しつこいですね
ようやく塔にたどり着きましたが・・・
リロード
『お待ちしていました』
我雪
『確かリロードさん、ですよね?』
リロード
『はい、リロードです』
やっぱりですか、ブレイクさんに変身していましたので印象に残ってましたよ
我雪
『通してくれませんか?』
リロード
『そういう訳にはいきませんが、ブレイクさんは?』
我雪
『いませんよ?』
ーー別に良いが・・・
いや、居ませんから。断じて居ませんから
ーー全否定か
リロード
『貴方一人ならこれで充分ですね』
リロードさんは槍を取り出します、またですか
とりあえず、ブレイクさんの剣とあのナイフを持ちます。何故かあまり重さを感じませんね。
ーー重力の操作をしているからだ
なるほど、だから私にもブレイクさんの剣が持てるのですね
リロード
『何故その剣を!?』
我雪
『えーい』
ブレイクさんの剣でリロードさんを叩きますと?
リロード
『うわああ・・・!』
空遠くへ飛んでいってしまいました。リロードさんは何故変身を使わなかったのでしょうね?
ーーお前に変身しても弱体化するだけだからだ
私の元々の能力は無いですからねー、ブレイクさんに変身すれば重力を操る力を使えるのでは?
ーー俺はあの場に居なかった、変身しないのではなく出来ないのだろ
その場に居る人にしかなれないと言う事ですか?
ーーだろうな
なるほど理解しました
ーーハア・・・
何故私の心の中でまでため息をつくのですか?私何もしていませんよ?
ーー確かに何もしていないが・・・
気にしたら負けです
ーー・・・
塔が目の前にある事ですし入りましょうか
ガチャ
普通に扉は開いてしまいました。セキュリティ大丈夫ですか?
ーーお前な・・・
気にしたら負けです。
中はがらんどうですね、特に何もない岩の塔です。外壁につたっていく螺旋階段ぐらいです。
アーク
『フッフッフッ・・・よくきたな』
我雪
『貴方は』
アーク
『私は謎なので・・・』
我雪
『アークさんですね』
アーク
『少しは空気読んでくれよ』
アークさんは階段を降りてきました。
アーク
『さーて、決着をつけようか』
我雪
『戦うのは嫌いです』
アーク
『言い訳はしらねえよ、火魔法』
火の玉が向かってきました、どうしましょう?
ーー守れ!光術
光のドームが火の玉を防ぎました。ナイスですブレイクさん
アーク
『なんで光術を使うんだよ!?人族だろ?』
我雪
『私は謎だからです』
さーて、頑張ってみましょうか?
ーーハア・・・