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ミラーワールドへ

電気街で買った物をトランクにまとめながらネタ探しに美和の研究所へ向かっています。

それにしても、まさかの高電圧スタンガンですよ、あれが売られていて大丈夫なんでしょうか?しかも中古品店に、もちろん買いましたが。後、デジタルカメラにライターです。


我雪

『ここが美和の研究所ですか』


研究所に着きました。取り出す物はもちろん、メモ帳とボールペンですよ。何か有給休暇を有意義に使っていない気がしますが・・・


鈴也

『尾是君ではないですか、相変わらずの仕事ですか?』


我雪

『いえ、有給休暇中ですがネタになりそうな情報を得たので』


鈴也さん、黒いコートが似合っていますよ。更に物陰に隠れていれば明らかに探偵ですと言っている様なものです。


鈴也

『お前は探偵かスパイにでも転職したらどうだ?』


我雪

『嫌ですよ、私は新聞記者ですよ?』


この仕事、なんだかんだと言っても気にっているんです

鈴也さんは小さな機械を取り出し顔をしかめた


鈴也

『チッ!仕掛けた盗聴器は既にばれてるみたいだ』


我雪

『どういう事ですか?』


鈴也

『研究所の入口は開いていますよだとさ』


わざわざ探偵を招き入れるのか?美和さんは何を考えてるんでしょうか


我雪

『行きましょうよ』


鈴也

『本当に行くのか?何で探偵である俺が侵入するつもりなのかわかるか』



我雪

『何か疑惑でもあるんですよね?』


鈴也

『美和は裏では人体実験の研究をしてるんじゃないかとな』


我雪

『美和さんの進化論ですか?』


たしか、生物の進化にはあらゆる可能性があり、それを人為的に起こしましょうみないな理論だったはず


鈴也

『そんな感じだ、遊び半分では酷い目に合うかもしれないぞ?』


我雪

『遊び半分ではないですよ、仕事ですから』


鈴也

『変わらないな』


我雪

『変わりませんよ』


研究所の裏口から侵入する、べつに悪いことをしようという訳では無いですよ?仕事ですから


鈴也

『祐衛外の様子は・・・』


鈴也さんは無線を使って外の祐衛さんと連絡をとっています。ちゃんと仕事しているんですね


鈴也

『我雪、外に異変はないみたいだ。とりあえず、監視機を配置する』


鈴也さんは小さな機械をいくつも取り出して何かスイッチをいじると機械は研究所の奥へと飛んで行った。


我雪

『私達も奥へ行きますか?』


何か長い廊下ですね


バタン!


急に音がして後ろを見ると裏口が閉まっていた


鈴也

『無線が通じなくなった、裏口も開かない』


本当だ裏口が開きませんね、閉じ込められましたよ?


我雪

『監視機で出口を探せませんか?』


鈴也

『ダメだ、監視機との接続も切れた』


カツ カツ


足音です、鈴也さんは明らかに警戒しています


美和

『ウフフ、待っていたわよ』


美和さんが奥からやって来ました、私達が来ることを知っていたのでしょうか?


鈴也

『美和、何のつもりだ』


美和

『鈴也さんもきたのねぇ、大丈夫よ貴方にも役割があるわ』


役割とは何でしょうか?人体実験とかなら私は嫌ですよ?


美和さんは鈴也さんを指差しています、人に指差しては失礼でしょうが


鈴也

『どうした?』


美和

『ウフフ、実験スタートよぉ』


ブスッ!


鈴也

『!!?』


驚きです、美和さんの人差し指が伸びて鈴也さんの腕に突き刺さりました。スクープですね、美和さんの指は伸びる!・・・何かインパクトに欠けますね


美和

『細胞の書き換えは成功したかしらぁ?』


鈴也

『クッ・・・グアッ・・・?』


鈴也さんはみるみる小さくなっていきます。そして、コートがモゾモゾと動く様な状態に、鈴也さんは小さくなりすぎてコートから出られないようですね


美和

『やっぱり成功ねぇ』


美和さんは突き刺さした指を引き抜き元の長さに戻りました。私まで鈴也さんみたいになるのは嫌なので逃げる方法を考えましょう


我雪

『うーん、逃げる方法が見つかりませんね』


ゴソゴソとコートからやっと鈴也さんは脱出できたんで・・・?



コートから出て来たのは狼ですよ。美和さんはライカンスコープ?だったんですか?新聞にしたら信じてくれる人はいるでしょうか?


美和

『後はジダイガさん任せましたよ』


ジダイガ?誰でしょうか?聞いた事ありませんね



すると目の前の景色が歪んでいきます、おかしいですね貧血でしょうか?


すると周りには自然広がる田舎に居ました、今時こんな田舎は珍しいですね、秘境として新聞に載せましょうか?


我雪

『ところでここは何処でしょうか?』


辺りを見渡すと人影がありますね。


我雪

『すみません、ここは何処ですか?』


向こうに居た人はこちらに気づいて近づいてきましたが・・・身の丈以上の剣を背負っています。重そうですね・・・


????

『/:~, _'~:,?』


何語でしょうか?言葉は通じそうにありませんね、どうしましょう?

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