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あなた中心の生活に限りある時間をあたえるとしたら

作者: Soraきた

雨降りの日に

「あなた中心の生活には、もう疲れてしまったの・・・」

君の言葉がパズルのごとく、僕の心の中にひらひらと落ち続ける

僕は君の表情を見つめては、ため息をひとつつく

その君の最後の一言を僕は、信じようとはしたくない

だって、あのときの君は涙ひとつ見せなかったし

君なりに精一杯の言葉をならべては

僕を安心させてくれた

たとえ、それが君の演出だったとしても

僕がその後何日か考えるとして、悩んだとしても

僕は傷つきはしない

やがて日が暮れて、寂しい夜が訪れても

僕はこのままの君を大事にしたいと思う

つらいことがあったり

切なくなったり

こらえきれない悲しみのすべては

僕と半分に分け合うはずだったのに

そんな約束を交わしたこともあったけど

これから君は一人で悲しみを背負って生きようとしている

そんな小さな背中を抱きしめたら

今にもこわれそうな君を

僕は一人にさせやしない

君がいたから

僕は僕でいられたのだから

分け合いたい この愛の力を

それでも君の瞳の奥に僕が残っていないとしたら

それを君の言葉で語ろうとしなくても

僕は、

僕の心の中にある君の言葉の数々のパズルを解いてみては

君との最後の言葉として受け入れようと思った






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