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疾走て言葉は爽やか感に溢れてる

おはこんにちばんは。

現在、絶賛誘拐され中のディレットです。


あの後、俺を俵担ぎしたひょろいじいさんは母様に向かって孫は預かると宣言し、床に伸びている父様の頭を踏んづけて、かなり高い位置にあるはずの軽く窓を飛び越え出て外に出ていった。


その時の俺は混乱していて、涙目の母様可愛いですとか、父様の毛根が踏み台にされたことでダメージを受けなかっただろうかとかいう、下らないことしか考えていなかった。

つまりは、泥棒の去り方を見事に体現し、その外形からはまったくもって想像出来ない驚異的な素早さで何処かへ向かって疾走している人物に担がれながらも現実逃避をしていたと云うことになる。流石に、うわ、私の対応力低すぎ…?と自分のことながら呆れる。

対応力検定とかがあるのかどうかは知らないが確実に底辺の成績を獲得する自信しかない。


しかし、そんな現実逃避に浸る幸せな時間は後方から聞こえてきた必至な言葉で抹消され、俺は現状に気がつかざるを得なくなった。


「御父様ー!せめてディレットにはご容赦をーっ!」


まさかこれが俺の爺さん!?


昨日母様と父様がフラグ建設したのが今回収されているだと…!

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