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錬金魔術の危険性

間違えて別の小説にぽむぽこの小説を投稿していました。

……なんでこんな所でドジスキルMAXを発動するかなぁ……。

楽しみにしてくださった方申し訳ありません。

 トレントにウンディーネの所に行ってくるね、と伝え、トコトコと湖へと歩く。


「ウンディーネ、居るー?」


 私はウンディーネが住む湖、転移門(ゲート)の前に来て声をかける。


「はいはーい。……あら、リンじゃありませんか。どうかしたのかしら?」


 ウンディーネが転移門(ゲート)から姿を現す。


「うん、羊皮紙を持ってきたから錬金魔術を教えてもらいたくて」


「まぁ、それは良い事ですわね。じゃあ早速教えるのでいらっしゃいな」


 ウンディーネのヒヤリとした手に手を引かれ、私は転移門(ゲート)をくぐる。

 ……そういえば王都に通じる転移門(ゲート)をくぐったときはひどい吐き気がしたけれど、ウンディーネの転移門(ゲート)をくぐった時は特になにも感じないなぁ。

 何故だろうと思って、ウンディーネに聞いてみる事にした。


「ねぇ、ウンディーネ。転移門(ゲート)って距離に応じて人体への負担が違ったりするの?」


「そうですわね。距離が遠ければ遠いほど、肉体の再構築に時間がかかりますわ。そのせいで魔力酔いの状態になる方も少なくないと聞きますわね」


 ……なんでも転移門(ゲート)とは一度物質を分解して、魔力の塊にし、エーテルの流れに乗せて出口の転移門(ゲート)で再構築するそうだ。

 うわぁ……。そんな事知らなかったよ。

 ほいほい利用していた自分が恐ろしい。


「……ウンディーネ。例えば、だけれど転移門(ゲート)を一緒に通った人の魔力が混ざり合う事とかは無いの?」


「それはありえませんわね。門を通る時にしっかりと魂の質、というか魔力。無機物に関しては形やそれに伴う想念が記憶されますもの。そういうものだと理解してしまえば早いですわ」


 ……どうやら割り切ってしまった方が早いらしい。

 一緒に通った人と交じり合って合成獣(キメラ)みたいになるとか、そういう心配は皆無らしいので、そういうものかと納得してウンディーネの家に招き入れられた。


「どうぞ、おかけになって下さいな。今何か飲み物を用意いたしますわね」


 ウンディーネがいそいそと食器を出すのを引き止める。

 いや、だってさっきプリンとレモン水飲んだから、これ以上はお腹ちゃぷちゃぷになっちゃう。


「ごめんね、ウンディーネ。気持ちはありがたいけれど、外で頂いて来たんだ。だからお構いなく」


「あら、そうですの? では早速授業に入りましょうか」


「はい、ウンディーネ先生」


 先生、と呼ばれるとどこかしら得意そうになったウンディーネ。

 表情がかなり柔らかくなってデレーっとしている。


「まずは錬金魔術についてですわね。羊皮紙は何枚手に入れてきましたの?」


「うん、10枚ほど。大きさはこれで良いかな?」


 そういって鞄から羊皮紙の束を取り出す。


「十分ですわ。ではまずは魔方陣を描いてみましょうか。リン、糸を出せる魔力はありまして?」


「うん、今日はそれほど魔力を使ってないからまだ出せるよ」


「それは僥倖ですわ。じゃあ私がまず魔方陣を描きますわね」


 ウンディーネはそう言うと空間から羽根ペンとインクを取り出した。

 ……いつも思うけれどあれってどうやっているんだろう。

 私もできる事ならやってみたいな。

 私の羨ましげな視線に気付いたのかウンディーネが教えてくれた。


「これは私の部屋から取り寄せたものですわ。この家は水に囲まれていますもの。水さえ近くにあればなんでも取り寄せることができますわ」


 なんだ、ウンディーネ固有の能力だったのね、残念。


「と、言っても錬金魔術で似たようなことはできますわ。さ、まずは羊皮紙を見ていて下さいな」


 そう言うとウンディーネはサラサラと羊皮紙に魔方陣を描く。

 あれ……?でも所々抜けている部分があるような?

 そうなのだ、魔方陣とは言っても円が途中で切れていたり、文字が抜けていたりしている。


「これはこれで良いのですわ。じゃあリン。魔方陣の抜けている部分を貴女の糸を紡ぐ能力で繋いで(・・・)みてくださいませ」


 えーっと……。この魔方陣って水の玉(ウォーターボール)を射出する魔方陣よね。

 先ずは円を繋いで、抜けた文字を糸で補って文字の形にする。


「できたようですわね。……定着(スタグネット)!」


 その言葉に、一瞬魔方陣が光り、後に残るのは何の変哲も無い水の玉(ウォーターボール)を生み出す魔方陣が描かれた羊皮紙が残された。


「……たぶん成功したと思うのですけれど、ここで実験を行うには少し怖いですわね。とりあえず外へ出ましょうか」


 え、この魔方陣に描かれた水の玉(ウォーターボール)って拳大の水を射出するくらいしかできないと思うんだけれど……。

 私はウンディーネに連れられ、転移門(ゲート)を通り、湖を見渡せる場所に出た。


「じゃあ湖に向けて水の玉(ウォーターボール)を撃って見てくださいな。呪文は解放(リベラティオ)と唱えれば良いですわ」


 ……私は大げさだなぁとおもいつつも、湖に向けて左手に持った羊皮紙の魔方陣を右手の人差し指でなぞりながら「解放(リベラティオ)」と唱える。

 ズゴン!と音がして特大の水の玉(ウォーターボール)が発射され、湖がへこんだ。


「嘘……でしょ……」


 信じられないものをみた私はその衝撃で腰が抜けてしまい、ヘナヘナとそこに座り込んでしまった。


「あらあら……。もう少し威力を調整させないといけませんわね。糸の量をもっと少なくするべきでした」


 うふふと楽しそうに笑うウンディーネ。

 いや、どう考えても一介の魔術師見習いが使って良い類の魔術じゃないでしょうがー!

 私の心の叫びは波紋が広がる湖に吸い込まれていくのだった……。

何故か投稿したつもりなのに反映されてないよー?

ふぇぇ……。なので投稿し直します。おかしいなぁ。そして手直しした部分が綺麗サッパリ消え去ってしまったので書き直し……。グスン。

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