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闇と男  作者: たけっちー
1/1

第二話、思い出

女の娘

「…ありがとっ。」

女の娘は目のすぐ横の涙を手で拭った。      田代(そんなに大切なものなのかな?)

「その下敷きって、どんなやつ?」

  田代は耳をほじりながら言った。         女の娘

「…ピンクの、スケルトンの下敷きで、友達の寄せ書きがいっぱい書かれてある。」

       田代

「へぇー。」

    田代はテキトーにうなずいた。          田代

「どこで落としたの?。」

          田代はフツーに聞いた。 女の娘

「…分かんないよ。」

           田代

「じゃあ、今日はどこに行った?。」

     田代はうつむいたまま言った。          女の娘

「…えっと、この道を通って図書館に行ったの。」

          田代

「…じゃあオレはこの道を通って、図書館の方探してくる。」

      そう言って田代は図書館への道を歩いていった。

  ・・・・・       ずいぶん下敷きを探しただろうか、辺りはすっかり暗くなっていた。

そして田代が自分の時計を見てみると、8:53と示していた。

  田代(やっべー、渡鬼始まっちゃうよー。

)    田代はそう思い、図書館にきた道を走った。ちなみに田代の家から図書館は、歩いて十分ほどの距離である。                       女の娘(…もうこんな時間。あの人まだ探してくれてんのかな?もう二時間は経ってるよ。)      女の娘はまだ下敷きをあきらめ切れず、公園の茂みなどを探している。    田代

「どぉ、見つかんない?。」

         女の娘が真剣に探していると、向こうから田代が自分のケツをかきながらこっちへ向かって来た。    女の娘

「うん…。こんな時間までありがとっ。あとは私一人で探すから…。」

 そう言って女の娘はまた茂みを探しはじめた。   田代

「…いいじゃん。」

 女の娘

「えっ…。」

   田代のつぶやきが女の娘の耳に入り、女の娘は少し動きが止まった。     田代

「別にいいじゃん。そんなもん無くたって。必死こいて探すもんじゃねぇだろ?。」

        田代はつっけんどんに言った。」

         女の娘

「どうして……。」

女の娘は弱々しくつぶやいた。

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