リア充は爆発したらいいのに…
取り敢えず、あの後は父様がうまく場を収め、お客様達は最終的に楽しく帰って頂けたようだ。
砕けた破片は殆ど俺の手に刺さったので怪我した人もいなかったとか。よかったよかった。
総合的に見て、穏やかにパーティーは幕を閉じたといえる、らしい。
セバミ談だが。
だったら。敢えて聞きたい。両親がこんなに深刻そうに話している理由を!
あ、因みに今、俺は自分のベッドで狸寝入りなうな状態だ。
その傍らで二人がこそこそ会話してる感じである。
うちの両親はできた人達だからな。聴かれているとわかっていて、可愛い息子の前で重たい話はしないだろう。
「ねえダーリン。私達の可愛いディレットはどうなってしまうのかしら…」
ダダダ、ダーリン!?
「心配することはないさハニー。お父様だって鬼ではない。ましてやディレットはあの方と同じ属性をもつ孫。無下にすることはないだろう」
ハハハ、ハニー!?
え、二人ともそんなにラブラブなんですか!?はじめて聞いたよ生のハニーダーリン呼び!しかもそれが両親とかドンダケー。
動揺しすぎて上手く寝たふり出来てるか怪しくなってきた。変な汗が出てきそう。
そんなことよりも、ヤバイ。今までの深刻な話の内容で立ってそうなフラグとか謎の人物あの方とかのインパクトが薄れて正直どうでも良くなってきた……。