入学
初等部編の始まりです。
プロローグでは5歳くらい。初等部の始まりは10歳くらいです。
数年後、ジュンは「超!英雄養成所 ~伝説はここから生まれる~」
すなわち、養成所の初等部に入学した。
養成所は初等部・中等部・高等部で構成されている。
初等部では冒険者としての基礎を学び、中等部では自分の適性を知り、
高等部では専門性を高めていく。これが主な流れとなる。
~ジュンside~
今後の学園生活にワクワクしながら入学式に出席していた。
式が終わるとホームルームへと移動し、自己紹介が始まる。
どうやら、中央都市だけでなく他の都市出身の人もけっこういるみたいだね。
最初に仲良くなったのは席が近かったアンドレ。
アンドレは明るいし、頼りになりそうな雰囲気を出している。
同級だけど年上っぽさがあるし、頼れる兄貴って感じかな。
僕に「男だけどかわいいやつだな!」なんて笑顔で言ってきた。
一応褒められたって思うと嬉しいけど、やっぱり男としてはかっこいいって言われたいので複雑だな。
アンドレに負けないように頑張らないとね!
自己紹介の後は、入学前に準備した物の確認と、今日配られた物の確認で終了。
アンドレと話しながら帰った。
そうそう、養成所は全寮制なんだ。他の都市から来る人にも安心のシステムだよね。
アンドレと同じ部屋だったからとっても嬉しいよ!
良い学園生活が送れそうだな。
~~
~アンドレside~
入学式はちょっと眠たかったけど、さっそく友達ができたから良い日だな!
ジュンって言って、かわいい印象の不思議な男だったぜ。
ちょっとフワフワした雰囲気。小動物っぽいかわいさだな。
何にしても、良い奴だと思うぜ。
オレがしっかり見張っとかねーと!
寮の部屋も一緒みたいだし、運良いな。楽しくなりそうだ!
~~
また別のところでも出会いがあったようだ。
席が近いというのは仲良くなるきっかけとなる。
幼いながらも美しさを主張する少女は、名前が表すように凛としていた。
もう一人は、可愛らしい花のような雰囲気の女の子だ。
~リンside~
とても可愛らしい。まさしく女子っという子だな。
名前はフローラか。花のような彼女にピッタリだ。
それを口にすると、少し照れながら
「ありがとうございます」
と言った。
うむ、反応まで完璧だな。
彼女は良い子に違いないと、私の勘が告げている。
是非とも仲良くなりたいな。
おっと、どうやら同室のようだ。幸先が良い。
私は社交的と言えるほどの性格ではないので、少しずつ仲良くなっていこう。
~~
~フローラside~
まぁ、凛々しい人。
こんな素敵な方が近くの席だなんて嬉しいわ。
お名前はリンさんとおっしゃるそうです。響きが彼女にピッタリですわね。
なんて考えていたら、花のようで可愛いと言われました。
こんなに自然に褒められたのは初めてです。
なんだか、恥ずかしいですね。
あの容姿といい、まるで王子様ですわね。
周囲の方々が彼女をチラチラと見ていますが、気づいてないようです。
ご自身の事には無頓着な方のようですわね。
私がしっかり見守らねばなりません。
一番強い気持ちは、彼女と仲良くなりたい ですけどね。
~~
ジュンとアンドレ、リンとフローラがそれぞれ出会いました。
しっかりしてそうでちょっと天然なジュンとリン。
そんな彼(彼女)を見守る決意をするアンドレとフローラ。
という共通点のある会話で、4人の性格を表現してみました。
どのような文章で書いていこうか 探っている最中です。
早くも小説を書く事の難しさを実感しております。
しかし、自分で物語を作れるというのは楽しいですね!