ジダイガ
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『貴様ら邪魔だ、闇魔法』
あの人は・・・デュランさんと戦っていた黒い服の人
ローグ
『カーグ頼むぞ』
カーグ
『お兄様了解しましたわ、魔法』
あの反射魔法ですね。黒い光線は・・・
ドカーン!
ローグ
『うわあああ・・・』
カーグ
『キャアアア・・・』
反射されずに二人に当たりどこかに飛んで行きました
リーガル
『ああ、ジダイガか』
この人がジダイガさんですか?
我雪
『はじめましてジダイガさん』
ジダイガ
『貴様が尾是我雪か』
私の名前知ってるのですね、そんなに有名人ではないつもりですが・・・
我雪
『頼みたい事があります』
ジダイガ
『否だ』
まだ言ってないのです、もしかして・・・
我雪
『読心術ですか?』
それなら納得です、ジダイガさんは明らかに真っ黒で怪しい感じを醸し出していますから読心術の一つや二つ使えそうです
ジダイガ
『違う、もう一つ達成しなければならない事がある、後一つだ・・・』
我雪
『何の事でしょうか?』
私には訳がわかりませんよ
ジダイガ
『それまでは・・・貴様をリアルワールドに帰さん!』
我雪
『何故それを?』
ジダイガさんに会ったのはデュランさんとのいざこざの時だけです・・・しかし・・・そういう事ですか?
我雪
『犯人は・・・ジダイガさんですね?』
理由は二つ、一つは私の存在を知っていた、しかし之はたいした理由にならない
ジダイガ
『何故だ?』
我雪
『貴方に会えと言ったのはプラネンさんですよ、私の世界を探すために紹介されたのはジダイガさん・・・つまり、貴方は世界を移動する事が簡易的に出来る』
世界の移動がままならない人に世界探しなど出来ませんから
ジダイガ
『つまり、貴様を知っていて世界の移動が簡易的に行えるならば、逆もしかりと?』
我雪
『はい』
・・・
ジダイガ
『正解だ・・・私が貴様をここ、ミラーワールドに招待した』
我雪
『理由を聞いてもいいですか?』
あらゆる行動には理由があります、特に頭の良い人の行動は無駄がありません
ジダイガ
『踊る駒に教える事は無い、ここは盤上だ。そこに線は一つ』
我雪
『はい?』
やっぱり頭の良すぎる人は何かおかしいと思うのですよ。あの三人の天才もです、悠一さんは子供の時でも精神は大人でしたし、美和さんは論外ですよ?あれは既に人では無いです
ジダイガ
『協力はしてやる』
我雪
『結局協力はしてくれるのですか?ありがとうございます』
ジダイガ
『貴様にはこの世界へ行ってもらう』
ジダイガさんは一つの鏡を取り出します
世界の名前は・・・リプダク
ジダイガ
『ある男にリアルワールドに帰る方法を聞け、返事を返されたら無視して世界イズンプに来い』
ジダイガさんはもう一つ鏡を渡してくれました。
しかし、この行動にも意味はあるのでしょうか?
我雪
『その男性とは誰ですか?』
ジダイガ
『奴の名は・・・』