情報収集と竜神
レスキル
『アァ?攻めるって言ってもグレンサに行く方法がねえぜ?』
プラネンさんの拠点は世界グレンサなのですが行くための鏡が無いのです
我雪
『キラーさんの(ダークミストアート)があれば行けるのではないですか?』
キラーさんは(ダークミストアート)を使いミラーワールドに来たのですから
ブレイク
『・・・(ダークミストアート)はプラネンによって破壊』
テル
『残念だよねー』
それなら仕方ないですね
クロウ
『待って下さい』
我雪
『クロウさん何ですか?』
クロウ
『最近世界アニュルドに技師が集まって何かを修理しているとカインさんが言ってましたよ?』
レスキル
『あいつなら興味を持つだろうな、ドラゴンのくせに軟弱な』
我雪
『世界アニュルドに行けば何かわかるかも知れないと?』
クロウ
『確証はありませんが』
我雪
『行ってみましょうよ、ブレイクさん、テルさん』
ブレイク
『・・・了解』
テル
『いいよー』
とりあえず、方針は決定しましたね
クロウ
『では、この鏡を使い世界アニュルドへ向かいます』
レスキル
『私はいかねえ』
クロウ
『レスキル様も来て下さい』
レスキル
『・・・ああ鬱だ』
クロウさんは取り出した鏡を持ちレスキルさんに催促します、レスキルさんは観念したのか鏡の中に入っていきました
次にブレイクさん、次にテルさんと鏡の中に入っていきます
次に私が入りますと荒れ地に出ました、何やら上昇気流が強いのか砂埃が舞い上がっています。
スカートの人はこの世界に入らない方が良さそうですねー
クロウ
『みんな集まりましたか?』
最後にクロウさんが現れました。しかし・・・
我雪
『レスキルさんは居ませんよ』
レスキルさんが居ないのですが・・・
クロウ
『・・・気を取り直して。とりあえず、浮遊島にきてもらいます』
クロウさんは空を指差します、その先には島が浮いていました
テル
『あれが浮遊島かー、初めて見たよ』
ブレイク
『・・・テールの集落か』
クロウ
『貴方達にはグランド様に面会してもらいます。とりあえず行きましょうか』
クロウさんやブレイクさん、テルさんは自前の翼を広げますが・・・
我雪
『私飛べませんよー』
クロウ
『わたくしが連れていきますので御安心を』
クロウさんは私を抱き抱え上昇していきますが・・・クロウさんの身体鉄の様に冷たいです
浮遊島に着きますとテールの人々(竜々?)が居ましたよ
クロウ
『この人達は客人だ、今からグランド様の元へ向かう』
クロウさんはそういいますと周りのテールの人々?は気にしないとばかりに退散したようです
道を進んで行きますと立派な石の家?がありました、その近くには二人(竜)のテールが居ますね
???
『話はさっき聞いたよ、それよりさリアルワールドから来たんだって?』
我雪
『はい、そうですよ』
カイン
『俺ねラウル・カインって名前なんだ。よければリアルワールドの技術とか教えてよ!』
????
『うるせえ、カインてめぇはドラゴンのくせに軟弱だ、技術なんかに頼んなよ』
カイン
『何を言うんだブレスト!技術は知識の結晶、俺らテールが思いもつかなかった新しい力の使い方だよ!』
ブレスト
『どーせこの手じゃろくなもん作れねえよ』
カインさんは自身の手を見つめため息をつきます、確かにあの手では無理がありますね
クロウ
『とりあえず、グランド様の元へ向かいますので・・・』
カイン
『わりいな』
ブレスト
『さっさと逝けよ』
ブレストさん?何か違いませんか?
クロウさんに続いて家?の中へ入って行きますと・・・
????
『客人・・・よく来たな』
そこには立派な椅子に座るテールが居たのですが・・・
我雪
『グランドさん・・・ですか?』
グランド
『我がグランドだ。済まないこのような姿で・・・』
グランドさんは椅子に鎖で縛られ手枷足枷をはめられていました。
我雪
『何でこのような?』
グランド
『意思表示だ、我は争う事をしない』
過激な意思表示ですね
ブレイク
『・・・竜神グランドの意思の壁はあらゆる魔法を跳ね返す』
テル
『うわぁ、竜神だ』
竜神?竜の神様ですか!?
グランド
『ただの老いぼれ竜だ、竜神と言われてもな』
しかし、グランドさんからは何やら威圧の様なものを感じるのですよ
グランド
『しかし、人間よ・・・やすやすと竜の巣窟に入り込むとは・・・』
我雪
『グランドさん?』
何かヤバい感じですか?確かに部外者ですからねー
どうしましょうか?
グランド
『対視(竜眼心力)』
グランドさんの瞳が紅く輝き・・・?