名前が発覚したかもしれない
前話がおかしなことになってました。折角読んで下さっている皆様に申し訳ないです。訂正はしましたが、訂正前でも一応、話は繋がります。本当にすみませんでした……
やっとこさリスニングが出来るようになってからしばらくして、俺の名前が多分ではあるが判明。
心機一転挨拶をしてみるか。
オッス、オラ、ニール!苗字はあるかどうかわかんねえ!
よし、決まった。これで可愛い女の子のハートをキャッチだ!
まあ、一番聞く頻度が多いってことで判断したから、違う意味であるという可能性は大いにあるのだが。
もしニールが、将来有望なイケメン、みたいなニュアンスの言葉だった場合、俺は非常に痛々しい挨拶をしていたことになる。
金髪美女を見る限り、顔が悪くなる可能性は低いと思う。しかし、未だに顔も見たことがない父親がチビ、デブ、ブサメンの三拍子揃った残念さだったとしたら俺の顔面偏差値がどうなるかわからない。
場合によっちゃ、オークのような顔になる可能性もなきにしもあらずなのだ。
あー、鏡が見たい。
恐らく生後何ヵ月しか経っていないこの体では、寝返りをうつこともままならない。赤ん坊とはこんなにも弱々しい存在なのか。
だいたい、自然界では狩られる側だというイメージが強い鹿だって産まれて五分位でプルプルしながらも立ち上がる。
それに比べて、幼児が産まれて五分以内にプルプルしながら立ってみろ。シュール過ぎる光景の完成だ。
…話はだいぶ逸れてしまったが結局、俺が何が言いたかったのかというと。
自分の将来のイケメン度が気になる。ただそれだけだ。