世界ダルミト
第一印象は暗いです
ええ、この世界に来てすぐに多分魔法生物に遭遇してしまいました。鉄の輪にはまった目玉みたいな感じです
我雪
『おいでー』
とりあえず呼んでみますと着いてきました。犬みたいでこれはこれで可愛いかも知れません
しかし、霧のせいでよくみえませんが・・・何やら二人組が居ますので少し聞いてみましょう
我雪
『すみません、ジダイガと言う人を知りませんか?』
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『ああ、ジダイガはここの管理者だけど普段は居ないよ、あんたは召喚士か?』
聞いた人は空飛ぶ目玉を指差します
我雪
『申し遅れました、私は尾是我雪、新聞記者です。召喚士では無いですよ?』
リーガル
『ああ、俺はリーガル。こいつは妹のリーニャだ』
リーニャ
『はじめまして、新聞記者が何だかわからないけど』
何か、名前に捻りがありませんねー
リーガル
『じゃあそいつは?よく見たら呪印生物だし』
我雪
『呪印生物とはなんですか?』
聞いた事ありませんよ?
リーガル
『えーとな・・・』
リーニャ
『兄さん大丈夫?呪印生物は呪いを原動力にする生物よ』
リーガル
『ああ、そうだった』
我雪
『呪いですか、良い感じはしませんが・・・まあいいですよ』
手の平の上まで目玉を呼んでみます、変わった生物ですねー
リーガル
『それ大丈夫か?』
我雪
『なんでですか?』
害はなさそうですよ、忠犬みたいでいい子ですし
リーニャ
『原動力が呪いよ、早く駆除した方がいい』
我雪
『ダメですよ、この目玉さんはいい子ですから』
リーガル
『目玉さんって・・・』
リーニャ
『悪影響よ、それに気持ち悪いとか思わない?』
我雪
『可愛いですよ?』
リーガル
『・・・』
リーニャ
『・・・』
私何かしましたか?気にしたら負けですね
我雪
『大丈夫ですか?』
リーガル
『俺らは大丈夫だけど・・・』
リーニャ
『あんたは頭大丈夫なの?』
我雪
『失敬な、私は至って正常』
失礼ですよね、目玉さん・・・居ませんね
リーガル
『結局何者なんだ?』
我雪
『新聞記者です』
リーニャ
『それは聞いた』
我雪
『ですから、新聞記者です』
リーニャ
『じゃあ新聞記者ってなに?』
我雪
『新聞のネタを探します』
リーニャ
『もういいや・・・』
何かリーニャさんは諦めたようですね
どこかに歩いて行ってしまいました
リーガル
『何でジダイガに会いたいんだ?』
我雪
『家に帰りたいからですよ』
リーガル
『いや、帰ればいいじゃん・・・』
我雪
『言い方を変えましょう、私の世界に帰りたいのです』
リーガル
『どっから来たんだよ?』
我雪
『私の世界からです』
リーガル
『いや・・・あのさ?』
説明が大変なのですよ、決して面倒という訳では無いのです。
我雪
『それにしても、この世界暗くないですか?』
本当に暗いです、日の光も見えず上空がうっすらと光る感じです
リーガル
『黒族には住みやすいらしいぜ?なんか闇の力であふれてるとかで・・・』
我雪
『リーガルさんは黒族ですか?』
リーガル
『いや?違うけど』
理由にならないじゃないですか、おや?向こうに行ったはずのリーニャさんが・・・
リーニャ
『兄さん大変よ!この世界に変態が来た!』
リーガル
『はっ?変態?』
リーニャさんがこちらに走ってきました。
リーニャさんに着いてくるようにやってきた二人・・・
ローグ
『ククククク・・・私の研究はまだ終わっていない!』
カーグ
『お兄様、わたくしも手伝いますわ!』
・・・マジックアシストですか
我雪
『確かにある意味変態ですね』
リーガル
『あれは変態だな』
リーニャ
『やっぱり変態よ!』
変態二人は聞いていないみたいですね
ローグ
『さあ!我雪さん!私の研究体に・・・』
ローグさんが言い終える前に、空間が割れて?
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『貴様ら邪魔だ、闇魔法』
確かあの人は・・・