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少年ハール

ハール

『トルヴェザ!何千年ぶりかわかんないけど今度こそ好きにさせないよ!操作(腐食宴会)』


地下から沢山の死体が起き上がってきました。グロいですねーゾンビですか?


レスキル

『キャハハ!死体ごときがドラゴンに敵うと思うなよ!』


レスキルさんは素早い動きでゾンビを切り裂いていきますが、如何せん数が多過ぎです。


ハール

『じゃあさこれは?操作(生命裂断)』


ドカーン!!


レスキル

『うわっ!』


レスキルさんの近くに居た一体のゾンビは爆発してしまいました。レスキルさんは無事みたいですね


ハール

『死体の中に残ってる生命エネルギーを爆発のエネルギーに変換したのさ!どうするの?』


周りはゾンビに囲まれています、一気に爆発したら私は無事では済まないですね


レスキル

『チィッ!(テールブレス)


レスキルさんはブレスを放ちゾンビを焼き尽くしますが、何か苦しそうですね


我雪

『レスキルさん大丈夫ですか?』


レスキル

『ゴホッ!ゴホッ!・・・大丈夫だ』


どう見ても苦しそうです


ハール

『もうブレスは撃てないね、操作(死霊肉壁)』


地下から更にゾンビが現れてレスキルさんにたかっています


レスキル

『うわっ!やめろー・・・』


レスキルさんは死体の中に埋まってしまいました。何か臭そうですね・・・


ハール

『これでレスキルは出られないね、我雪君は吸血鬼って知ってる?』


ハールさんはニヤリと笑いまして、自身の長い犬歯を指差します


我雪

『もしかしてハールさんは吸血鬼ですか?』


ハール

『実際はエレイア島民族、パラレルワールドの他の位置に立つ種族だけど、吸血鬼でいいよ』


パラレルワールドですか?違う世界でしょうか?


我雪

『さて、どうしましょうか?』


ハール

『我雪君にはこの僕、エレイア・ハールの忠実な死体になってもらうよ?』


そう言いますとハールさんは私に噛み付いて来ようとしました


我雪

『死体になるのは嫌です、微力ながらも抵抗させていただきます』


ハール

『ええっ?吸血鬼の話は知ってるでしょ?』


我雪

『ええ、知っています。ですが貴方が吸血鬼なら死体など使わずにもどうにかなるのでは?』


吸血鬼は怪力の持ち主だと言いますしねー


ハール

『ええっ!?操作(腐食・・・』


我雪

『させません!』


ハールさんに脚払いします


バキッ!


ハールさんの左足はあらぬ方向へと曲がっています、払って転ばせようとしただけですよ?


ハール

『うわぁぁぁ!!足がー!足がーー!!!』


我雪

『もしかして、私に何か強靭的な力が?』


よくあるじゃないですか、そんな小説が


???

『そんな訳あるはず無いですよ、エレイア島民族は他人を操作する事に長けていまして自身の身体能力は並み以下なんですよ』


我雪

『ですよねー、ところで誰ですか?』


急に現れた神子さんみたいな人、私は知りませんよ?


ロット

『申し訳ありません、私はヘラ・ロット、トルヴェザ様に仕える者です』


我雪

『私は尾是我雪です、はじめましてロットさん』


ロット

『そんな事より早くハールを捕まえなければ!』


ハール

『邪魔しないでよ!みんなトルヴェザが悪いんだ!操作(腐食宴会)』


また死体ですか?


ロット

『させません!トルヴェザ様、御力を!神力(クロスエリア)


ゾンビ達は動きを止めてしまいました


ハール

『僕は絶対に諦めないよ!トルヴェザの飼い犬め!!』


ロット

『トルヴェザ様は慈悲深い、貴方を殺す事はしませんから安心して下さいね、神力(トルヴェザクロス)


ロットさんの手元に何やら十字架が現れました


ハール

『まだ方法はあるんだよ!世界(レキシの不可逆)』


ハールさんは消えてしまいましたよ?


ロット

『世界に干渉して元々ここにハールは来なかった事にしたのですよ、全く厄介です』


そういいますとロットさんも消えてしまいました


我雪

『レスキルさん大丈夫ですか?』


レスキル

『一応大丈夫だぜ・・・』


ようやくレスキルさんは死体の山から這い出して来ました


我雪

『一見落着で・・・』


クロウ

『何処に行っていたのですか!レスキル様!!』


我雪

『では無かったようですね』


レスキル

『別に良いじゃねえか』


クロウ

『よくありません!わたくしがどれだけ探したと思っているのですか!そもそもレスキル様には周りを考えると言う事が出来ないのですか!?自分勝手な行動は謹んで下さいとあれ程言いましたのにそれでも直らないレスキル様の品性が疑われますぞ!何時になればおしとやかになられるかわたくし心配で心配でなりません、高笑いもお止め下さいよわたくしもいい加減怒りますよ?貴方には様々なものが足りないのですが、品性に次ぎ常識も・・・・・』


クロウさんは話が長すぎますよ


おや?村の方から誰かが走ってきます、あれはブレイクさんとテルさんですね、どうしたのでしょうか?


テル

『やっと見つけたよ!いまこの世界が大変な事に・・・!』


ガラガラー!!


遠くの方で大きな音がしたと思いましたら、村の大きな塔が崩れ落ちていきました・・・


ブレイク

『・・・迂闊だ』


テル

『次の標的はロウティバの村だよ!!』


ロウティバの村ですか・・・私はどうすれば良いのでしょうか・・・??



見捨てるなんてできませんよね?


我雪

『ブレイクさん、助けるにはどうすれば良いですか?』


ブレイク

『・・・攻められては守りきる事は不可』


我雪

『攻められる前に攻めてしまおうと言う事ですか』


上手くいけば良いですが・・・とりあえず、行動するしかありませんよね?

頑張ってみましょうか!

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