表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/5

運動会を目前に

 真介の行動に、孝介はある意味悩まされてきた。そんな真介から、孝介は衝撃的なことを耳にする。

 あの時、なんで真介はかばってくれたのだろう・・・。そんなことばかり考えていた。多分、真介は運動会に優勝したいからそう言ったのだろう。でも、俺はそうとは思わなかった。

 「真介は、実は優しい人なんだ。こんな僕を見捨てずに見てくれるなんて、なんていいやつなんだ!」

 いつしか、カークラッシュマスターズの時の想いは消えていた。そして、真介に少しずつ焦がれていった。


 ある日のことだった。

 俺が学校から帰っていたとき、1人でとぼとぼと帰る真介を見かけた。 

(またあいつが1人でおる!でもすごく落ち込んでる。めずらしいなぁ・・・)

 何があったのかはわからないが、真介が落ち込んでいたから、周りのみんなが近寄れなかったのだろう。

とりあえず、真介に一声かけてみることにした。

 「しっ、真介!!そんなに落ち込んで、どうしたの!?」

 「・・・」

 ・・・、本当にめずらしい!真介が相当落ち込んでいる。

 「何かあったの?」

 「何かあるから、落ち込んでるんや」

 「だからどうしたのって僕は聞いてるんだよ」

 「・・・」

 とにかく、真介の機嫌をよくしないと・・・。そう思い、俺は近くの自販機でコーラを買ってきた(偶然、ポケットに入ってた100円を使って)。

 「真介、コーラ買ってきたよ」

 「・・・おう、ありがとう」

 そう言うと、真介は『何か』を話し始めた。

 「実は、・・俺、転校するんだ。家の事情で」

 「うそ!それはみんな知ってるの?」

 「いや・・・、誰にも言ってないよ」

 「そっか・・・。それは言わないほうがいいな」

 真介からそう聞いたとき、俺は驚きでいっぱいだった。さらに、真介が、

「・・孝介、・・色々とごめんな!!」

と言ってきた。いきなり謝ってきたから、さらに驚いた。確かに、真介には散々嫌な思いをさせられてきたけども。鬼ごっこでいつも鬼にしてきたり、わざわざ『カークラッシュマスターズ』で挑発してきたり・・・。でも、それのお詫びか、この前は俺をかばってくれた。やっぱり真介は優しい!カッコイイ!!

 「うん、いいよ。僕だって、真介に迷惑をかけたじゃないか」

 「迷惑なんかじゃないよ。あの時は、孝介がいじめられかけてたから・・・。いや、そうなったのも俺が原因だから・・・」

 「もういいよ。それよりも、僕はパン食い競争で1位にならないといけないんだ。真介も、僕の練習に付き合ってほしいな」

 「よし、分かった」



 もうすぐ、運動会。真介のために、頑張らないと!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ