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幼馴染を起点とする異世界ハーレム   作者: 深夜二時
第一章 異世界&冒険者
28/80

28.ホーンラビットvs.愛花&サーシャ

遅れました。

すみません。


2020/12/20 助詞を修正しました。




 俺達は今、ホーンラビットを探していた。

 最初に遭遇したのは運が良かっただけのようであれから二時間経っても遭遇できない。


 もしかしたらさっきまで騒いでいたのが原因かもな。

 だがそうなると今日はもうホーンラビットを見つけるのは難しいぞ。


 彼等の中では俺達は危険人物認定されているだろうから気配丸出しの状態ではすぐに逃げられる。

 どうしたものか。



「気配とか消せればどうにかなるかな?」



「私は隠密あるからどうにかなるし、海斗は前世の経験でどうにかしてね」



「出来るだけ頑張るよ」



「なら後は二人がどうなるかってとこね」



「私達は体術スキルを使えば気配を消せるので大丈夫だと思います」



 体術って気配も消せるのか。

 結構有能なんだな。



「なら問題ないわね。後はどこにホーンラビットがいるかだけど……」



「それなら俺が気配察知を使うから問題ない筈だ」



 気配察知の有効範囲がどれだけなのかは分からないが少なくとも一匹は見つけられるだろう。



「分かったわ。なら早速やってみて」



「了解」



 気配察知と念じて…………いた。



「南東四十メートルに二匹いる。それ以外の場所には今のところいない」



「よし!じゃあ早速行きましょうか」



 さ、気配を消すことに集中するか。



・~・~・~・



「いたぞ」



 距離にして俺達から五メートルの場所に二匹いる。

 今は休憩中らしくあまり動いていない。



「私が水の魔法で牽制するからサーシャちゃんは止めよろしくね」



「はい」



 もちろん二人とも小声で話している。


 

 ホーンラビット達が気付いた様子はない。


 愛花が無詠唱で水を作り出す。

 さっきは見なかった魔法で、水が一本の細い線のようになっている。

 それが勢いよくホーンラビット達の胴体に当たった。


 ……痛いだろうなあ、あれ。


 そんな俺の予想に応えるように二匹は飛び上がった。

 そして俺達の存在に気付き襲いかかってくるが、気付くのが遅すぎた。


 こちらに気付いた頃には既にサーシャが飛び出していて一匹のホーンラビットの心臓部分に短剣を突き刺した。

 仲間を殺されたことにより、残りの一匹が怒って今までに見たことが無い速さで突っ込んでくる。


 だがサーシャは短剣を引き抜いた勢いでホーンラビットの起動を逸らす。


 そしてホーンラビットの体勢が崩れたところで同じように心臓に短剣を突き刺した。



「終わったわね」



「終わりました」



 二人とも緊張の糸を解いて俺に話しかけてくる。


 だから俺もそれに応える。



「おう。お疲れさん。よく出来てたぞ」



 初めての連携にしては良くできた方だと思う。

 そもそも俺が連携なんてやったこと無いからなんとも言えないのだが。



「ふー。魔法が途中で途切れたりしないか緊張しちゃった」



「私は二匹同時ということに少し緊張しました」



 二人とも何かしらの緊張があったようだ。


 今まで戦闘なんてしたこと無かったんだから緊張して当然だろう。

 失敗しないで怪我なく勝てたのだから上出来だ。



「でも結果はうまく出来ただろ?なら大丈夫だ。これから慣れていけばいいんだし」



「それもそうね。もうちょっと練習頑張るわ」



「私も心の訓練を頑張ります!」



 心の訓練って……。

 そこまで大袈裟にしなくてもいいんだけどな。

 精神乗っ取ってくるような鬼とかこの世界にはいないんだし。

 

 ……いないよな?

 異世界ということを考えると不安になってきた。


 少なくともこの場にはいないからいっか!



 と、暢気なことを考えながら残りのホーンラビットを探すのであった。



 






 


まずい、ミーシャが一言も喋ってない。

つ、次は喋べると思うのでミーシャ推しの方々は明日までお待ちください……。

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