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バッドオープニング

尾是我雪が生還してから・・・二十数年後


夜帋

『ねえ・・・しっかりしてよ!』


我雪

『心配しないで・・・私は大丈夫ですよ』


私は尾是夜帋(おぜ・よかみ)今ここはお父さんが入院している病院、本当のお父さんじゃないけど私はお父さんだと思ってる


夜帋

『お父さんまだ死なないでよ!!』


我雪

『大丈夫ですよ夜帋、私はまだ50にもなっていないのですよ?』


そう、お父さんはまだ40代それなのに・・・余命は長くて二年短いと半年。どんな薬も効き目無い、どんな治療も効き目無い・・・身体は至って健康なはずなのに・・・


夜帋

『父さん・・・父さん・・・』


我雪

『夜帋、諦めたら負けですよ、前を向きなさい』



・・・約一年後



昨日お父さんとはお別れをした。最後に言っていた言葉は『大丈夫ですよ、鏡の向こうで親友が呼んでいます。ただ、向こう側へ旅立つだけですからね』そして・・・旅立た・・・


今から約十年前、私は火災事故に巻き込まれてしまった。私は培養液の中で過ごしていた。私の居た工場が火事になってしまったが培養液の中では逃げる事も出来ない。死を覚悟したがそこで救いの手を出してくれたのがお父さん。初めはなんて無神経な奴とか思ってた・・・けど確固たる自分を持っていた



・・・更に一ヶ月



お父さんのメモ帳を見つけた、(ミラーワールド旅行記)と書いてあった。そこにはいろいろな話が書いてあったけど目についたのは『アークは本当に不死身でした、心臓を刺しても死なないなんて困ります』という文・・・


そういえば、人の進化について研究していた人が居たな・・・。確か、英紫美和



・・・更に時は経ち



英紫美和について調べてたけど、意外な所からヒントが出てきた。

私がいた工場は英紫美和の工場であらゆる研究をしていたみたい、火災になる数ヶ月前に行方不明になってるけど・・・



英紫美和に会ってお父さんを・・・


それが私の目標







ムア

『オロカナコウイ、ソノタマシイハスデニシバラレテイルノニ。ソレモヒトツノレキシ』

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