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フライングゲット〜♪

セバミに首根っこ掴まれて説教されながら朝食の席へ連行中。


いや、考えてみれば当たり前の話なんだが。

今の俺の体じゃ、全力疾走してもセバミの早歩きより遅いのだ。走ってものの十数秒で捕らえられた。これがコンパスの違いかっ…。


いやしかし。俺だって成長すれば、脚も長くなるし背丈も伸びる筈だ。

覚えてろよ、セバミ。

下克上の時は近い!


「って、聞いてましたかお坊ちゃん。」


「勿論、よく聞いて反省したよセバミ!」


説教中のセバミから疑わしそうな目でじろりと見られる。

生憎、男に睨まれて悦ぶ趣味はない。お姉さんなら別だがな!


「着きましたよ、お坊ちゃん」


セバミの手が、掴んでいた俺の首を放す。あー、空気が美味しい。


首をふって喉の調子を確かめる俺の前には、渋い色合いの木で作られた大きな扉があった。

その戸をセバミが開き、俺は中に入る。貴族と使用人が食事を共にすることは無いらしく、セバミはこれから別室で飯を摂るそうだ。


部屋の中には先に席についていた父様と母様しかいなかった。


あれ、いつもなら配膳をしたり食材の産地を説明する料理長がいるはずなんだが。


これはもしかして、フラグ?

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