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グバルさんとガレットさん

ガレット

『ビックリしたわよー』


グバル

『僕も驚いた』


やってきた羽族はグバルさんでどうにか塔から出してもらえました。

グバルさんとガレットさんは爆発の音に気づいて向かってきたらしいです。

アークさんはあの後、グバルさんがとどめを刺してくれました。何か灰になってましたね


我雪

『結局プラネンは居ませんね』


グバル

『僕もいろいろ探して見たけど居なかったよ』


ガレット

『もしかして、他にも拠点があるかもしれないわよ?』


我雪

『そうかも知れませんね』


ブレイクさんは何か知りませんか?


ーー知らない


ですよねー


グバル

『そういえばさ、我雪が人族って言うのは本当なの?』


我雪

『本当ですよー』


グバル

『でも我雪から微かな魔力を感じるよ?』


ーーそれは俺だ


我雪

『それはブレイクさんです』


ガレット

『なんでブレイクが出てくるのよ?』


そう言われましても説明が難しいです


グバル

『確かにブレイクの魔力に似てるよ』


我雪

『つまりそういう事です』


ガレット

『解らないわよ・・・』


だから説明が難しいんですよ、ここにブレイクさん・・・そういえば、ブレイクさんの身体を拾っておきましょうか


ーー俺は物か・・・


似たような物ですよ


我雪

『グバルさん、ガレットさん、あの大きな岩の所まで行きましょう』


グバル

『いいけど?』


ガレット

『岩影の方が涼しそうね』


知りませんよ、そんなこんなで岩に向かって歩きだします


グバル

『そういえば、我雪はリアルワールドでは何してたの?』


ガレット

『それ、私も聞きたいわ』


我雪

『私は新聞記者として新聞の記事になるようなネタを探していました』


グバル

『新聞ってなに?』


我雪

『新聞ですか?』


ガレット

『私も知らないわよ』


我雪

『そうですねー、いろいろな人に様々な情報を与える大きな手紙でしょうか?』


我ながらわかりやすいたとえだと思います


グバル

『その内容を考えるのが我雪の仕事なんだね』


我雪

『そんな感じですね』


ガレット

『ねえ?少し疑問なんだけど・・・』


我雪

『ガレットさん、なんですか?』


ガレット

『多くの人に配るのよね?』


我雪

『ええ、そうですね』


何が疑問なのですかね?至って普通の話だと思うのですが・・・





ガレット

『沢山書くの大変じゃない?』


我雪

『はい?』


ガレット

『だって、沢山の情報を紙に書いてたら手が疲れるわよね?』


グバル

『ああ!確かに』


我雪

『何を言ってるのですか?印刷機を使えば簡単ですよ?』


確かに手で書いていたら時間も体力も足りません


ガレット

『いんさつきって何?』


ミラーワールドには印刷機って無いのですか?


ーー基本的に機械は無い


それは不便過ぎますよー


グバル

『僕わかったよ!』


我雪

『グバルさん?』


印刷機はミラーワールドに無かったのでは?


ーー無い


では何故?


グバル

『あれだよね!』


あれ?ですか




グバル

『木の板を彫ってさ、墨をつけて紙でペタッってするやつ』


それは版画ではないですか?


ガレット

『それなら少ない労力ですむわね』


ですから、それは版画ではないですか?


ーーミラーワールドの奴らに印刷機を理解してもらう事は出来ないだろ


ブレイクさん、諦めたら負けですよ


ーー何故こだわる


確かに、理解してもらわなくても支障はありませんね


ーー・・・


我雪

『つまりそういう事です』


グバル

『なるほどねー』


ガレット

『説明がかなり適当ね』


説明は難しいんですよ?特に常識の無い場合


ーーそれはミラーワールドの奴らを全員馬鹿にしているが?


大丈夫です、聞こえる訳では無いのですから


ーーハア・・・


ですから、何故ため息を?

気にしたら負けですね


グバル

『やっと着いたー』


あの大きな岩の所にたどり着きました


ガレット

『岩の後ろでブレイクが倒れてるわよ!?』


グバル

『ええっ!?本当だ!』


我雪

『それはですねー・・・』


グバル

『起きてよ!光術(リターナヒール)


我雪

『理由がありましてー・・・』


ガレット

『黒族の血を用意した方がいいかしら!?』


我雪

『人の話をー・・・』


グバル

『ガレット頼むよ!』


我雪

『聞きなさい!』


ごつん!


ガレット

『キャア!』


グバル

『痛い!』


ガレット

『殴らないでよ・・・』


我雪

『二人とも落ち着きが足りません!冷静になりなさい!』


ーーお前が異常なだけだ


ブレイクさん、黙ってもらえませんか?


ーー・・・


我雪

『いいですか?人を助けたい、救いたいと考えるのは素晴らしい事です。しかし、冷静さを欠いてしまってはろくな行動をとれませんよ、わかりますか?』


グバル

『わかるけど・・・』


ガレット

『限度があるわよ』


我雪

『言い訳はしないで下さい、冷静な判断が大切なのですよ』


グバル

『気をつけるよ』


我雪

『わかればいいのです、貴方達はまだ若い日々向上するのは大切な事です』


ガレット

『私黒族だけど・・・』


我雪

『それでも若いです。事実そうなのでは?』


何となくわかりますよ?


ガレット

『確かにまだあれだけどグバルよりは年上だよ』


グバル

『約一年だけでしょ?』


ガレット

『でも事実よ!』


我雪

『まだ若いですね二人とも、ところで後ろの人はだれです?』


少し前からこっそり私の話を聞いてる人が居るのですよ


ーー気づいていたか


ブレイクさん?当たり前ですよ


????

『すげえな、ばれちまった。お前の話聞いてたけどよくわからねえ』


グバル

『えっ!?』


ガレット

『まさか・・・!』


????

『我雪着いてこいよ!』


誰かさんは鏡を取り出します


プラネン

『俺はセイ・プラネン。さあ!ラストバトルだ!』


プラネンさんは鏡の中に入ってしまいました


行くしかありませんね!


我雪

『グバルさん、ガレットさん、ブレイクさんを頼みましたよ!』



・・・



グバル

『行っちゃったよ』


ガレット

『どうするのよ?』


グバル

『さあ?』

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