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デュランはドラゴン

テル

『我雪ー、村を散歩しようよ』


宿屋でトランクの中を整理していましたらテルさんの提案ですね。


我雪

『別にいいですよ』


私は引きこもりでは無いので断る理由が無いのです。

ブレイクさんは・・・瞑想ですか、理解しました


テル

『早くしてよ』


テルさんが急かしますので少し急いでみます


外にはトラメルとラバースとメトロが居ますね、この三人結構仲良しなんですよね


トラメル

『あっ!我雪だ!』


トラメルに見つかってしまいました、何だか懐かれてしまったのでしょうか?


メトロ

『トラメル、あまり我雪さんに迷惑をかけるんじゃない』


ラバース

『トラメルはまだ子供ね!』


私からしたらラバースさんもまだまだ子供ですよ


テル

『私はまだ子供でもいいと思うな』


トラメル

『お前が1番ちびだしな』


テル

『怒るよ?』


我雪

『トラメルさん、人を外見で判断してはいけません!』


メトロ

『テルの気持ちを考えろ!』


ラバース

『小さい所も可愛くていいじゃない』


トラメル

『えっ?俺孤立?』


当たり前ですよ、大人になる一歩は他人の事を考えられる様にならなければ


コークス

『オーイ!メトロ居るか!』


コークスさんが村の出口の辺りからメトロさんを呼んでいますね


メトロ

『呼んだか?』


コークス

『狩りにいくぞ!』


メトロ

『わかった、今行く』


コークスさんとメトロさんは森へ狩りに行ってしまいました


ラバース

『トラメル、あんたさ畑の様子見に行った方がいいんじゃないの?』


トラメル

『やべっ!そうだった』


そういえば、この世界は夜が来ないのですから植物伸び放題なんですね


ラバース

『仕方ないわね、私も行くわよ』


トラメル

『ラバースありがとな』


ラバース

『別に気が向いただけよ!』


トラメルとラバースは村の畑に行ってしまいましたか


テル

『私はブレイクの様子をみてくるよ』


テルさんは宿屋に走って行ってしまい私一人になってしまいました・・・


我雪

『・・・どうしましょう?』


一人になってしまいましたのでトランクの中でも整理していますか・・・


ブォンブォンブォンブォン・・・


上空から何か音が・・・?





ヘリコプターが降りてきましたよ?うーん、この世界にあるのでしょうか?


ガラッ!


ヘリコプターの扉が開きましたね、近くで見ると・・・ぼろいですね


デュラン

『ハッハッハ!ラウル・デュラン参上!トウッ!』


スタッ!


ヘリコプターの扉から何物かが飛び降りました。


我雪

『えーと、誰ですか?』


デュラン

『俺!デュラン!』


目の前には・・・



ジーパン履いて、革のジャンバーを着て、金属のチェーンをジャラジャラと鳴らす・・・


二足歩行の黒いドラゴンがいますね


我雪

『新種の生き物でしょうか?』


デュラン

『何だよ、せっかくカッコイイ登場したんだからさ、現れたなデュラン!今こそ親の仇!とか言えよー』


我雪

『妄想癖でもあるのですか?』


妄想癖の強いドラゴンですか・・・新しいですね


デュラン

『人はそれを想像力と呼ぶ!』


我雪

『貴方は人間に見えません』


巨大な翼に長い尻尾、鋭い爪に明らかにドラゴンな顔、紅い猫目が地味に怖いですね


デュラン

『それは盲点だった!グアアアア!!』


何か芝居がかかっていますね


我雪

『芝居ですか?』


デュラン

『俺を倒した人間よ!これは褒美だ!』


デュランは長い導線をくれました、とりあえず貰っておきましょう


我雪

『ありがとうございます』


デュラン

『ツッコミいれろよ!』


いつの間に漫才になったのでしょうか?このドラゴン理解出来ませんね、そういえば・・・


我雪

『ドラゴンはあまり大きく無いのですね、意外です』


デュランさんは普通の人より背が高めぐらいの大きさですよ


デュラン

『そのスルーに俺は完敗!我雪強すぎる・・・!』


我雪

『私何もしていませんよ?ところで、どこで私の名前を?』


何故私の名前を知っているのでしょうか?別にいいですが


デュラン

『フッ・・・俺の情報網は発泡スチロールなのさ!』


我雪

『情報網が発泡スチロールなんて聞いた事ありませんよ』


デュラン

『俺は発泡スチロールで東京タワーを造った男なのさ!』


我雪

『貴方は男性だったんですか』


デュラン

『グハッ!種族差別によりデュランに956のダメージ!』


そんな事言われましても外見では全くわからないのですよ


我雪

『外見での判別なんて無理ですよ』


デュラン

『しかし俺は諦めない!希望はいつも何処かで輝いている!』


空を指差すデュランさん、いい加減邪魔なんですよね


我雪

『どいてくれませんか?』


デュラン

『否だ!俺は決して認めない!1番安いのは俺の店だ!』


我雪

『話の流れがわかりません』


デュラン

『皆さんよってらっしゃい見てらっしゃい!この液体火を近づけると大爆発するんですよ、これを何と瓶三つ分無料プレゼント!無料プレゼントですよ!』


我雪

『じゃあ貰っておきます』


デュラン

『更に!大爆笑するキノコを追加プレゼント!』


何かよくわからない物をいろいろと貰ってしまいました、トランクにしまっておきましょう

結局何者なんでしょうか?


ブレイク

『・・・デュラン?』


おや?いつの間にブレイクさん来ていたのですか?


デュラン

『小さな魔法の研究が望む原始が居るんだよ?気をつけないとねー』


ブレイク

『・・・』


デュランさんは何を言いたいのでしょうか?


デュラン

『バイバーイ』


デュランさんはヘリコプターに乗り込み何処かに行ってしまいました。結局なんだったのでしょうか?

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