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五歳なう

桜咲きましたね!お花見に行きたいです。

「此度は、私《わたくし》の誕生祝いのために遠方よりお越しくださり、皆様とおめもじ叶ったこと光栄に思います」


転生してからはや五年。今日は俺の五歳の誕生日である。


なんと、転生した家は俗にいう貴族階級に位地するようなものだったらしい。


格はよく判らなかったが、今日のパーティーの規模を見る限り、そこそこ以上の力を持っていることは容易に伺える。


そう。パーティー、である。


この国では子供が五歳になったときに盛大に祝う習慣があるらしく、俺の場合、大規模なパーティーが開かれたというわけだ。

会場中には絢爛豪華な調度品が配置され、顔のよく似た召し使いこそ居ないものの非常に見目麗しいメイドさんや執事達がくるくると忙しそうに、きらびやかなオーラを醸し出すお客様方にこれまた高額そうなワインやらを差し出していた。


明らかに有力貴族の振る舞いだろ、これ。


理想としては、辺境の地に追いやられたが権利のある人物にツテがあり影響力はあるものの、陰謀にはなかなか巻き込まれなさそうなそんな家を期待していたのだが…。


革命が起きれば、真っ先に引き摺り下ろされそうな感じである。

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