ブレイクさんの本当の力
我雪
『ええっ!』
ーー我雪黙れ
そんな事言われましても現状に着いていけません、とりあえず理解出来る事は私の身体が勝手に動いてシードさんやブラスさんと戦っています
ーー充分理解出来てるのだが
我雪?
『・・・調和術』
シード
『なんなのよ・・・』
ブラス
『クッ・・・』
二人は重力に押し潰されています。
動けない二人に対して私の身体はブレイクさんの剣を拾い・・・?
シード
『えっ!?ヤダ・・・』
ブラス
『終わりか・・・』
ザキッ!ザキッ!
二人の首を切り落としました、グロテスクですよ
我雪?
『光術』
鞭で受けた火傷が治っていきます、ブレイクさんはピクリとも動きませんね
ーー当たり前だ
てゆうか、ブレイクさん?
ーーブレイクだ
今の状況について教えて下さい
ーー俺の身体は今使い物にならない
いや、それはわかります
ーー俺の真の力は・・・引き継ぎだ
引き継ぎですか?
ーーお前には俺の心と力を継いでもらった
では、私はブレイクさんの力を使えると?
ーーああ、不本意だが貸してやる
不本意って、もしかしてブレイクさんの心は私の中に入ったままになってしまうのですか?
ーー俺の身体が治ったら戻る、それまで隠しておけ
仕方ないですね、ブレイクさんの身体は・・・そこら辺の岩影に隠して置きましょうか、
ようやく自由に身体が動く様になりましたし、しかし放置して大丈夫ですか?
ーー問題無い、羽族の守りがあるからな
そうですか、では塔にむかいましょうか