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幼馴染を起点とする異世界ハーレム   作者: 深夜二時
第一章 異世界&冒険者
32/80

32.フラグ建築

終業式終わった後なのに学校……。

終業式とはって感じです。


そんな訳で少し忙しいので定時更新崩れることが多くなると思いますが大目に見てくれると嬉しいです。




「何よ、大声あげて。そんなに驚くこと?」



「驚きますよ!普通に受付やってるとは思わないじゃないですか!」



 だってギルマスって奥で仕事してるイメージじゃん!

 普通に受付やってるとは思わないじゃん!



「まあそれは自分でも思ってたわね。ギルドマスターが直々に受付をやるなんてそうそうあったものでもないし」



「自覚あったのなら何故……」



「書類仕事が少ないから暇なのよ」



「そんなに少ないんですか?」



 こういう場所のお偉いさんって書類仕事に追われてるとばかり思っていたけど。



「ここはあまり多くないわね。皆騎士になったりして冒険者の数も少ないし、その冒険者達も問題を起こしたりしないから」



「なるほど。ということはここは治安がいいってことですか?」



 問題がないのなら喧嘩とかが起きない、つまり治安がいいということだ。

 治安はいいに越したことはない。

 強盗殺人が平気で起きるような街にはいたくないしな。



「そうね。ここは結構治安いいわよ。皆住みやすいって言ってるわ」



 ほおー。

 当たりを引いたな、これは。

 

 異世界初の街が治安最悪とかじゃなくて良かった。

 何事もそうだが、初めてが印象悪いとどうしても全体的に悪く見ちゃうしな。

 

 それに俺一人ならともかく、女の子が三人もいるんだからな。

 治安がいいのなら安心だ。



「話を戻すけど、ランクがCに上がるに当たっていくつか説明があるわ。一つはカイトくんのランクアップ補助の中止ね。補助するまでもなくランクが上がっちゃったんだからもういらないわよね」



 これは予想内。

 ランクが上がったのにまだ補助が入るとか周囲から文句がくる。



「二つ目に受けられる依頼の拡張ね。今までは採取系か手伝い系、討伐系しか受けられなかったんだけどこれからは護衛依頼も受けられるようになったわよ」



 護衛依頼か。

 

 確かBかAにランクを上げるときまでにやっておかないとダメな依頼だったはず。

 信頼獲得のためと説明された。



「最後はクランの作成、入団が出来るようになったわ。もっともランクCで作ったり入ったりするパーティーは見たことないけど」



 クランか。

 話の内容から察するに複数のパーティーが集まってグループを作っているんだろうな。



「クランって何ですか?」



「いい質問ね、マナカちゃん。クランっていうのは幾つか複数のパーティーがグループを組んだものよ。入団条件とかはクランによって異なるけど基本的には条件なしのところが多いわね」



 ん?条件?



「条件ってどんなのがあるんですか?」



 ナイス愛花。

 聴くべき場所をちゃんと分かっているじゃないか。



「そうね……。よくあるものだと、ランクB以上とかドラゴン討伐成功パーティーとかね」



 ランクは予想してたけどドラゴン討伐か。

 キツいな。



「うえ、なかなかキツいですね」



「そうね、クランって大体が強い人達で出来てるから自然と条件も厳しくなっていくのよね」



 やっぱり俺達みたいな底辺組は地道に頑張れってことか。


 ま、今のところ作る予定も入る予定もないからいいけど。



「あなた達は入る気はないんでしょ?」



「はい。今は自分達だけで頑張ろうと思います」



 だってそういうところ入ったら自由に出来なさそうなんだもん。



「ふふっ、そういうと思った」



「なんでですか?」



 一匹狼とでも思われているのだろうか?

 四人だけど。



「そうねぇ、なんというかあなた達は将来クランを作る側になっている気がするのよね」



「いやいや、クランを作る予定なんてないですよ?」



「それでも、よ。なんとなく私の直感がそう告げてるの」



「ええ……」



 本当に作る予定ないんだが。






 誰だフラグとかいった奴!?

 絶対作らないからな! 



「まあ、今はそれでいいわ。ああ、そうそう。このホーンラビットだけど後でお金と引き換えるからまだギルドにいてね」



「分かりました」



 なら昼でも食べて待つとするか。



「待ってる間、食堂でも行くか」



「いいわね」



「行きましょう」



「ゴーゴー!」



 今日は何食べようかな?


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