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帰還と旅立ち

既に昼になりましたね、この世界では常に昼ですが


我雪

『さて、今日はどうしましょうか?』


そういえばこの前、デュランさんが来てからブレイクさんがやたらと警戒するようになったんですよ、どうしたのでしょうか?


?????

『ヤッホー!私は帰ってきたよー』


誰かが外で騒いでいますね。誰でしょうか?


バタン!


誰かが宿屋の扉を蹴って開きましたね。物は大切にしなければいけませんよ


ウィルシナー

『私がキル・ウィルシナーさ!お前が変な人間だろ?』


貴方に変な人間とは言われたくはありませんよ、ウィルシナーさんは鳥と人間の融合体?ハーピー?でしょうか?


我雪

『私は尾是我雪ですよ』


ウィルシナー

『我雪か、よろしくな』


私としてはあまりよろしくしたく無いのです、ウィルシナーさんはなにやら放電していてバチバチしています

おや?翼の様な腕でガラスのカプセルを抱えていますね?


我雪

『そのカプセルはなんでしょうか?』


ウィルシナー

『こいつかい?』


ウィルシナーさんはカプセルを見せてくれました、カプセルは鉄の輪で固定されていて中にはウィルシナーさんと同じような姿をした赤ちゃんが入っていますね


我雪

『どうやって出すんですか?』


ウィルシナー

『メトロの能力ならどうにかなるだろ、広場に行こうか』


メトロさんの能力ですか?私は知りませんよ?とりあえず宿屋からでて村の広場に向かいます


広場にはトラメルとメトロがいますね


トラメル

『やっぱり!ウィルシナー帰ってきた!皆を呼んで来るよ!』


トラメルさんは走って行ってしまいました


ウィルシナー

『メトロ、お前の力でこいつを出してくれ』


ウィルシナーさんはカプセルを地面に置きましたね


メトロ

『任せろ、操作(メタルパズルピース)


カプセルの鉄の輪はバラバラになってしまいました

ウィルシナーさんはカプセルを開き赤ちゃんを抱えています


我雪

『あれがメトロさんの能力ですか?』


メトロ

『あらゆる鉄を操作できる』


鉄の操作ですか、強そうですね

いつの間にか村の人達が集まってきましたよ


コークス

『久しぶりだな、ウィルシナー』


ラバース

『ウィルシナーさんお帰りなさい』


トラメル

『旅はどうだったんだ?話を聞かせてよ!』


ロド

『仲間探しの旅は上手くいったようじゃな。赤子の状態で見つかるとは思わなかったがの』


でも何でカプセルの中にいたんでしょうか?


テル

『赤ちゃん可愛いよー』


ブレイク

『このカプセル、時止の陣が刻まれている』


時止の陣ですか?時間を止めるものでしょうか?


ウィルシナー

『私達を長く保存するためじゃないの?因みに、この子の名前はキル・サーバーだよ』


我雪

『待って下さい、貴方達を保存するなんて酷過ぎませんか?』


人権侵害ですよ、許してはいけませんよ


ウィルシナー

『そもそも私達は創られた存在だからどうも言えないよ』


ロド

『ウィルシナーとサーバーしか生き残りはおらん、この二人が今の時代に生きているのはそのカプセルのおかげでもあるのじゃよ』


我雪

『生き残りはもう居ないのですか?』


ウィルシナー

『多分居ないよ、私達はアトロポスって名前の鳥の能力を移植された人間で、アトロ族なんて通称がある。本当はもっと昔に生きてたけどカプセルに保存されて今を生きるって訳さ』


何だか悲しい話ですよね、


ブレイク

『・・・ウィルシナー帰って来たか。我雪、テル、旅に出る』


我雪

『いきなりですか、何故です』


いくら何でもいきなり過ぎますよ!


テル

『どうしたのさ、ブレイクー』


ブレイク

『・・・マジックアシストに目をつけられた』


ロド

『時間の問題じゃな・・・行きなされ』


我雪

『私には何の事かわかりませんが理由があるなら仕方ないです』


テル

『また来ればいいしねー』


そんな訳でいきなり旅立つ事になりました


トラメル

『帰ってきたら旅の話を聞かせろよ!』


ラバース

『また来るよね?待ってるわよ!』


メトロ

『旅の無事を祈る』


コークス

『いつでも来いよ!』


ロド

『わしが生きとる間に一度は顔を出すのじゃぞ』


我雪

『皆さんありがとうございました』


テル

『また来るよー』


村の皆さん、本当にありがとうございます。私は旅に出ても頑張ります。



・・・



そういえば、ブレイクさんとウィルシナーさんは?



ブレイク

『・・・ウィルシナー、短い余生有意義に過ごせ』


ウィルシナー

『わかってるよ、村の護衛は私が頑張る。それが私の余生』


ブレイク

『・・・サーバーはどうする』


ウィルシナー

『私達の人生は短過ぎる、サーバーが生きてる間はコークスもメトロもいるから大丈夫』


ブレイク

『・・・そうか』


ウィルシナー

『だから大丈夫だよ・・・』


ブレイク

『・・・行く』


ウィルシナー

『行ってらっしゃい』

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