更に日常
黒月さんは散歩をしていると約10年前に会った我雪と小学生ぐらいの少女を見つけた
黒月視点
我雪
『これでは夜帋は生後一週間ですか?』
夜帋
『どうだろう、一応一般常識は脳にダウンロードしてあるよ』
我雪
『外見は小学生ですからちゃんと小学校に行くのですよ』
夜帋
『酷くない?私は並列思考を追加機能として持ってるし大学レベルの問題くらい楽勝よ?』
我雪
『残念ながら外見は許してくれません』
夜帋
『ところで父さん・・・』
我雪
『大丈夫です、気づいてますよ黒月さん』
黒月
『あ、気づかれました? 別に尾行してたわけじゃないんですがね? あはは』
夜帋
『私は脳波を見る事が出来るから嘘は通じないわよ?あなたの脳にも新しい機能をダウンロードしてみる?』
黒月
『ガキに新しい自分に目覚めさせられるなんか絶対嫌だぞ』
我雪
『可哀相だから止めなさい。しかし、小学生に虐められる大人はネタになりますかね?』
黒月
『相も変わらずえげつない……職業病ってレベルじゃありませんよ、貴方の記事への愛は(このロリコンめ)』
夜帋
『あなたなんかに興味無いわよ』
黒月
『小学生に拒絶された?! あまり人見知りすると孤立するぞ? お嬢ちゃん』
夜帋
『妙にリアルな話しないでよ』
我雪
『さて、あの工場がどうなるか興味ありますし、裁判所に行きますか』
夜帋
『父さん!?それは犯罪よ!』
我雪
『大丈夫です、前も行きましたが逃げ切りました』
夜帋
『やっぱり父さんはチートよ・・・一週間前も火災の工場に侵入するとか何かおかしい・・・』
黒月
『えてしてそういうもんだ、この手の人は……この人が暴走したとき、しっかり止めてあげるんだよ(あ、レンタルビデオの期限、今日までだっけ。返しに行くか)』
夜帋
『言ってることと思ってることのギャップがありすぎよ!』