどうしようもないと思うぞ?」



「普通に考えるのなら、例の現象が起きるのだろうが……。でも、王女さん達が来たときはいつものと違ったしなぁ」



「いつもと違うと言えば、北東の方に変な物があったわよ?」



 妙齢のエルフがそういうが、そこは俺達がここに来る時に通ったはず。その時には何もなかったと思うが……。



「あ、北東とは言っても分かりやすく何かが置いてあった訳じゃないわ。ただ、周りより大きな木に魔方陣みたいなのが浮かび上がってたわ」



 なるほど、木までは細かく見ていなかったから見過ごしていた可能性があるか。



「魔方陣だと?」



「魔方陣なら儂も見たぞ!南西の方だ!」



 今度は髭の長いお爺さんだ。



「北東に南西って、正反対の位置じゃないか」



「ああ。だが、魔方陣というには少し、いやかなり式がおかしかったがのう」



「式がおかしい?」






 ──式。


 それは魔法にしろ魔方陣にしろ魔力を使う時に必須となる存在。これがなければ魔力を活用することが出来ない。


 逆に言えば、これさえあれば魔力を活用することは可能だ。



 また、基本的に式は決まったものが多い。が、極希にオリジナルの式が存在する。オリジナルの式は他者からは読み解くことが不可能に近い。


 これについてはまた後で話そう。



 俺と愛花は、魔法を使いはじめてから魔力や式、魔方陣に興味をもち本を読んだりして勉強していた。その本に書いてあったのは、"魔力とは全てを造り出すもの"、"魔法とは全てを壊すもの"、"魔方陣とは全てを保つもの"、そして"式は才能を表すもの"の四つだった。


 他にもいくつか合ったが、その本で特に強調されていたのはその四つ。



 さて、今回考えなければいけないのは式と魔方陣について。


 先に魔方陣について考えるが、魔方陣にもいくつかの種類がある。



 魔力を代償とし何かを呼び出す、保つもの。


 物を代償とし、より強力なものを呼び出したり保つもの。


 ──そして人間を始めとする生物を代償とし、禁忌を呼び出すもの。



 三つ目に関しては呼び出すだけで保つことは出来ない。

 そもそもの話、禁忌な存在を呼び出されるだけでも最悪なのにそれを呼び出されたままにされるなんてたまったものじゃない。



 また、代償になるものは魔方陣の中心に描かれている。

 但し、魔力が代償の時は例外として何も描かれていない。


 例えば、魔方陣の中心に葉の模様があるのであれば必要な物は葉である。昆虫が必要であるならば昆虫の絵が、人間なら人間が。ただ、人間の場合はエルフや獣人、それ以外も含めて種族が指定される。その場合描かれている絵は、その種族の特徴が描かれているのだ。



 ここまでが、魔方陣の基礎知識。問題はここから後だ。



 それは特殊魔方陣と呼ばれ、オリジナルの術式で作られた魔方陣。この魔方陣は、術式が施術者のオリジナルのため本人以外が魔方陣を壊したり解除することは極めて困難だ。


 普通の魔方陣ならば、ある程度の実力があれば破壊若しくは、解除することが出来る。魔方陣に使われている式のパターンが共通だからだ。だが、オリジナルの式を作られてしまうとそれを解読しなければならない。それはとてつもなく難易度が高い。例えるなら、幼稚園児に大学の入試問題を解けというようなものだ。



 ──説明を忘れていた。式とは魔力を動かすための道筋だ。だからこそ式が使えなければ魔法も魔方陣も生成出来ず、魔法が使えない。

 

 この式というのはさっきも言ったが基本的に決まった形がある。普通ならこの決まった式を使うのだが、たまに現れる天才というものはこれのオリジナルを作る。オリジナルを作るにはとてつもない労力と頭脳が必要だ。だからこそ式はその者の才能を表すと言われる。



 ──その割りには、ざっくりしすぎな気もするが。



 ともかく、これらのこととお爺さんの発言を踏まえると、今回の魔方陣はオリジナルの可能性が高い。だから解除や破壊という選択肢は消える。



 そうすると残る問題は、魔方陣に何が描かれているか、だ。

 

 代償が物ならばまだいい。だがこれが、人となれば……。

 

 この先は言わなくても分かるだろう。



「その魔方陣には、今まで見たことのない式が使われており、真ん中には勾玉の絵が描かれておった」



 勾玉。



 これにはそうきたかと思わざるを得ない。見れば、アリスやルーシャ、愛花にサーシャ等、心当たりのある皆は俺と同じ考えをしているようだ。



 まさかここにくる直前でプリムから貰った勾玉が役に立つかもしれないなんて。



只今、小説のリクエストがありそちらを優先して書いている状況です。作者が学生ということもあり書く時間がほとんどとれていません。今後はこちらとの平行で新しい小説の投稿となります。頻度ががた落ちすると思いますが、ご了承ください。


尚、リクエスト作品は今、書き留めを作っていますので投稿するのはもう少し後になると思います。

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