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幼馴染を起点とする異世界ハーレム   作者: 深夜二時
第一章 異世界&冒険者
18/80

18.依頼完了からの夕食

なんとか間に合った……。




 サーシャが水魔法を使えるようになった後、俺達は街へ戻りギルドに寄っていた。



「すみませーん。依頼やってきたので確認お願いします」



「はい、今行きますよ」



 今回の受付嬢は前回と違う人だった。

 とはいえ何かが変わったわけでもないので特に問題なく依頼確認は終わった。

 勿論依頼も問題なく完了だ。



「確認しました。特に問題ないです。こちら報酬の銀貨七枚となります」



 にっこり笑って銀貨を渡してくれる受付嬢。



 ……やっぱりどの世界でも受付嬢って可愛い人がやるんだなあと改めて思った。



「ありがとうございます」



「これからも頑張ってくださいね!」



 ああ、いい笑顔。



「……確認終わった?終わったんだったら早く宿行くわよ」



 そういって俺の腕を掴みながら早足で歩き出す愛花。


 あれ?

 な、なんか不機嫌?

 俺何かしたっけ?



「ねえミーちゃん、やっぱりあれって」

「うん、そうだと思う」



 なんか後ろ二人がこそこそ話してるな。

 ほとんど聞き取れなかったけど。


 そんなことを考えている間にも俺は引っ張られていく。



「ちょ、愛花、歩くから!自分で歩くから離してくれ!」



 そう言うとようやく離してくれた。


 ふう、たまに愛花はよく分からない事をするよな。

 なんなんだ一体。



「なんで他の人ばっかり……」



「ん?愛花何か言ったか?」



 喋っていたのは聞こえたのだが小さい声だったためにそれが何かまでは分からなかった。



「い、いえ。疲れたから早く宿へ帰ろうと思っただけよ」



「そっか。じゃあ寄り道しないで宿戻るか」



 そう言って俺達は宿に戻った。

 


 戻った所でやることは少ない。

 せいぜいが水で濡れてしまった服を絞る程度だ。



 それも終わったので愛花達に声をかけ食堂へ行く。

 ギルドへ寄った後だとなんだかんだ夜七時を越えていたのだ。

 


 さて、次こそは何も問題なくご飯を食べられる事を祈ろう。



「すみませーん、夜ご飯お願いしまーす」



「はいよ、座ってまってな」



 この世界の人は基本的に牛や鳥を食べることはない。

 どちらかというと食用というよりも荷運び目的の方が強いらしい。


 つまりステーキなどの肉料理で出てくる肉はホーンラビットといった魔物の肉ということだ。

 最初は若干の抵抗があったのだが一口食べてみれば苦手意識は消えてしまった。

 何故かって?

 それはな……、

 

 そう!

 美味いのだ!

 柔らかくて脂も適度にのっていてとにかく美味いのだ!

 まさか異世界の方が食はいいなんて思いもしなかったね。



「はい、お待たせ」



 ホーンラビットの肉に思いを馳せていると食事が運ばれてきた。

 今回は魚のようなものとパン一つに野菜のスープだ。

 魚みたいなものは何というのだろうか?

 今度調べておこう。



「パンは一人二つまでおかわりできるよ。それ以上になると一つ銀貨一枚だよ」



 そう言い残しおばちゃんは奥へ戻っていった。

 


「海斗、おかわりするの?」



「多分する」



 夜ご飯は普段米だった故にパンでは物足りないのだ。

 成長期真っ只中のこの体では特に。



「あんたそれだけ食べればまた身長伸びるんじゃないの?」



「流石にもう伸びないだろ」



「この前もそう言いながら一センチ伸びてたじゃない」



「たった一センチだろ」



「ご主人様の身長で一センチはかなり大きいのでは……」



「ほら!サーシャちゃんもそういっているじゃない!」



「そうか?」



 百九十しかないんだけどなぁ。

 百九十五には届きたいなぁ。

 目指せ二メートル!



 とまあ、そんなたわいもない話をしながら夕食を食べるのであった。



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