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幼馴染を起点とする異世界ハーレム   作者: 深夜二時
第一章 異世界&冒険者
22/80

22.寝惚け、からの朝ごはん

お待たせしました。

私情が一段落つきましたのでまた更新再開しようと思います。


もしかしたらまた休む日があるかもしれませんが、そうなったら更新されるまで待ってくれると嬉しいです。




 愛花と話をした翌朝。

 心の問題に関しては容易に触れない方がいいということで昨日と変わらず接することにした。


 いろんな出来事があって長く感じていたが実はまだこの世界に来てから一日しか経っていないのだ。

 サーシャとミーシャの二人に限ってはまだ一日も経っていない。

 そんな状態で心の傷なんていう深い問題をまともに話せるはずがない。

 だから二人にこの話をするのはもう少し時間をかけた後にすることにしたのだ。


 それにお金稼ぎもしないといけないしな。

 このまんまの生活だとすぐに金が無くなる。

 今の総財産は金貨二十三枚と銀貨七枚。

 この宿に泊まり続けるとすると一日金貨二枚減るから単純計算であと十日しか泊まれない。

 

 ……野宿は嫌だし討伐依頼でもやるか。

 討伐の方が金の入りはいいだろうし。



「考え事は後にしてとっとと起きるか」



 そう、実はまだベッドで横になっていたのだ。

 

 だって朝起きるの辛くない?

 柔らかいベッド(もしくは布団)からわざわざ嫌なことをしにいくために出なきゃいけないんだぜ?

 学校然り会社然り。



 もう少し寝ていたっていいじゃないか。



「海斗、起きてる?」



 愛花が起こしにくるがスルーだ。

 どうせ無理矢理起こされるのだから。



「まさか今日学校あるとか思ってないでしょうね?」



 何を言っているんだ愛花は。

 学校はあるに決まっ……てる、じゃないか?



 あれ?ここどこだっけ?



「ハッ!?ここ異世界なの忘れてた」



「やっぱり寝惚けてた」



「うおっ!?いつの間に‥…」



「たった今よ。ほら早く目覚まして、朝ごはん食べに行くわよ」



「はーい」



 おっかしいな。

 まともな考え事ができていたのになんで変な方向にずれたんだ?



「海斗の癖でしょ?始めはまともなこと言ってるのに後半になれば変なこと言い出すの。しかも決まって寝起き」



 どうやら幼馴染みさんには俺の特徴まで把握されてしまっているようだ。



「ベッドメイクはやってあげたから早く下行きましょう。二人が待ってるわよ」



「ああ、そうだな」



 下に降りると愛花の言葉通り二人が立って待っていた。



「なんで座らないんだ?」



「私達が先に座るのは失礼だと思ったので」



「それぐらい気にしなくていいのに」



「すみません。ですがもう癖みたいな物なので」



「まあ無理にどうこうしろとは言わないけど、本当に気にしなくていいからな?」



「分かりました」



 軽い話をしていると朝ごはんが運ばれてきた。



「はい、お待たせ」



 今回はパン一つとソーセージのような物が二本、何の葉か分からないが野菜が刻まれた物だ。


 いやまて、もしかして鑑定すればいいんじゃないか?

 なんで気付かなかった俺。



『鑑定結果』


 キャベツ ただのキャベツ



 そのまんまキャベツだった。

 好きだからいいんだけど。

 

 というかこの世界にもキャベツがあるのか。

 他にも地球の物があるか暇ができたら探してみよう。



「いただきます」


「「「いただきます!」」」



 そうそう、この二人にもいただきますとご馳走さまの文化を教えた。

 今まではゴタゴタしていたこともあって申し訳ないことに俺も愛花もすっかり言うのを忘れていた。

 だが今日の朝で俺が言ったことにより二人にも教えることになったのだ。


 今まで二回も挨拶を忘れていたことを思うと本当に生命に申し訳なくなってくる。

 今度から言い忘れないようにもっと気をつけることにしよう。


 あ、そうだ。

 丁度いいタイミングだから討伐依頼を受けるか確認しておくか。



「今日は討伐依頼をやろうと思うんだけど、どう?やる?」



「私はどっちでもいいわよ」



「私もどちらでも大丈夫です」



「私はやりたい!」



「じゃあやるか」



 ミーシャは結構戦闘好きなのかな?

 今度手合わせでもしようかな。



 さ、ごはん食べ終わったら宿にもうちょっと泊まる分のお金払ってギルドへ行くか。



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