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その存在理由

今は世界リプダクに来ています。草原しか無いですよ


カサカサ・・・


誰か近づいているのでしょうか?


???

『見つけた侵入者』


その少女は歪んでいました、何かを求めるように手を出し、笑っていますそして・・・怒り悲しみ切望など様々な感情を感じます


我雪

『何を求めるのですか?』


???

『感情が欲しい、それだけだよ?』


我雪

『貴方には沢山の感情を感じますが?』


一人にしては多過ぎるぐらいにですよ


???

『確かに何十人もの感情を持ってるよ、でもまだ欲しい、もっと欲しい』


完全に狂っていますね、普通は数人分の感情を持っていても正常では居られません、なぜなら多重人格の人格がいっぺんに全部表にでてきているのと変わらないからです


????

『だめですよトーラ、客人に失礼な事を言っては』


トーラ

『わかった、じゃあ向こうに行ってる』


トーラさんは素直にどこかへ行ってしまいました


我雪

『もしかして、貴方が・・・』


????

『どうせジダイガに言われて来たのですよね』


我雪

『そこまで知っているなら、リアルワールドに帰る方法を教えて下さい』


????

『この世界にはありませんね』


我雪

『それならいいですよ』


そしてすぐに世界イズンプに向かって行きました



・・・



世界イズンプ・・・


気色悪い所ですね、何故ジダイガさんはこのような場所を選んだのでしょう?立ちくらみがします・・・


ジダイガ

『待たせたな』


我雪

『ようやく来ましたか』


5分ほどでジダイガさんは来ましたよ、空間に穴を空けていたようですが・・・もしかしてそれで帰れるのではないですか?


ジダイガ

『成功したようだな』


我雪

『何でわかるのですか?』


ジダイガ

『私は空間を支配出来る、つまり全てお見通しだ』


ジダイガさんはとんでもない人だったようですね


しかし、空間を支配出来るのでしたら・・・


我雪

『その力でリアルワールドに・・・』


ジダイガ

『帰すつもりはない』


断言ですか、そうですか。しかし私も負ける訳にはいかないのですよ


我雪

『協力すると言ってませんでしたか?』


言ってましたよね?今更断るなんて言わせないですよ?


ジダイガ

『もちろんだ、世界ミテレクに現実を映す湖がある、リアルワールドへ帰るならそれで充分だろ』


確かにそうですが・・・世界ミテレクどこかで聞いたような・・・


我雪

『思い出せませんね・・・』


確かに聞いたはずなのですよ、


ジダイガ

『思い出せないか?』


当たり前ですよ、簡単に思い出せるのならば苦労はしませんよ


我雪

『思い出せそうなのですが・・・思い出せません』


ジダイガ

『世界バレッサだ』


世界バレッサ・・・?


我雪

『ああ、そういえば!』


世界ロウティバに行こうとした時に間違えて紹介されたのがミテレクでしたねー

余談ですが・・・アークさんとブレイクさんは大丈夫なのでしょうか?少し心配ですが、大丈夫ですよね


ジダイガ

『協力はした、私の出番は無い』


ジダイガさんはそう言いますと空間を切り裂いて帰ってしまいました


さて私は世界バレッサに向かいますか!



・・・世界バレッサ



プラネン

『ああ?我雪かどうしたんだよ?』


リロード

『我雪さんですか』


塔の中に入りますと、プラネンさんとリロードさんがお茶を飲んでいました


我雪

『ようやく手がかりが掴めましたよ』


プラネン

『よかったじゃねえか』


リロード

『一杯どうですか?』


リロードさんにお茶を貰いのんびりしてます


ズズ・・・


何か冷めてませんか?


我雪

『ジダイガさんは変わった人でしたね』


プラネン

『あいつか、何か企んでるみたいだけど、詳しくはしらねえ』


やっぱり何か企んでいるのですか、天才は厄介ですねー


我雪

『何かお茶冷めてませんか?』


プラネン

『確かに冷めてるな、火の魔法でも使えりゃいんだけど使えねえから』


我雪

『このお茶は?』


プラネン

『よくしらねえ』


我雪

『大丈夫ですよね?』


害はないようなので別にいいですが不用心ですよね、不死身だからかも知れませんが・・・


プラネン

『そういやさ、手がかりってなんだよ?』


我雪

『世界ミテレクの鏡ありましたよね?』


プラネン

『ああ、あれは世界クリーマに送っておいたけど?』


我雪

『そうなんですか、世界ミテレクに行きたいのですよ』


プラネン

『なるほどな、いつ頃行くんだよ?』


我雪

『もう少し休んだら行きます』


バリッ バリッ


リロードさんはどこからか取り出した煎餅もどきを食べてます、なんか懐かしいですね


プラネン

『ああそうだ、クリーマには俺も着いていく』


リロード

『何を言ってるのですか?』


プラネン

『この世界の事は任せたって事だよ』


リロード

『待って下さいよ、いきなりですか!』


プラネン

『どーせさ、お茶を飲みながら周りを見渡しといてくれりゃあいいから、異変なんて簡単に起きねえだろ?』


何か適当過ぎる管理ですね、大丈夫なのでしょうか?


我雪

『適当過ぎませんか?』


プラネン

『大丈夫だろ、ろくに変化もねえしこんな世界に来る奴もなかなか居ねえ、それに飽きたし』


我雪

『最後のが本音ですね』


リロード

『ええっ!?』


やっぱり、プラネンさんは管理者には向いていないような気がしますよ


プラネン

『リロードはほっといて世界クリーマに行こうじゃねえか!』


プラネンさんはノリノリですね、確かに同じ所にいるのは飽きますが・・・


リロード

『待って下さいよ・・・』


プラネン

『ついでにグレンサの修復も出来るだけやっといてよ』


グレンサとは、あのひび割れ砂漠ですね


リロード

『ご冗談を!?』


プラネン

『さあ、行こうぜ我雪』


我雪

『はい、行きましょう』


リロードさんの冥福は祈っておきますよ。


プラネンさんの持ってきた世界クリーマの鏡に入りますか



・・・



もしかして、この二人管理者の仕事を大してやっていなかったのでは?そんな思考が頭を過ぎりましたが、気にしたら負けですね

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